賞味期限が切れそうなパンは冷凍しておくのがベスト!
菓子パンや食パンを大量に購入ということは、そうそうあることではないかもしれませんが、セールだからいっぱい買ったとか、たくさんおすそ分けをもらったとか、はたまた自分でたくさん自家製パンを焼いたという場合もあるかもしれません。
ですがいずれの場合でも、残さずきれいに食べきることがきれば、それはそれでいいのですが、残ってしまったという場合には、どうしようか途方に暮れるのではないでしょうか。
またパンというは、さして日持ちのする食品ではありません。
まして手作りパンになると、なるべく早く食べないと気が付いたら「カビ」なんてことにもなりかねないのです。
では、この購入したり頂いたりしたパンを無駄にしないためには、どのような保存をすれば無駄にすることなく、最後までおいしく食べる事が出来るのでしょうか。
意外と見落としがちな、パンの美味しい保存法を探ってみようと思います。
パンを冷凍するときは、「できるだけ空気を抜く」ことが大事!
1.食べるサイズに切って保存!
パンを保存する場合には、常温においておくと賞味期限は特に短くなりますが、冷蔵すると少しは保存期間を長くすることも可能です。
ですが冷蔵だって、ずっと保存しておけるというわけでもないし、万能な保存が出来るというわけでもありません。
ではパンを美味しく保存するには、どのように保存すればいいのかというと、実は冷凍しておくと長期保存が出来るというテクニックがあったのです。
ですが、いくらパンを長期保存できると言っても、食パンを丸まま冷凍というのは、いささか無謀な気もして、ちょっとお勧めの保存法であるとは言えません。
では、どのようにパンは保存すると、いいのでしょうか?
それは、例えば食パンの場合には、丸まま冷凍するのではなくて、食べるときのことを考えて、自分や家族はこのくらいのサイズを好んで食べるだろうな~というサイズにカットしてから、それから冷凍することが基本中の基本になるのです。
2.ジップロックかラップに包んで冷凍庫へ!
では、食パンは食べるサイズにカットして、小分けサイズにして冷凍するのがおススメというのはわかりましたが、その冷凍する際に用いる保存用の包みというのは、どのような保存袋などに入れて保存すればいいのでしょうか?
パン専用の冷凍用保存袋などというのも、もしかしたら取り扱いがあるかもしれませんが、そういったものでも、もちろんかまわないのですが通常はパンの冷凍は、ジップロックとかラップに包んで冷凍庫に入れたので十分です。
3.パンを潰さない程度に空気を抜こう!
パンを冷凍する際には、ジップロックとかラップに包んで冷凍したので充分ではありますが、パンを包むのは一般的な保存用袋で十分でも、パンを包む際の包み方には、注意をしないといけません。
パンというのは、そもそもふっくら、ふんわりしているところが魅力です。
そんなふんわり、ふっくらしたパンを包む際には当然ですが、パンの魅力というのを失わないように、潰さないようにしないといけませんね。
でも潰さないのなら、上から押さえなきゃ、上に何かを乗せなけりゃ大丈夫じゃないの…。
このように考えるかもしれません。
もちろん上から押さえるというのはご法度ですが、パンを保存用袋などに入れて保存する際には、潰さないように適度に空気を抜くことが大事なのです。
4.買ってきた当日中に食べないとわかっているなら、すぐさま冷凍すべし!
パンというのは、パンのサイズにもよりますし、パンの種類によっても買ってきた当日、どのくらい食べるのかというのは変わってくるでしょう。
ですが菓子パンなら、ある程度食べる事が出来たとしても、食パンとなれば少々話は別で、どうしても食べきれなくて残してしまうのではないでしょうか。
では残してしまったパンは、いつくらい経過したら、そろそろ冷凍を考えないといけなくなるのでしょうか。
実は食パンでも、その他のパンでも食べきれなくて残してしまった場合には、すぐに冷凍した方がいいのです。
その方がパンを無駄なく美味しく、最後まで食べきれるのです。
5.総菜パンは冷凍に向いていないことに注意!
パンというのは、たしかに冷凍しておくと、長い間美味しく食べる事が出来ます。
ですがパンであれば種類を選ばず、どれでも冷凍向きなのかというと、決してそういうわけではありません。
例えばいろいろな具材がトッピングされた、お総菜パン…。
このお総菜パンは、種類にもよりますが、あまり冷凍向きでないものも多くあります。
そのため、もしもパンがお得なので、たくさん買って冷凍しておこうと思った場合には、お総菜パンに関しては、冷凍できるのか出来ないのかとか、味とか風味は落ちてしまわないのか、冷凍に関することに注意をしないといけません。
特にマヨネーズがトッピングされたパンは、マヨネーズを冷凍することで、極端に美味しくなくなるので注意してください。
解凍するときのひと手間!これだけで冷凍パンはおいしくなる!
6.普通の食パンは、常温で解凍か温めたトースターへ!
もしもパンを冷凍する時に、特に具材が入っているとか、トッピングがすごいというパンでなく、いたって普通の食パンであった場合には、ジップロックとかラップに包んだだけで十分なのですが、この冷凍したパン…一体どのように解凍すれば、おいしく食べる事が出来るのでしょうか?
普通の食パンを冷凍保存しておいた場合には、その食パンを食べたいなと思ったら、常温で解凍するのもいいですし、トースターで焼くというのもいいでしょう。
また卵液に漬けてフレンチトーストなんていうのも、アレンジが効いて美味しく食べる事が出来るのではないでしょうか。
7.大きなパンや菓子パンは、常温解凍の後にトースターで温めて!
普通の個食サイズの食パンであれば、冷凍保存をしておいた場合には、常温解凍でも十分でした。
ですが個食サイズではなくて、ちょっとした菓子パンとか、サイズの大きな食パンになるとどうでしょうか。
同じように常温解凍でも、かまわないのでしょうか?
ちょっとした菓子パンとか、大きなサイズの食パンになると常温解凍した場合に、真中がまだ解凍が出来ていない場合があります。
また真ん中が解凍できていたとしても、冷たい場合もあります。
そういった食感の悪さなどを防ぐために、大きな食パンなどは常温解凍にプラスして、トースターで温めてあげると、さらにおいしく食べる事が出来ます。
ただし菓子パンは、甘みの強い、糖分の多いタイプになると、焦げやすくなるので注意してください。
8.「解凍時間がなーい!」というときは、レンジでチンして時短!
食パンを冷凍しているので、朝ごはんに急ぎで食べたいということも、もちろんあるでしょう。
ですが、その場合明日の朝食パンを焼いて食べようと思って解凍準備をしていたら、まだいいですが解凍準備すらしていなかった場合とか、思いついたけど解凍時間がない…こんな場合もあるかと思います。
この場合はレンジでチンして、解凍して食べてもOKです。
とりあえず急いで解凍する場合は、なるべく早く解凍できるものを手段を選ばないで解凍するのでも大丈夫です。
9.表面に霧吹きで水を1掛けしてから温めると、ふんわりやわらかな仕上がりに!
食パンなどを解凍する場合には、そのまま常温やレンジ、トースターで解凍するのもいいですが、ちょっとした手間…プチ手間をかけてあげると、よりおいしく解凍して食べる事が出来ます。
その手間というのは、パンを解凍する際にパンの表面などに、霧吹きで水をしゅっとひとかけしてから温めるという方法です。
こうするとカチカチになったパンに、水分が含まれてそれが蒸発し、ふっくら美味しく解凍する事が出来るのです。
お総菜パンは冷凍しないで!
食べきれなかった食パンというのは、近いうちに食べようと、そのまま放置しないでなるべく早めに食べ切った方が無難です。
とはいうものの、大きな食パンや量が多い惣菜パンになると、ボリュームもあり過ぎて、とてもとても一度では食べきれないことも多いと思います。
そこで食パンなどの保存法として、お勧めなのが冷凍して保存するという方法ですが、食パンを冷凍する場合には個食サイズして、ジップロックとかラップで包んで冷凍しただけで十分です。
また解凍も常温とかトースターで、十分美味しく解凍できます。
では、どんなパンでもパンなら冷凍から解凍で美味しく食べる事が出来るのかと言うと、決してそうであるとは言えません。
例えばお総菜パン…お総菜パンは種類によっては冷凍すると、美味しくなくなって食べにくくなるものもあります。
冷凍向きでないものの例として、マヨネーズのかかったパンなどは、マヨネーズ自体が冷凍向きでないために冷凍をすること自体お勧めできません。
このように向き不向きも考えながら、パンというのは冷凍をしないといけません。
とはいえ、「いつもトーストばかりじゃ飽きるし、たまには総菜パンもいいなぁ…」と思いますよね。
そんなときは、ちょっと一手間掛けてトマトソースやスライスチーズを使って、お手製ピザトーストを作る、なんていうのも手です。
冷凍した食パンには使い道がたくさんありますから、ぜひとも冷凍術を活用してみてくださいね。
( Image by bakeryandsnacks.com )
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