「節約しようかな」我が家の水道料金は高いの?安いの?
水道は生活に欠かせないものですね。洗い物や洗濯・トイレなど、何気なく使っている水ですが、節約はしていますでしょうか?
とりあえず、節約は気にしているけど、周りの人はどれくらい水道料金がかかっているのか、我が家は高いのか安いのかって気になりますね。節水の効果についてもあるのかどうかわからないことも多いと思います。
そこで、今回は水道使用量や水道料金の平均を紹介するとともに、水道料金の節約方法をお伝えしていきます。
水道使用量(水道料金)の平均を知ろう
水道料金には、上下水道の両方が含まれます。地域によっては、下水道の設備がない場合もありますが、水道の使用量を見れば比較がしやすいでしょう。
まずは、みんなはどれくらい使っているのか、世帯別での水道使用量と上下水道の料金の平均を見ていきましょう。比べてみると、使い過ぎているのかどうかを確認できますよ。
1人暮らしの水道使用量(水道料金)の平均
1人暮らしの水道使用量は、1カ月あたり平均で8.0㎥となっています。
使用水量から算出すると上下水道料金の平均は、2カ月で3,000円~4,000円、1カ月あたりにすると、1,500円~2,000円程度です。
2人暮らしの水道使用量(水道料金)の平均
2人暮らしの水道使用量は、1カ月あたりで平均16.2㎥となっています。
使用水量から算出すると、上下水道料金の平均は、2カ月で7,000円~8,000円、1カ月あたりにすると、3,500円~4,000円程度となります。
3人家族の水道使用量(水道料金)の平均
3人暮らしの水道使用量は、1カ月あたりで平均20.8㎥となっています。
使用水量から算出すると、上下水道料金の平均は、2か月で9,000円~10,000円、1カ月あたりにすると、4,500円~5,000円程度となります。
4人家族の水道使用量(水道料金)の平均
4人暮らしの水道使用量は、1カ月あたりで平均25.1㎥となっています。
使用水量から算出すると、上下水道の平均は、2か月で12,000円~13,000円、1カ月あたりにすると、6,000円~6,500円程度となります。
5人家族の水道使用量(水道料金)の平均
5人暮らしの水道使用量は、1カ月あたりで平均29.6㎥となっています。
使用水量から算出すると、上下水道の平均は、2か月で15,000円~16,000円、1カ月あたりにすると、7,500円~8,000円程度となります。
家族構成による水道使用量と水道料金の違い
水道料金は、多くの場合2カ月に1回の請求となっていますね。これは、検針にかかる人件費を削るために毎月ではなく2カ月に1回としているそうです。
さて、家族構成による水道使用量と水道料金ですが、わかりやすく表にまとめてみました。
家族構成 |
水道使用量(1カ月あたり)/1人分 |
水道料金(1カ月あたり) |
水道料金(2カ月あたり |
1人 |
8.0㎥ |
1,500円~2,000円 |
3,000円~4,000円 |
2人 |
16.2㎥/8.1㎥ |
3,500円~4,000円 |
7,000円~8,000円 |
3人 |
20.8㎥/6.9㎥ |
4,500円~5,000円 |
9,000円~10,000円 |
4人 |
25.1㎥/6.28㎥ |
6,000円~6,500円 |
12,000円~13,000円 |
5人 |
29.6㎥/5.92㎥ |
7,500円~8,000円 |
15,000円~16,000円 |
こうして比べてみると、1人暮らしの場合は水道使用量も料金も多めになっていることが分かりますね。
例えば、お風呂でも湯船にお湯を張っても、1人しか入らないのと5人入るのでは、その量が変わりますし、もったいないからとシャワーで済ませているなど、生活スタイルによって異なってくることが分かりますね。
人数が多いほど、料金は上がりますが、1人あたりの使用量で比べると、大家族の方が少ないことが分かります。
どうでしたか?水道料金を比べてみて高かったでしょうか?安かったでしょうか?
節約しているのに…と思われた方もいるかもしれませんね。もしかすると、もっと効率的な節約方法があるかもしれませんよ。
逆に安かったという方は、嬉しいことですが、下水道は完備されているかどうかによっても料金は異なってきますので、安易に節約しているというわけでは無いかもしれません。
比べるなら、使用量で比べて見ることが必要ですね。
地域によって違う!【都道府県別】水道料金ランキング
地域によって、水道料金は異なってきます。
先にも書いた通り、地域によっては下水道の完備がされていない地域もまだありますし、水道料金については自治体で設定がされている公共料金となっていますので、自治体の設定料金によって異なってくるのです。
では地域によってどう違うのか、具体的にみていくとともに、全国の平均を見ていきましょう。
東京都で1人暮らしなら?
東京で34歳以下の1人暮らしの場合、水道料金の平均は平成26年度のデータによると「約2,000円」となっています。
水道料金の内訳は、先にも書いた通り上水道料と下水道料を合わせた金額となります。
・上水道:水道から使用する水のこと。「基本料金+従量料金(使用料)」で計算。
・下水道:トイレや洗濯などの生活排水のこと。「従量料金(使用量)」で計算。
下水道の料金は東京都水道局の管轄なのか、それ以外なのかによって異なってきます。
1人暮らしでの平均水量は8.0㎥でしたね。これで1カ月あたり約2,000円となります。ただしこれは東京23区内の料金で、同条件で東京都水道局管轄外の場合には、次のようになっています。
武蔵野市 | 約1,500円 |
昭島市 | 約1,200円 |
羽村市 | 約1,200円 |
檜腹村 | 約1,700円 |
平均して安いという印象ですね。
さて、東京都で1人暮らしの場合では、2か月に1度水道料金の請求が来ることになっていますが、4,000円以下に抑えられれば節水できていると言えますね。ただし、2か月で5,000円以上の場合は、使い過ぎている可能性がありますので、見直しをした方が良さそうです。
高知、山梨、神奈川が安い!地域別に見る水道料金
水道料金は、各自治体によって異なりますし、その中でもエリアによって料金が異なっています。水道料金が高いのか安いのかを比べるためには、住んでいる地域で確認するのが良いでしょう。
都道府県内でも自治体によって異なるのですが、都道府県での月平均で水道代が安いのは次のようになっています。(2014年、日本水道協会のデータより)
神奈川県 | 2,042円 |
山梨県 | 2,132円 |
高知県 | 2,194円 |
逆に高い都道府県では、次のようになっています。
青森県 | 4,445円 |
山形県 | 4,282円 |
宮城県 | 4,249円 |
かなりの格差があることが分かりますね。こうした格差については、その自治体の人口に対して、1人あたりの設備維持のコストが関係していますので、このように金額に大きな違いが出るのです。
水道料金の全国平均はどれくらい?
ちなみに、全国月平均での水道代は3,196円となっています。しかし、比較は料金ではなく使用水量で行うのが良いでしょう。
使いすぎ?平均を知って水道料金を節約しよう
ここまで、世帯別や地域別で水道料金などを見てきましたが、やはり水道料金を安くするためには、上手に節水をすることですね。
では、順を追って確認していきましょう。
①平均と比較しよう
まずは、世帯別での水道使用量について、どれくらい違うのかを確認することから始めましょう。平均より多いのであれば節水をしていくようにしましょう。
②節約するならまずはトイレ
トイレの水道使用量は、家庭で使用する水量の約30%にもなります。トイレの水道量を減らすことが節水に大きく繋がりますね。
トイレでの節水は、大小のレバーの使い分けが大切です。いつも大レバーで流している場合には、場合にもよりますが、小レバーを上手に使うことが、年間で数千円の違いを生みますよ。
③お風呂はシャワーヘッドから変えられる
お風呂では、シャワーの水量が多くなってきますね。そんな中で活躍するのが、節水シャワーヘッドになります。これは年間で約5,000円も水道代を安くすることができます。
付け替えは簡単にできますし、購入しても1年間使用することで元が取れますので、今日から始めてみましょう。
④食器を洗う場面でも!水の使い方を見直そう
やはり、水道を節約するには、出しっぱなしにしないことですね。食器を洗う時も、洗い桶などを上手に利用して、水道代を節約しながら行うと良いですね。
使わないときは、すぐに蛇口を閉めるという癖をつけるようにしましょう。
⑤残り湯で洗濯する!洗濯も見直そう
多くの方がやっていると思いますが、洗濯にはお風呂の残り湯を利用しましょう。洗濯1回分の水道料金は約22円。この残り湯を利用することで0円にすることができますね。
もちろん、汚れも落ちやすくなって一石二鳥ですよ。
電気代やガス代などの光熱費も節約してみよう
水道料金というのは、自治体によって大きく異なってきますので、水道を使い過ぎているかどうかの比較は、使用量で確認をしてみましょう。全国平均の金額で一喜一憂しないようにしてくださいね。
使用量が多いなと感じる場合には、節水を行っていきましょう。日々の積み重ねが大切です。
また、同時に光熱費全体を節約することも考えていけると良いですね。ガス料金や電気料金の節約方法を参考にしていきましょう。
毎日少しの努力が、年間にすると大きな金額になります。コツコツと節約すること、そしてそれを継続することがとても大切ですよ。
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