• 【プロパンvs都市ガス】料金が高い!プロパンガスでもできる節約術

2017/03/30

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【プロパンvs都市ガス】料金が高い!プロパンガスでもできる節約術

ガス代を安くする方法はある?みんなのガス代の平均は?

ガス代が高い理由は?ガス代の平均と節約する方法

冬場は高くなりがちなガス料金。オール電化住宅でない限り必ずかかる費用だからこそ、少しでも安く済ませたいですよね。

ガス代を節約するためには、大きく二つの方法があります。一つは、ガス代節約のための節約術を知り、実行することです。もう一つは、ガス会社を見直す方法です。

どちらも併せて行うことで効果はより大きくなりますが、まずは同じ家族構成の家庭がどれくらいガス代を支払っているのかを知ることも大切です。

今回は、ガス代の平均と、具体的なガス代の節約術を紹介していきます。

家族が多いほど安い?ガス料金の平均

ガス代が高い理由は?ガス代の平均と節約する方法

世帯数別のガス代支出額平均は?

一ヶ月に支払う二人世帯のガス代の平均は、5,000円前後です。三人世帯は6,000円前後になりますが、6人世帯までの差は僅か500円程度です。もちろん、地域による差もありますし、季節による使用量の差、プロパンガスなのか都市ガスかによっても、変わってくるでしょう。

これらの数字からわかることは、ガス代は家族が多いほど一人当たりのガス代が安くなる傾向があるということです。二人世帯の場合の一人当たりのガス代平均は2,500円ですが、6人世帯の一人当たりのガス代は1,000円前後になります。

それを理解するにはまず、ガスの料金体系を知る必要があります。ガス料金は、毎月必ずかかる基本料金と、使った分だけ支払い従量料金部分に分かれています。

基本料金は、誰でも平等に課されるものですので、その部分が家族が多いほど一人当たりの負担額は減っていくということです。家族が増えると使う量も増える可能性はありますが、お風呂を沸かし、家族で間を開けずに入るということで、ガス代は節約できますので、そうした効果もあるでしょう。

ただし、これらの数字はあくまでも平均です。

平均額を上回っている場合には、早急に見直しできる点がないかを点検しましょう。平均額を下回っている場合も、安心してはいけません。その数字を維持できるように、季節によって大きな差が出ないように、節約に引き続き心がけるようにしましょう。

年別に見てみると、一番ガス料金の平均が低いのは青森市(3,513円)です。一方、一番平均額が大きいのは京都市で、その額は青森市のおよそ2倍の7,466円です。地域により、プロパンガスの割合が大きかったり、ガス以外の料金(電気など)が高かったりと、一概に比較することはできませんが、ガス代の平均はこの数字です。

知っていますか?プロパンガスと都市ガスの違い

ガス代が高い理由は?ガス代の平均と節約する方法

プロパンガスと都市ガスの違いとは?

ご自宅のガスは、都市ガス・プロパンガスのどちらを使用していますか?

ご存知の方も多いかと思いますが、同じガスでも都市ガスとプロパンガスには大きな違いがあります。使用するガスコンロも、それぞれのタイプに合ったものを使用しなくてはいけません。

東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスなどは都市ガスです。233社ほどの都市ガス会社があり、国の許認可料金で、ガス料金は公共料金と定義されます。

一方、プロパンガスは古い建物に設置されていることが多く、ガスのタンクが設置されているタイプのものです。

プロパンガスと都市ガスはどっちが安い?

一般的に、プロパンガスの方が都市ガスに比べ料金が高くなります。

その理由は、プロパンガス会社は自由に価格設定をすることができるという点にあります。都市ガスは、国から価格を一定にするよう規制がかかります。そのため都市ガス間での料金には大きな差がありません。

ところが、プロパンガス会社は都市ガスが整備されていない地域などに導入されることも多く、料金がその分割高になることがあります。都市ガスと同じ量のガスを使用したとしても、価格が高くなることがあるのです。

ただし、プロパンガスでも安い会社を選ぶことができれば、都市ガスと変わらない料金になることもあります。反対に、都市ガスでも使いすぎればプロパンガス以上の金額になることもあり得るでしょう。

ガス会社を変更するには?

都市ガスからプロパンガスへ、プロパンガスから都市ガスへの変更は難しい場合が多いです。賃貸の場合には、建物の所有者である大家さんがガス会社を選ぶ権利があるため、転居する際には事前にガスの状況を把握しておくことが必須です。持ち家だとほとんどの場合、変更自体は可能ですがそれぞれの設備を変えなくてはいけないため、かなりの手間と費用がかかります。あらかじめどちらのガスを利用するか、精査しておきましょう。

プロパンガスの料金があまりにも高く、他のプロパンガス会社に変更したいという場合には、管理会社や大家さんに相談をしてみましょう。了承を得られるようであれば、プロパンガス会社内での変更は比較的容易にすることが可能です。

ガスの節約術~お風呂編~

ガス代が高い理由は?ガス代の平均と節約する方法

お風呂にフタをして熱を逃がさないようにする

ガス代が多くかかるのは、お風呂だと言われています。

まずお湯を沸かすためにガスが必要になり、加えてシャワーを使用する場合にはガス代がかかります。さらに家族が多く、頻繁に追い炊きをしている場合にはさらに料金が高くなります。

家族が多く、お風呂に入る時間もバラバラという場合には、お風呂の蓋を活用しましょう。熱が逃げにくくなり、追い炊きを最小限に抑えることができます。

お風呂の追い炊きをしないように沸いたら続けて入る

追い炊きをしなくていいように、家族でお風呂に入る時間を集中させましょう。

先ほど紹介したお風呂の蓋を活用しながらも、全員が入り終わるまでにお湯が冷めないように短縮するなどの工夫も必要です。長湯をする人は最後にするなど、家族内でルールを決めておきましょう

シャワーの利用時間を短くする

さらに、シャワーを使う場合には必要最低限、できるだけ短い時間だけ利用するようにしましょう。シャワーの利用には水道代もかかるので、意識して使用する時間を制限してみましょう。

極力、湯船のお湯を利用し、本当に必要な時だけシャワーを利用する、と家族内で共有しておきましょう。

一人暮らしならシャワーの方がお得!家族が多い時はお風呂を沸かす方が得!

一人暮らしの場合、短い時間でシャワーを利用した方がガス代・水道代ともにお得になります。どうしてもお風呂に浸かりたい場合には、銭湯を利用したり、週に1回など制限してみましょう。

家族が多い場合には、お風呂にお湯をため入る方がお得になります。できるだけ湯船のお湯を利用し、最後に体を流す時だけシャワーを利用するようにしましょう。

お湯の温度を無駄にあげて沸かさない。適度な温度で!

お湯の設定温度は、高すぎないように調整しましょう。

熱すぎて水を入れるようでは、ガス代も水道代も無駄になってしまいます。家族全員が入るまで、快適な温度に保てる温度を設定しておき、お風呂の蓋などをうまく活用しましょう。ここでも家族内でお風呂に入る順番を決めておくことが、有効な手段になります。

お湯がたまったら自動で止まるようにする

お湯の量も最小限にとどめることが必要です。自動でお湯はりをしてくれる機能が付いている場合には活用し、無駄のない量を設定しましょう。

自動のものがない場合には、お湯を入れた時間を覚えておきアラームをセットするなど工夫して、少しでも無駄の出ないように気を配りましょう。

節水シャワーのヘッドを利用する

節水アイテムとして知られるシャワーヘッドも、ガス代の節約には欠かせないアイテムです。

シャワーは、水が出ている時にガスにより温められお湯となって出てきます。手元でシャワーを止めることができるものも販売されていますので、こまめにシャワーを止めることを習慣にしましょう。

冬場はシャワーに頼りがちですが、お風呂で十分暖まってからであればシャワーをこまめに止めても、問題ないでしょう。

ガスの節約術~キッチン編~

ガス代が高い理由は?ガス代の平均と節約する方法

ガスコンロを使う時は火の強さに注意して節約しよう!

ガスコンロを使用する際には、ガスの強さをこまめに見直しましょう。常に強火になっていては、ガス代が高くなってしまうのも、当然と言えます。

弱火でも十分調理が可能です。熱のエネルギーを最大限生かせるような、工夫をしてみましょう。

調理をする時は鍋蓋、落とし蓋を利用する

調理をする際には、鍋蓋・落とし蓋を上手に取り入れましょう。

火を止めて余熱で調理できるものも多くありますので、お風呂と同様に蓋をすることを心がけましょう。お湯を沸かすだけでも、蓋をするのとしないのとでは大違いです。

一つの鍋でいくつかの調理して節約

一つの鍋でも、同時に何か調理をできないか考えてみましょう。煮物をしながら、その蒸気を利用して野菜を蒸したりと、熱のエネルギーを活かす方法はたくさんあります

そういった知識を身につけ、ガスコンロを使うときは「火を大切にする」という心がけも大切です。

洗い物をため洗いして、一気に洗う

冬場の洗い物で、お湯を使うという方も多いと思います。その際にも、できるだけ洗い物はためて一気に洗うようにしましょう。

これは、同時に水道代の節約にもつながります。野菜を茹でたお湯を捨てないで再利用するなど、工夫できる箇所はたくさんあります。

野菜の下茹ではレンジを利用する

お湯を沸かして、野菜を茹でると時間がかかる上に、効率が悪いです。

電子レンジを活用して、調理すればガス代は節約可能です。少し水分を与えて、電子レンジ調理すればしっかりと中まで火が通りますので、試してみましょう。

お湯を沸かすときは給湯器を使い節約する

お湯を沸かす際には、省エネタイプの給湯器を利用する手があります。給湯器で沸かしたお湯を、料理や洗い物の際に利用するなど、使いまわしてみましょう。

蛇口からお湯を出す場合、お湯になるまでに時間がかかる上に、水道代もかかってしまいます。電気でお湯を沸かすことのできる給湯器も賢く取り入れてみましょう。

鍋を使って調理する時は鍋底をよく拭いてから調理する

基本的なことですが、濡れたままの鍋やフライパンで調理を始めると、熱効率が悪くなります。

洗った鍋やフライパンは、底の水分をしっかりと拭き取ってから使用するようにしましょう。こうした細かいことの積み重ねが、大きな節約につながっていきます。習慣にしてしまえば、自然にできるようになりますので、ぜひ今日から実践していきましょう。

大きなサイズの鍋を使って調理して節約する

少し極端な例ですが、ガスコンロを使う回数を限りなく減らすためには、大きな鍋でまとめて調理してしまうという方法もあります。

煮物やカレーなど、二人分を作る場合のガス代と、6人分を作るガス代には大きな差はありません。なるべく多めに調理し、食べる時に電子レンジで温めるなどすれば、その都度ガスを使うよりも節約することが可能です。

プロパンガス会社を見直してみよう!

ガス代が高い理由は?ガス代の平均と節約する方法

ガス代を節約するためには、日頃の節約に加えてガス会社を変えることも必要です。

まずは、ご家庭の料金が平均よりも多いのか、少ないのかを比較してみましょう。もし、平均額を大きく上回っている場合には、ガス会社の見直しによって料金が安くならないかを検討しましょう。

もしプロパンガスを利用している場合には、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会が提示している「適正料金」を確認してみましょう。適正価格からあまりにもかけ離れているのであれば、プロパンガス会社に問い合わせすることも必要です。

それに加えて、今回紹介したちょっとした日々の積み重ねも大きな差になってきます。各家庭にあった、ガス代の節約術を実践してみましょう。

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