FXは土日は取引できる?できない?
世界の為替取引について
FXを行われる方の中には、「平日はサラリーマンをして土日だけFXを行う」というスタンスを望まれる方もいらっしゃいます。
「土日でも取引がしたい!」そうは思うものの、FX会社で土日でも取引を行ってくれるところを見たことがありますか?
そこで今回はこの「FXの土日の取引」について、詳しくご紹介していきたいと思います。
土日の為替変動はどうなっているのか、土日でも取引を行ってくれるFX会社はあるのか、また土日を挟んでポジションを持ち続ける行為に関してなど、とにかく「FXの土日」に関することについて学んでいきましょう。
FX会社は土日休みは取引できない
土日はレートの変動はどうなる?
残念ながらFX会社は土日に取引を行っていません。
それは世界中の市場がお休みだからですね。
では土日は市場が休みだからといって、為替レートも変動がストップしているのでしょうか。
いいえ、答えはNOです。
土日でも為替は変動し続けているのです。
ただし、よっぽどのことがない限りはその変動は、わずかな場合がほとんどです。
これはトレーダー達が売買を行わないのですから、「需要と供給=通貨の人気」という要素がないことがひとつの理由です。
そしてあとひとつは、世界でただひとつ動く中東市場の影響がとても小さいことです。
この2つの要素がありますので、土日でも為替は変動するものの、その値動きは小さいことが多いでしょう。
日本で土日にFX取引はできるの?
実は以前は土日でも取引が行えるFX会社がありました。
それは海外企業である「OANDA(オアンダ)」というFX会社です。
しかし残念ながら、現在はその取引サービスから撤退しています。
2019年現在、土日でも取引ができるFX会社というのは国内には存在しないのです。
海外のFX会社の中には土曜日も取引できる会社がありますので、記事後半でご紹介しています。
FX会社の取引時間とメンテナンス時間を確認しておこう
では平日であれば取引を行っているFX会社たちですが、取引時間やメンテナンス時間は共通なのでしょうか。
いいえ、これも答えはNOなのです。
会社によって異なるのはもちろん、同じ会社なのにプランによって違う場合もあるのです。
この取引可能時間やメンテナンス情報は、必ずその会社の取引概要に記載されています。
ですので必ず先にこの情報を確認し、覚えておくようにしましょう。
筆者は「違うFX会社を利用している友人から売買タイミングのアドバイスがきたものの、その時間はまだ取引が行えなかったためそのタイミングを逃した」という経験があります。
土日取引は相対取引
現在は土日でも取引を行ってくれるFX会社は見つけることはできませんが、過去には取引できたという事実がありますよね。
でも市場が休みなのになぜ取引を行えたのでしょうか。
その答えは「相対取引(あいたいとりひき)というものが行われていたから」となります。
これは別名「仲値トレード」とも呼ばれることがありますね。
これはどういう意味なのかと言いますと、株式市場のように特定の取引場所でトレードをするわけではなく、取引所を介さずに、金融機関とトレーダーが直接1:1で取引をするというものです。
つまり対個人同士で取引していたようなものですね。
このような仕組みを採用していたため、金融市場が閉じている土日でも取引を行うことができていたのです。
土日取引可能口座の信用性について
相対取引の場合、業者側が提示するレートを飲むかどうかということになるため、どちらかというと業者側に有利なレートが提示されることもありました。
世界中で使われる為替レートではなく、業者からの提示レートで取引が行われることになるため、相対取引の信用性は残念ながら決して高くなかったのです。
FX週末ポジションの持ち越しの危険性
週末ポジションの持ち越しとは?
「持ち越し」という言葉でもおわかりかもしれませんが、この場合の持ち越しとは「市場が休みの時にもポジションを持ち続けること」を言います。
つまり「取引できない時でもポジションを持っている状態」のことですね。
これは土日をまたぐ時にしか発生しないことですので、翌週まで持ち越すことになります。
そのため「翌週持ち越し」と表現することもあります。
為替市場が閉まっていても指標は動いている
ここで注意せねばならないことは、「市場が閉まっていても為替は動き続けていること」です。
為替変動は365日24時間変動し続けているのです。
「土日でも世界情勢は変化しているため為替変動はある」、つまり金曜日の終値のまま月曜日の朝を迎えることはあり得ないということですね。
ポジションは持ち越さないほうがいい?
土日でも為替は動くのに取引は出来ません。
では土日に大きな事件が起こったらどうでしょうか。
その時は指を咥えてその変動を見守ることしかできないのです。
これが上昇ならば「買い足したかったなぁ」で済むかもしれませんが、下がった時は最悪です。
どれだけ含み損が拡大しても売ることができないのです。
つまり持ち越しを行うことは、万が一の時に予想外の損失になる可能性を秘めている行為ということになります。
ポジションの売買タイミングを逃す可能性が充分にあるのです。
持ち越しはデメリットだけではない?
先ほどの例でも触れた「為替レートが上がった場合」です。
この場合は買い足すことはできないものの、予想外の利益になることもあるでしょう。
持ち越しはリターンとリスクが表裏一体なのです。
もし含み損がある程度あって、なおかつ資金にも余裕があるのであれば、あえて持ち越してみるというのもひとつの手段ですよ。
とはいえマイナスになる可能性があることも忘れないでくださいね。
週末明けの月曜日の窓が起きる理由とは?
窓が開いたとは?
さて、みなさん「月曜の窓」という言葉を目にしたことがありませんか?
もしくは「窓」とだけ書かれている場合もありますね。
これは何かと言いますと、「月曜日に市場が開くこと」を言います。
土曜日でクローズしたFX会社が月曜日に再開する、これを「月曜の窓」と表すのです。
例えば週間チャートを見てましょう。
ロウソク足が飛んでいる部分がありませんか?
そこを「窓」、もしくは「ギャップ」と呼ぶのです。
窓は閉じるもの?
この「窓」に関連する、FX業界での面白い話をしましょう。
例えば「窓埋め」です。
これは月曜日に窓が開いた後、飛んでしまっていた値を「窓が閉まる前の平均値に戻そうとするトレンド」のことを指します。
「月曜日に開いた窓は必ず閉まる」というジンクスがあるんですよ。
中には月曜日の窓を狙い、そこをメインにして取引をする「窓埋め専門家」と呼ばれるトレーダーもいるくらいなのです。
これはシステム上起こってしまうことなので、「結果がある程度予測できる」ということが言えます。
つまりここでコンスタントに儲けを取る「狙いトレード」ができるのです。
これはトレーダーとして知っておいて損はない情報ですので、ぜひ覚えておきましょう。
窓開きで稼ぐとは?
「月曜の窓」は良くも悪くもなんらかの値動きを生み出すので、トレーダーにとってはピンチでもありチャンスでもあります。
しかしこれをうまく取引に応用できれば、「稼げるトレード手法」になりますよね。
上記で述べたように「開いた窓は必ず閉じる」という法則は非常に当たりやすいのですが、発表されたニュースや情報によってはどのようなスパンで窓が閉じるのかがわかりません。
また閉じない可能性すらあるのです。
本当にすぐに戻る場合や、何ヶ月もかけてゆっくり戻ることもあります。
「窓開き」ひとつとっても、非常に奥が深い取引ジャンルなのです。
極めれば「金のなる木」とすることも可能ですので、システムトレードや自動売買システムを利用して、効率よくこの窓開きで利益を狙ってみましょう。
土日に取引したい人は...
海外FXの「GEM FOREX」では、日本時間で、月曜日の朝6から土曜日の朝6時まで取引できます。
夏時間では月曜06:05~土曜5:50まで、冬時間では月曜07:05~土曜6:50まで取引可能です。
Gem Forex(ゲムフォレックス) |
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運営会社 |
GEM-TRADE Co.,Ltd |
取扱単位 |
1,000通貨(0.01lot) |
通貨ペア数 |
33ペア |
スプレッド(米ドル/円) |
平均2.0pips |
最大レバレッジ |
1,000倍 |
手数料 |
0円 |
初回入金額 |
100円~ |
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