• トイレの節水で絶対にやってはいけない『タンクにペットボトル』

2017/08/24

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トイレの節水で絶対にやってはいけない『タンクにペットボトル』

トイレでどこまで節水できる?正しいやり方を知ろう

水道代の28%がトイレ、間違った節水していない?何処まで節水できるか検証。

家庭の水道使用量が一番多いのはどこだと思いますか?

実は、トイレで使う水が一番多くなっており、全体の約3割を占めています。ということは、トイレの節水をすることで、水道代を節約することが可能だということになりますよね。

しかし、皆さんが知っているトイレの節水方法は、故障の原因となる可能性があるかもしれませんよ。

今回は、トイレの節水方法について、詳しく解説していきます。

タンクにペットボトル…やってはいけないトイレの節水

水道代の28%がトイレ、間違った節水していない?何処まで節水できるか検証。

ウチはトイレの節水をしいてるから大丈夫!という方、その方法が間違っているかもしれません。まずは、やってはいけない節水方法について確認していきましょう。

トイレタンクにペットボトルを入てない?

トイレの節水方法で一番多いのが、トイレタンクにペットボトルを入れて、タンクの水量を減らすという方法です。

しかし、ペットボトルなどの重たい異物を入れることで、タンクの中にあるフロートが引っかかってしまい、逆に水が流れっぱなしになることがあります。

それだけでなく、タンク自体が壊れてしまうということにもなりかねないのです。

一見とても有効そうな節水方法ですが、トイレのタンクにはペットボトルなどを入れることはやめましょう

フロートにつける節水弁、本当に大丈夫?

トイレのタンク内には、フロートというものがあります。レバーをひねることでフロートが上がり、水がトイレに流れていきます。そしてフロートの上部には浮き袋のようなものが付いていて、水がなくなるとフタを閉じるという仕組みになっています。

このフロートにつける節水グッズのひとつが、節水弁というものです。

節水弁は、フロートに重りを付けることで、レバーをひねっている間のみ水が流れるようになり、流れる水の量を減らすことが可能です。

しかし、節水を意識して水量を減らしてしまうと、十分な水の量が流れず、トイレの詰まりの原因となってしまうことがありますので、使用はやめておいた方が良いでしょう。

トイレ節水グッズ、色々あるけど何処まで節水できる?

この他にもトイレの節水グッズは色々あります。どの商品も、流れる水の量を30%~50%節水できるようです。

しかし、流れる水の量が減ってしまうと、問題が発生してしまうことが多いのです。水道業者の方は、トイレの節水グッズなどの使用は、故障を引き起こす原因になってしまうと言われます。

では、なぜ故障を引き起こしてしまうのでしょうか?

トイレの節水グッズ、使ってトイレが詰まることってあるの?

トイレタンクの水量については、トイレのメーカーが何度も通水テストを行い、しっかりと排泄物が流れるように、そのトイレに合った水量を決定しています

トイレの排水は、単純に便器から排泄物を見えなくするだけでいいというわけではなく、配水管を10メートル以上流れなければならないとされています。

水量を減らしてしまうと、排泄物が配管の途中で詰まった状態となってしまい、配管を破損させてしまうリスクが大きくなります

もし配管が破損してしまうと、修理にお金がかかることとなり、せっかく節水しても意味がなくなってしまいますね。

トイレの節水をするために、ペットボトルや節水グッズなどを使用することはやめるようにしましょう。

トイレの節水、一体どうすればいいの?

水道代の28%がトイレ、間違った節水していない?何処まで節水できるか検証。

しかしトイレでは、水道使用量の約3割を占めますので、やはり節水をしたいですね。では、節水グッズなどを使わない、効果的な節水方法をみていきましょう。

トイレは1回の水で流す、2度流しをしない。

トイレの水量が十分であれば、1回でしっかりと流れるものです。ただし、節水グッズやトイレットペーパーの使い過ぎなどで1回では流れず、2度流しが必要となることもあります。

トイレタンクの水量はそのトイレによって異なりますが、節水していたとしても2度流しをしてしまえば、水量は多くなるのは当然ですね。

1回の水量で流れるよう、トイレットペーパーの使い方も工夫が必要となるでしょう。

大と小のレベルを使い分ける。

トイレのレバーは大小とありますね。10リットルのトイレタンクの場合には、大で流すと10リットル、小で流すと5リットル程度の水が流れるようになっています

しかし、用を足した後はついつい大のレバーを使って流していないでしょうか?

この大小のレバーを使い分けることで、1回5リットルもの水を節約できることになります。もっと大きなタンクの場合には、さらに節水できますね。

この積み重ねは大きいものです。大小のレバーをしっかりと使い分けすることで、かなりの節水ができるようになりますよ。

新しいトイレは節水タイプ、古いものに比べるとその差は大きい 

古いタイプのトイレでは、13リットルのタンクが多くみられます。しかし新しいトイレは水量がかなり少なくなっており、古いタイプのトイレと比べるとその差はかなり大きくなります。

節水の方法として、古いタイプのトイレから最新の節水トイレにするということもオススメです。

年間20,000円近く節約に?最新トイレは1/3の水で流れる

水道代の28%がトイレ、間違った節水していない?何処まで節水できるか検証。

節水型トイレの水量は、3.8リットル!古いタイプのトイレと比べると、かなりの節水ができますね。

どうして最新の節水型トイレはこの水量で流すことが可能なのでしょうか?

最新型の節水型トイレ、渦巻き水流でかなりの節水が可能。

最新型の節水型トイレは、水の流れ方が渦巻き水流になっています。この渦巻状に水が流れることによって、少ない水でもトイレ内部をきれいに洗浄することができるのです。

また、便器の素材も汚れにくいものとなっていますので、少ない水の量で充分汚れを流すことが可能になっているのです。

トイレを最新式に変えるだけでこんなにお得。

では、最新式の水量が3.8リットルのトイレに変えることで、どれくらいお得になるのでしょうか?

トイレタンクの水量による年間水道代をどれくらい節約できるのかは、次の通りです。

<4人家族で1人あたり大1回・小3回を使用の場合>

8リットルのタンクを使用している場合 年間約5,100円の節約
10リットルのタンクを使用している場合 年間約8,100円の節約
13リットルのタンクを使用している場合 年間約15,100円の節約
16リットルのタンクを使用している場合 年間約19,800円の節約

水道料金については、自治体によって異なりますので、あくまでも目安の節約額となりますが、かなりの節約ができますね!

電気代、水道代を考えると新しい節水型トイレに変えるほうが得?

実は、一番節約ができるのが、古いタイプのトイレから最新の節水型トイレに交換することなのです。大きく節約したいというのであれば、交換を検討してみましょう。

節水してもトイレが詰まっては台無し。気をつけて節水を

水道代の28%がトイレ、間違った節水していない?何処まで節水できるか検証。

トイレの節水については、間違った方法で行うと、トイレが詰まってしまったり、タンクが故障してしまったりという危険性があります

こうなると、逆に修理代がかかるため、節水している意味がなくなりますね。

トイレの節水は、安全な方法で行うことが大切です。また、最新型のトイレに変えることで、大きな節水効果が得られますので、交換も視野に入れて検討してみましょう。

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