2017/06/27

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FXでよく見るクロス円とは?特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説!

FXでよく見るクロス円とは?特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説!

クロス円とは?

この記事をご覧になっている方は、FXを今から始める、もしくはFXを始めたけどまだ初心者という方がほとんどなのではないでしょうか。

FXには学ばなければならないことがたくさんありますが、雑誌や情報サイトをのぞいていると、時々わからない言葉が羅列されてますよね。
このようなわからない言葉を覚えていかないと、正確な情報を入手できないばかりか、何をいっているのかわからなくなってしまいます。


そこで今回この記事では、「FXのサイトやブログで見るクロス円ってなに?分かりやすく解説します!」についてわかりやすく話していきたいと思います。

 

まず最初に話をしていきたいのは、そもそもクロス円とは何なのかということについてです。

クロス円とは、ドル円以外の外貨と円のペアのことです。ドル円、ユーロ円、ポンド円などは全てクロス円ということになります。

クロス円の特徴について

FXでよく見るクロス円とは?特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説!

クロス円は実需のない通貨である

まず話しておきたいのは、クロス円は実需ではないということです。

クロス円というのは、架空通貨ですから特定の人間だけが取引するものになります。
さらに、元々のドル円と各通貨×ドルの掛け合わせですから様々な要因で価格が形成されるという極めて特殊な通貨ペアということなのです。
 

掛け合わせた通貨の為複数の通貨の影響を受けやすい

クロス円というのはあらゆる通貨の掛け合わせになります。
そのため色々な通貨の影響を受けてしまうのは当然のことになります。

ユーロ円を例にしますと、ユーロドルでユーロが原因で上昇する場合にはユーロ円も単純に上昇することになります。
もちろんその逆も然りになり、ユーロが原因で下降する場合は、ユーロ円も単純に下降することになります。

しかし、ユーロドルでドルが買われ下落したものの、ドル円でドルが買われてドル円が上昇する場合は完全に2つの通貨ペアの動きが逆さまになるので、ユーロ円がどちらについて行くことになるのかは相場を見てからでないと予測できないという状況が生まれてしまいます。


初心者まずドルストレートから取引を!

色々とクロス円について話をしてきましたが、初心者の人はまずドルストレート、ドル円やユーロドルなど動きが想定しやすいものをベースにして売買する事を強くお勧めします。

最初から流通量の少ない通貨や、動きが特殊な通貨を扱うと、損をする可能性が大きくなります。
このような通貨は大きな相場の流れを起こしやすく、大きな利益を得られるか、大きな損失を被るかは紙一重になります。

まずは基本的な通貨の動きをする、ドル円やユーロ円といったメジャーな流通量の多い通貨を扱い、勉強をしていくことをお勧めします。

 

クロス円とドルストレートの違いとは?

FXでよく見るクロス円とは?特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説!

クロス円は3通貨でドルストレートは2通貨

続いてはクロス円は3通貨そしてドルストレートは2通貨の力関係で動くことを見ていきましょう。

簡単に話をしますと、ユーロドルなどのストレート通貨は、2国間の力関係でおおよその為替の流れが決まってくるのです。

1つ例をあげましょう。
米国の経済の好調さを示す経済指標が発表された時、ドル高ユーロ安(ユーロドルは下降)に相場は向かう傾向が強いです。逆の場合(米国の経済の低調さが明るみに出た場合など)は、ドル安ユーロ高(ユーロドル上昇)ですね。

このようにストレート通貨は、2国間での力比べで相場の向きが決まるため、非常に値動きが読みやすい通貨と言えるでしょう。

しかし、クロス円通貨は話が違ってきます。
間にドルという通貨が絡むため、3国間での力比べになり考え方が少し面倒になります。

 

日本のFX初心者の多くは、ドル円から取引を始め、次いで損益勘定のしやすさからか、ユーロ円やポンド円、豪ドル円といったクロス円通貨ペアでの取引を好む傾向にあります。
ですが、実はクロス円通貨のレート予測は、ストレート通貨のそれよりも複雑であることが多いので注意が必要です。


クロス円通貨よりもドルストレート通貨の方が勝てる?

上記での話をまとめると、ドルストレードの方が利益をあげやすそうに見えませんか?
勝率をあげやすそうに見えますが、実はそうではないのです。

先ほども話をした通り、ドル円という通貨ペアが値動きが小さく、ほとんど動きません。
つまり相場の状況においては、決してクロス円通貨よりもストレート通貨のほうが利益が出やすいという訳ではないのです。
何故なら動かないということは、その分利益をあげるタイミングを逸してしまうということなのですから。


クロス円とドルストレート通貨どっちが予測しやすい?

クロス円とドルストレート通貨どっちが予測しやすい?

このような疑問には、予測のしやすさといったら、先ほど話をした通りストレート通貨のほうが予測しやすい可能性が高いです。

しかし、ドル円と似たような動きをし、尚且つボラティリティが高いクロス円のほうが予測もしやすく利益も出しやすいという意見も中にはあります。

つまりどちらが予測しやすいかは、完全にトレーダーの感覚に委ねられてしまいます。

 

ストレートをメインにするか、もしくはクロス円をメインいするかは、実際に試してみて予想しやすそうな方にするのがいいと感じます。

FXでクロス円を利用するメリットとデメリットとは?

FXでよく見るクロス円とは?特徴からメリット・デメリットまで詳しく解説!

クロス円を利用するメリット

最後にクロス円のメリットデメリットについて触れていきたいと思います。

まずはメリットなのですが、1つには基軸通貨の米ドルからの他国通貨の購入になるので米ドルが急激な変動はするようなものではないので安心して取引が出来ることです。

ドルは流通量が非常に多く、動かすにはそれなりの労力が必要になります。つまりちょっとやそっとのことでは、相場が大きく動くことがなく大きな損失を出しにくいということになります。


また各国がアメリカのリーマンショックを機に日本の円を買い占めるようになってしまい円高になってしまったのもあげられます。
つまり大きな動きが非常に読みやすいとうことなのです。
 

クロス円を利用するデメリット

最後にデメリットになりますが、これはとてもシンプルで他国の通貨の購入といっても結局は間でアメリカ米ドルが介入されてしまうので、アメリカ米ドルの状況に左右をされてしまうことになります。
 

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