2020/07/08

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はじめての投資でおすすめしたいのはこの2つ!【初心者向け】

「銀行にお金を預けているけど、金利がほとんどつかない…」

「投資してみたいけど、最初は何がいいんだろう?」

このように投資に興味はあるけど、何から始めたら良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回ははじめて投資する方に人気の高い「投資信託」と「株式投資」の2つの投資について紹介します!

最後には、はじめて投資する方が特に気を付けたいポイントも解説しています。ぜひ最後までご覧ください!

早く始めた人ほど得をする!初めての投資のススメ

投資信託とは?

まず、はじめての投資でおすすめなのが「投資信託」です。

投資信託とは、「投資家から集めたお金を投資の専門家が代行して運用し、その運用結果が投資家に還元される金融商品」のことを言います。

つまり、投資信託は「投資の代行業」です。

投資信託は、さまざまな銘柄の金融商品が組み合わさって1つの投資信託となります。

<投資信託で組み合わされる金融商品の一例>

・株式
・債券
・不動産  など

例えば、投資信託で有名な「レオス-ひふみプラス」は、国内の株式に限らず海外の株式なども組み合わさって構成されています。

このように、投資信託はさまざまな銘柄の金融商品を組み合わせ、1つのパッケージとして投資家に販売されます。

投資信託はこんな方におすすめ!

投資信託は次のような方におすすめです!

投資経験が少ない方や普段忙しい方

投資信託は投資家から預かったお金を、プロの運用会社が責任持って運用してくれます。そのため、投資の知識が浅い方でもプロレベルの資産運用が可能になります

また、投資信託は株やFXと違い、常にパソコンの画面に張り付いてる必要はありません。資産を預けるだけなので、仕事や家事をしている間にプロが運用してくれます。そのため、普段忙しい方にも向いている投資の方法です。

あまりリスクを取りたくない

リスクをできる限り減らすためには、リスクを分散させる「分散投資」が不可欠です。逆に1つの金融商品に資産が集中してしまうと、全てのリスクが1つに集中してしまいます。

その点で、投資信託はさまざまな銘柄が組み合わさっているので、投資信託自体が分散投資になります。そのため、投資信託の中の1つの銘柄が値下がりしても、投資信託全体の価格が急落することはほとんどありません。

なるべくリスクを取らずに投資したい方に、投資信託は向いています。

投資信託の注意点

投資信託の注意点は次の通りです。

預金と違い資産が減る可能性もある

銀行に預ける預金とは違い、資産が減るリスクがあります

例えば、購入時の価格よりも売却時の価格が下回っていれば、その分が損失になってしまいます。

投資信託は基本的に元本保証ではありません。損失を増やさないためにも、正しい知識で運用する能力が求められます。

投資信託を自分で選ぶ必要がある

投資信託はプロが運用してくれるとはいえ、最終的に投資信託を選ぶのは自分です。投資の知識が浅くても、最後は自分で投資先を決める必要があります。

投資信託の中には、運用成績が悪いものや手数料が相場よりも高いものも混ざっています。

そのため、運用成績の良い投資信託を自分で見極める能力が求められます。

株式投資とは?

投資信託に続いて、投資がはじめての方におすすめなのが「株式投資」です。

株式投資とは、会社が発行する株式を投資家の間で売買する投資のことです。

上場した会社の株式が、証券取引所で頻繁に売買されます。

そもそも、会社が株式を発行する目的は資金調達のためです。

株式は債券(会社が発行する借用書)とは違い、調達した資金を返済する義務はありません。その分、株式を保有する投資家はその会社の利益の一部を分けて貰うことや、会社の経営に参加することが可能になります。

株価はどうやって決まるの?

証券取引所で取引される株価(1株当たりの株式の値段)は、投資家間の需要と供給によって決まります

例えば、A社の株式を買いたい投資家が増えれば株価は上がり、逆に売りたい投資家が増えれば株価は下がります。

これは、私たちの生活と同じイメージです。

例えば、店で売っているリンゴが1個100円で売られていたとします。

このリンゴを買いたい人が増えれば、リンゴの値段は1個200円、300円と上がっていくでしょう。逆にリンゴを買う人が全然いなければ、1個50円と下がっていくことになります。

このように、株価は投資家間の需要と供給で決まるので、株式投資は需給の見極めがポイントです。

株式投資はこんな方におすすめ!

株式投資は次のような方におすすめです!

投資でたくさん儲けたい

株式投資は、投資信託と比べて大きな利益が出やすい特徴があります。

例えば株価2,000円の時に株を100株購入し、株価2,500円の時に売却すると50,000円の利益になります。

株式投資は投資信託とは違い、1日に何度も値動きを繰り返します。

例えば、一般的に会社の業績が良くなると株価が上昇する傾向にあるので、それを見定めて株を購入すると大きく儲けを出すことも可能です。

大きく利益を出したい投資家には、おすすめの投資です。

株主優待で貴重なものがほしい

みなさんは「株主優待」という言葉を、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

会社の株式を一定以上保有していると、「株主優待」を受けられます。

株主優待とは、会社が株主向けのいわば”おもてなし”です。

例えば、オリエンタルランド(ディズニーリゾートの運営会社)の株式を100株以上保有すれば、株主用のパスポートを受取ることができます※。

株主優待は、株式投資の面白さの1つです。それぞれの会社が趣向を凝らして行う株主優待は、投資家にとって魅力的なものばかりです

※2020年7月7日時点

株式投資の注意点

株式投資の注意点を解説します。

大きく損をする可能性がある

株式投資のメリットで「大きく利益が出る可能性がある」と紹介しましたが、反面「大きく損をする可能性がある」とも言えます。

例えば株価2,000円の 株式を100株購入して、株価1,500円の時に売却すると50,000円の損失になります。

株式投資では一瞬で大きな損失が出る可能性があります。損失を広げないためにも、慎重に投資することが求められます。

初期投資が高い

株式投資は、投資信託や債券と比べて初期投資が高いことがデメリットです。株式投資には購入株数の単位(単元株)が決められており、一般的に最低100株単位で購入する必要があります

例えば、2020年7月7日時点のNTTドコモの株価は2897.5円(単元株:100株)でした。つまり、NTTドコモの株を買うには最低でも289,750円が必要になります。

株式投資は初期投資が高いため、投資資金が少ない方には向いていない短所があります。

ただし、単元株に満たなくても株を購入できる「単元未満株」もありますので、資金が少ない方にはこちらを使うと良いでしょう。

はじめての投資で気を付けたい3つのポイント

はじめての投資で気を付けたい3つのポイントを紹介します。

初心者の方が陥りやすい事例を中心に紹介しています!

①分散投資が鉄則

はじめての投資では、分散投資が鉄則です。分散投資とは、リスクを1つに集中させるのでなく、分散させる投資方法を言います。

リスクを分散させることで、たとえ1つの銘柄が大損しても他の資産を守ることができます

一口に分散投資と言っても、さまざまな分散投資の手法があります。

以下の図は、分散投資の一例です。

<分散投資の方法一例>

分散投資の方法

地域で分散する

国内と外国の債券を組み合わせる など

資産で分散する

株式と債券をバランスよく組み合わせる など

時間で分散する

株式を3回に分けて購入する など

例えば、投資信託を時間で分散する方法として、何度も同じ金額で分けて投資する「ドル・コスト平均法」という方法があります。

ドル・コスト平均法は定期的に同じ金額で投資する投資法のことです。定期的に同じ金額で購入するので、基準価額が安い時には多く投資信託を購入し、基準価額が高い時には購入数が少なくなります。これを繰り返すことで基準価額が平均化され、高値で投資信託を購入するリスクを回避しやすくなるというわけです。

はじめて投資をする方は、リスクを分散する分散投資が鉄則です。

②目標や計画を立てない

投資で失敗する人の多くが、目標や計画、反省までしていないことが多いです。

しかし、投資で成長するためには、投資する前に目標・計画をしっかりと立てることが必要です。

投資の目標や計画をしっかり立てている人は、1つひとつの値動きに左右されずに、冷静に投資判断することができます。

以下の図では、投資の時に考えたい目標や計画などをまとめています。

<投資での目標・計画・反省のやり方>

目標金額はいくらか?

目標の金額を決めます。

(例.株価が2万円になったら売る)

なぜその投資を選んだのか?

投資先を選んだ理由を明らかにします。

(例.株価が上昇傾向にあるから) 

いくらまで下がったら損切りするのか?

損失がいくらになったら手放すのかを決めます。損失を広げないためにも、この「損切り」がとても重要になります。

(例.投資信託の基準価額が2万円以下になったら手放す)

なぜ利益(損失)が出たのか?

なぜ利益(損失)が出たのかを分析します。

(例.株価が上昇傾向にあり、上手く波に乗れたから利益が出た)

次はどんな戦略で投資するのか?

反省点を踏まえ、次はどんなやり方で投資するのかを考えます。

(例.投資信託の基準価額が下落している時には購入を避ける)

はじめのうちは、計画や目標は正確でなくても構いません。自分なりに目標を定めて投資計画を立て、その結果を分析し次の投資に活かす流れを作れば、投資の自己判断能力を身につけることができます。

③「周りに勧められたから」で買わない

投資初心者の方が良く陥りやすいのが、「周りに勧められたから」と自分の意思を無視して投資先を決めるケースです。

投資で成長したい時には、「自分で投資先を決める」ことが不可欠です。

なぜなら、自分で決めて投資をしないと、いつまでも投資の成功と失敗の要因が分からないままだからです。

世の名には、投資に関するさまざな情報があふれています。

例えば、

「テレビで〇〇社の株式がおすすめだと紹介された」

「ネットで△△の投資信託は買うべきと書いてあった」

「友達にこの投資をおすすめされた」 など

しかし、残念なことに、中には誤っている情報がまぎれていることもあります。

そのため、投資で成長するには、自分で情報を調べて、目的にあった投資先を自分で決めることが不可欠です。自ら選択して決めて投資すると、成功や失敗の原因は自分の中にあるので、反省してより成長しやすくなります。反面、「友達に勧められたから」だと、原因は友達にあるのでいつまでも成長できません。

最初は失敗することもたくさんありますが、自分で決めて投資した経験は大きな資産になっていきます。

まずは投資を始めてみよう!

ここまで、投資信託と株式投資の特徴について紹介してきました。

しかし、投資は実際にやってみないと分かりません。大切なのは、一度は自分でやってみることです。成功や失敗の経験をたくさん積み重ね、だんだん”勝てる投資家”に成長していくことが望ましいですね。

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