貯金できる人と貯金ができない人の違いって?
貯金をしようと3日前には決意したはずなのに、気付いたら終わってた……あれれ?
という経験、誰しも一度くらいはあるのではないでしょうか。
一度までならまだしも何度やっても貯金ができないとなると、もしかするとあなたは「貯金ができない病」にかかってしまっているのかもしれません。
ゴールデンウィークも過ぎ去ってしまった今、銀行口座やお財布の中身を見てため息……貯金しなきゃなぁ……と決意を新たにする方もいらっしゃるでしょう。
そこで、今回は貯金ができない病にかかるどころか、バッチリ貯金を成功させる方法についてまとめてみました!
貯金ができない自覚がある人もない人も、どんな人でも貯金を成功させる方法を明かしていますので、ぜひとも読むだけでなく、行動してみてくださいね!
あなたは当てはまる?貯金ができない人の3つの特徴
「貯金ができない病」にかかる人には、ある3つの共通点が見られます。
貯金がなかなか成功しない……とお悩みなら、一度チェックしてみてください。
もしかしたら、あなたも立派な貯金ができない病患者かもしれません。
共通点①:生活費の「あまり」を貯金に回そうとする
「貯金ができない病」にかかる人は、余ったお金を貯金に回そうとしがちです。
多くの場合、この方法をとると結果的にお金が残らなくていつまでたっても貯金が始まらない……ということが往々にしてあります。
貯金をするならまず覚えておきたい鉄則として、「貯金する分のお金は最初からなかった事にする」ということがあります。
つまり、お給料が入ったら真っ先に貯金する分のお金を別の銀行口座に移し替え、生活費用の口座からは「見えないようにする」のです。
こうすれば、たとえ生活費用の口座のお金を諸事情で使い切ってしまったとしても、貯金用口座にはしっかりとお金が残りますから、おろして使わない限りは貯金に成功した、と言えますよね。
また、家計の中には「固定費」と「変動費」という考え方があります。
どちらも言葉通りの意味ではありますが、「固定費」は家賃や保険料、通信費といった<毎月一定額の支出が必ず発生するもの>、「変動費」は公共料金や食費、趣味費といった<季節や月によって大きく変動するもの>という分け方です。
つまり、貯蓄分を引いたら後は全て自由に使っていいお金なんだ!というわけではなく、固定費と貯蓄分を抜いた分が使えるお金、ということですね。
ですから、まずは「収入−(固定費+貯蓄分)=使えるお金」という意識をしっかりと身につけましょう。
共通点②:家計管理ができていないため、支出先が自分でもわかっていない
貯金を行うにあたっては、まず「どれだけのお金を貯金に回す事ができるのか」を考えなければなりません。
貯金に回す事ができるお金は、家計管理さえしっかりできていれば自ずとわかるものですが、「貯金ができない病」の人はこの家計管理ができていないことが多いものです。
家計の管理ができていないという事は、すなわち「自分は何にどれだけのお金を使っているのか」ということすら把握できてないことになります。
これではいくら貯金を始めたところで、出費が減らなければ効果がないばかりか、せっかく貯金に回した分まで結局使ってしまう……なんてことにもなりかねません。
この症状を脱却するには、家計簿を付けることが一番の解決策ですが、いきなり1円単位できっちりつける事は難しいですよね。
ですからまずは、100円単位のざっくりした支出管理をしてみるといいでしょう。
共通点③:無理な方法や目標もなしに貯金しようとする
とにかくいっぱい貯金するぞ!と決めたはいいものの、月5万とか6万といった大きな貯金は、家計への負荷が大きすぎてなかなか続きません。
また、「みんな貯金してるみたいだし、自分もやらないとなぁ……」といった漠然とした理由で始めると、どうしても貯金は続きにくいと言えるでしょう。
多くの貯金ができない病の患者さんは、上記のような「無理しすぎた貯金額」や「特にない目標」を掲げがちです。
貯金を続けるには、「無理なく、楽しく」が鉄則です。
たとえば手取り20万円の一人暮らしサラリーマンの人がいたとしましょう。
この人が月7万円を貯金して、残りの13万円で生活をするとなると、かなりカツカツの生活をする羽目になります。
これを月2万円の貯金と、18万円の生活費、という配分にすれば、無理がないばかりか、趣味や娯楽にお金を回す事も十分可能です。
また、貯金は苦行である、と考えてしまうと嫌だなぁ……と思ってしまいますが、「15万円の貯金を達成したら、ずっと欲しかったあのゲームを買おう!」といった具体的な目標とそれに対する評価やごほうびを自分で決めると、毎月の貯金が逆に楽しみになりますよね。
「貯金ができない病」を脱却するためには、まずは「無理のない月あたりの貯金額」と「具体的な目標と達成時の報酬」を決めてみてください。
どんなにズボラでもカンタンに貯金体質になれる3つの方法
「貯金」というと、「生活を切り詰めてやるんでしょ……?」「コツコツ続けるの、苦手なのよね……」と、なにがしかのネガティブな感想を持たれがちです。
しかし、実際には生活を切り詰めなくても、またコツコツと面倒な行為をしなくても、貯金はできるものなのです!
そこで、どんなズボラな人でも必ず貯金ができる3つの貯金術を紹介していきましょう。
ズボラ貯金術その1:積立預金
銀行口座の設定さえ行えば誰でも貯金ができる方法、それが「積立預金」です。
積立預金とは、「毎月、設定した一定額を積立預金用口座に移し替えてくれる」という預金方法です。
たとえば「毎月2万円を積み立てる」という設定をすると、半年後には12万円、1年もすると24万円も貯金することができます。
設定さえしておけば解除の申請をしない限りは毎月自動的に一定額を積み立ててくれますし、振替日も自分で指定できますから、「給料日の翌日に積み立てる」という設定をしておけば、「うっかり貯金に回す分を使ってしまったー!」ということも防げます。
しかも、積立預金に預けた分は「定期預金」として扱われますから、このお金を使うにはまず定期の解約を行う必要があります。
となると、「解約するのめんどくさいなぁ……後でいいや」と思ってしまうズボラさんにとっては、放っておけばおくほど貯金がどんどん貯まるわけです。
ズボラの、ズボラによる、ズボラのための貯金方法。
それこそが積立預金と言っても過言ではないのかもしれません。
ズボラ貯金術その2:500円玉貯金
数ある貯金方法のなかでもメジャーなもの、それが500円玉貯金ではないでしょうか。
実はこの500円玉貯金、ルールさえちゃんと守れば結構貯まるのです。
守るべきルールとは、以下の2つです。
- 小銭のやり繰りなどでできる範囲で500円玉を作る
- 500円玉を入れる貯金箱は、最初は小さいものを使う
たとえば、500円玉をもらうためにどんな支払でもお札を使って支払を行おうとしたり、必要の無いものを買ってしまうのでは本末転倒。
小銭で調整すれば500円玉が作れそうなときや、たまたま小銭がなくてお札で払ったとき、といった「偶然入手した500円玉」を貯金に回す事が500円玉貯金の大事なルールです。
また、500円玉を貯める貯金箱が最初から大きすぎると、「なかなか貯まらないなぁ……意味あるのかなぁ……」と思ってしまい、なかなか続けることが難しくなってしまいますよね。
最初のうちはお菓子の缶などの小さめのものを使うと、「おっ、貯まってきたなー!」という実感を得やすく、結果的に成功しやすくなります。
ズボラ貯金術その3:小銭貯金
上記の貯金方法を見て、「500円玉とか、そもそもそんなにできないよね?」と思う方も、もちろんいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなあなたには、小銭貯金がおススメです。
500円玉貯金も小銭貯金の一種ではありますが、この場合は「100円玉だろうが1円玉だろうが全ての小銭を貯金に回す」ということ。
たとえば、お札しか持っていない時にランチ代として900円を払い、晩酌用のお酒とおつまみに300円を払ったとします。
ランチ代を千円札で払ってお釣は100円、お酒とおつまみ代も小銭が足りないため千円札で払って700円のお釣をもらった事になりますから、小銭の総額は800円です。
このじゃらじゃらしている800円を家に帰ったら全て貯金箱にポイッ、とするのが小銭貯金です。
支払は普通にお札で行い、あとは家に帰ったと同時に財布の中身を開けるだけなので、特別何かに気をつける必要はありません。
これも、ズボラさん向けの貯金術と言えるでしょう。
貯金の方法を見直したら、節約も考えよう!
貯金はそれ単体でも効果がありますが、ここはやはり「節約」と組み合わせる事で、さらに貯蓄スピードを速める事ができます。
現在の生活では2万円の貯金が適正だったとしても、節約をして無駄を排除すれば月3万円の貯金でも問題なくなるかもしれませんよね。
そうすれば年間で36万円と、2万円の時に比べて12万円プラスにすることができます。
そこで、最低限しておいたほうがいい節約の取り組みを紹介します。
家計簿は必ず付けるべし!この時代は便利なスマホ家計簿がおススメです。
「貯金ができない病」でも触れましたが、やはり家計簿を付けることが貯金をさらに貯めるにはうってつけです。
100円単位のざっくりした支出管理でもしないよりはマシではありますが、最近ではスマートフォンで使える家計簿アプリが数多く登場しています。
アプリであれば、スマホでレシートを撮影すれば内容を自動で読み取ってくれたり、クレジットカードや銀行口座の情報と紐づけることによって、家計にまつわる情報を自動で集計してくれます。
また、スマートフォンなら気がついた時にいつでも情報を見れますから、「今月は使いすぎてるから、節制しよう……」という振り返りもしやすくなります。
電卓も鉛筆もノートも必要ない家計簿アプリ、ズボラな人もそうでない人も、貯金をするなら必需品と言えそうです。
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ズボラさんでもやれば必ず削減できる節約費目、それは「固定費」と「公共料金費」!
家計簿をつけ始めたら、次は費用を削減する費目を決めましょう。
特に効果があるのは、固定費と公共料金費です。
固定費:一度見直せばほっとくだけでムダがどんどん削減されていく!
固定費とは、家賃や保険料、通信費など、毎月の出費が一定額になる支払項目です。
この項目は、一度見なおして減らしてしまえばそのままの金額を維持できるため、毎日の手間がない割には効果が抜群なのです。
たとえば、これまで保険料が8,000円だったとして、見直しをした結果7,000円に削減することができたとしましょう。
保険料は毎月支払うものですので、月間ではたった1,000円の差だったとしても、年間で見ると12,000円とそれなりに大きなお金が残ることになります。
これは保険料だけでなく、家賃や通信費でも同じことが言えます。
「固定費」に分類されるものを見直していくことによって、それぞれがたった500円や1,000円の削減量だったとしても、全体で見れば大きくムダをカットすることができるのです。
公共料金費:毎日使うからこそ、チェックしておきたいムダの温床。
公共料金費とは、主にガス・水道・電気といった光熱費にあたります。
これらのものは、生活していれば必ず発生する費目ですよね。
たとえばガス代。
ガスには都市ガスとプロパンガス(LPガス)の2種類がありますが、実は節約という面から見ると、都市ガスのほうが圧倒的に安く済むことをご存知でしょうか?
というのも、プロパンガスは都市ガスと違い、屋外に取り付けられたガスボンベを利用してガスを使います。
このガスボンベが空になってしまったらガスは使えなくなってしまいますし、ちょっとどころではなく困りますよね。
そのため、プロパンガスは定期的に交換をする必要が生じますから、人件費や輸送費といったコストが上乗せされてしまうのです。
このプロパンガスの節約をするには、お風呂なら節水シャワーヘッドを使ったり、湯船に張るお湯の量を減らしたり……といったようなこまごました取り組みを行うことが近道です。
「そんな面倒なことしたくない!」という場合は、家賃という固定費の削減と合わせて、都市ガスの使える物件に引っ越しを検討してみましょう。
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貯金ができない病は心がけと行動1つで治せる!
いかがでしたでしょうか?
「貯金ができない病」は誰にでも起こりうるものですが、
- 貯金をする分は生活費から先に引いておく
- 簡単でもいいので支出管理をするようにする
- 目標金額や貯金の目的、成功したときのご褒美を決める
という3つの方法を実践するだけで、この厄介な病は克服することができます。
さらにどんなにズボラでもできる3つの貯金術なら、さらに貯金の成功率はぐっと上がります。
特に積立預金は一度設定をすれば自ら止めない限りは自動的に貯金をどんどん貯めていってくれますから、働いている方ならうってつけの方法です。
とはいえ、「貯金ができない病」の本質とは「やってみたいけど、設定は後ででいいやー……」といった「メンドクサイ」感情ではないでしょうか。
貯金ができない病を治すには、行動あるのみ!です。
「明日から・あとで・こんど」と言わず、今日から貯金へ向けた行動を始めてみませんか?
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