冷凍保存に向いてる食材・向いてない食材
たくさん買物してきたな~という場合とか、週末に買いだめをしてきた…節約法や買い物術というのは、人それぞれ違っていて当たり前です。
ですが節約法や買い物術は、人それぞれ違っていたとしても、最終的に落ち着くべき最終目的地は同じではないでしょうか。
それは買ってきた食材は、最後まで残さず食べきる…これです。
ですが冷蔵庫や野菜室を開けてみると、すでに記憶からは忘れ去られたような干からびた野菜や傷んだ食材がゴロゴロ…。
こんな、もったいないが起こらないように節約上手な方が行っている、まとめ買いをした場合などの節約術というのが、冷凍保存で節約するという方法なのです。
ですが、なんでもかんでも冷凍が出来るとか、冷凍しておけばいつまででも食べられる、保存が効くと思ったら、それは大間違いです。
食材には冷凍に向き不向きな種類というのがあるのです。
冷凍で食材を保存するのはいいことだと思いますが、同時にどの食材が冷凍をしない方がいいのか、食材の冷凍保存に向き不向きなものも、この際ですので知っておきましょう。
下処理を工夫するだけで、冷凍に向かない食材も長期保存できる!
えっ!こんなものも冷凍出来るの?!という食材たち。
卵
卵は絶対に冷凍をしていけない食材、冷凍が不可能な食材であると言われています。
卵を冷凍したことがある方もいると思いますが、卵をそのまま冷凍すると、白身はシャリシャリ、黄身もその後は使いようがないと言われてきたのです。
では卵の冷凍保存は、実際に不可能なのでしょうか?
実は卵というのは、冷凍が難しいと言われてきましたが、たしかに卵をそのまま冷凍するのは冷凍向きではありませんが、例えば全卵の場合には卵を割りほぐして溶いてから冷凍すると、冷凍保存が出来るのです。
また白身の場合には、メレンゲにした状態で冷凍することも出来ます。
さらに入り卵にして冷凍しておくという方法もあります。
こういった、それぞれの状態にしておくと、炒めたものはサンドイッチや料理などに利用できますし、便利です。
ただし同じ卵でも、黄身だけの場合には冷凍はできませんので、注意してください。
納豆
続いて冷蔵庫に残りがちで、ありがちな食材としては納豆があります。
納豆というのは買いだめに向かない食品であり、その賞味期限も1週間程度と、かなり短くなっています。
では納豆は冷蔵の保存期間が短い場合には、冷凍というのは難しいのでしょうか?
実は納豆は冷凍保存が出来る食品なのです。
しかも冷凍する時は、買ってきた容器のまま冷凍する事が出来ます。
ですが一番ベストな冷凍方法というのは、買ってきたときの容器から取り出し、ジップロックやタッパーに入れて保存するというのがおススメです。
これは冷凍焼けを防いだり匂い移りなどを防ぐための、ひと工夫にもなります。
また冷凍保存するときは、いかに密閉できるのかというのが、大事なのです。
ちなみに解凍は前日から冷蔵で解凍、もしくは常温で解凍がおススメです。
豆腐
冷凍保存できる食材の中でも、豆腐ほど冷凍に向かない食材はないと言っても、過言ではないでしょう。
豆腐は、そのまま冷凍すると、食感がかなり悪くなります。
例えて言うなら、まるで高野豆腐のようになると言えば、わかりやすいかもしれません。
それでも豆腐を腐らせてしまうくらいであれば、冷凍する方がいいという場合には、そのままの状態で保存してもかまいません。
またタッパーなどに移して、適当な大きさにカットしてから冷凍するなどもいいでしょう。
これを料理に使う場合には、前日から自然解凍させるか、そのまま料理に使用するかになりますが、料理に使用する場合には、水分を切ってから炒め物…チャンプルーにするとか豆腐ステーキにするとか、あるいは煮物などに入れるといいのではないでしょうか。
こんにゃく
こんにゃくを冷凍した経験がある方ならばわかるかもしれませんが、こんにゃくは冷凍する
と、スカスカで食感も悪くて、まるでスポンジの状態のようになります。
しかも一度冷凍して、この状態にしてしまうと、こんにゃくは二度と以前のこんにゃくには戻ってくれないのです。
ですが中には、こういったスポンジ状の独特の食感を好む方もいるでしょう。
そういった方におススメの冷凍保存法とは、まずこんにゃくを適当なサイズで、手でちぎります。
そして、そのこんにゃくを軽く塩もみをした後で、お湯で1~2分ゆでます。
ここで、こんにゃくのアクを抜いておきます。
そして茹で上がったこんにゃくを、ざるなどに上げて水気をきります。
冷めたところでジップロックなどに入れて、冷凍で保存します…。
これが、こんにゃくの冷凍法になります。
そして、このこんにゃくを自然解凍するか、流水解凍すると、こんにゃくステーキとか煮物などに使用できます。
生クリーム
冷凍に向かない食材というのは、まだ他にもありますが意外と残ってしまいがちな生クリームも、保存に困る食材の一つではないでしょうか。
生クリームというのは、当然そのまま冷凍すると、ただのシャリシャリのミルクのようになり、解凍しても続いて泡立ててケーキに使用することはできません。
では生クリームは残ってしまった場合には、一体どのようにすればいいのでしょうか?
生クリームが残ってしまった場合には、そのまま冷凍しないで泡立てて、それぞれ小分けにしてジップロックなどに入れて保存するのがおススメです。
料理などの使い道ですが、風味や生クリームの持つうまみは失われてしまいますので、コーヒーの上に乗せるとか料理の浮き身、などに使うのがいいでしょう。
「冷凍には向いていない」と言われる野菜たち…処理次第では冷凍でも大活躍してくれます!
じゃがいも
じゃがいもは、もともと1個で購入するよりも、ある程度の数でまとめて購入することも多いと思うので、どうしても残りがちです。
また、じゃがいもは基本的に長期の常温保存が出来ますので、保存法には困らないと思います。
でも、もしじゃがいもを冷凍してしまったらどうなるのかというと、じゃがいもは解凍したときに、スカスカのスポンジ状になります。
また茹でて冷凍しても状態は同じで、スカスカになります。
ではじゃがいもは茹でようが、そのままだろうが冷凍保存できないのかというと、唯一冷凍保存できる方法があります。
それは茹でてマッシュしておくことです。
そうして冷凍したじゃがいもは、ポテトサラダやコロッケなどに利用が出来るのです。
だいこん
大根も冷凍はできないような気がしますが、大根は冷凍をする事が出来ます。
その方法というのは、まずは大根をきれいに洗浄し、皮をむいて3~4センチの好きな切り方にカットします。
そして、そのカットした大根を一つ一つラップでくるんで、ジップロックなどの保存袋に入れます。
これで冷凍保存の前準備は完了します。
後は冷凍するだけです。
ちなみに解凍ですが、完全に解凍してしまうとぐしゃぐしゃに崩れてしまいます。
半解凍くらいで煮物などに入れると、おいしく頂けるでしょう。
また大根は、冷凍すると食感も味も落ちると言われますが、冷凍の大根は煮物に入れると味が染みやすくなるというメリットもあります。
キャベツ
キャベツを購入する場合には、ほとんどの方が丸のまま、もしくはカットしているのを購入する方もいるかもしれませんが、いずれにしても、なかなか1回では使いきれない野菜の一つではないでしょうか。
このように残りやすい野菜の代表の一つでもあるキャベツですが、キャベツというのは冷蔵保存以外にも冷凍保存というのは可能なのでしょうか?
実はキャベツというのは、冷凍保存が出来ます。
では、どのように保存するのでしょうか?
まずはキャベツをざく切り、もしくは千切りにします。
そして、このカットしたキャベツを15秒ほど軽く湯通しして水けをきります。
その後はジップロックなどに入れて、冷凍保存するだけです。
ちなみに生のまま保存も出来ますが、シナシナになってしまうのでお勧めはしません。
調理法ですが野菜炒めとか、漬物などいろいろな料理法に応用できます。
きゅうり
きゅうりというのは、もともと夏野菜と言われるだけあって、低温は非常に苦手な野菜です。
そのため10度以下になると、低温障害を起こすと言われているほどなのです。
そんな低温に弱いきゅうりを、どうにか冷凍で保存したいと思った場合には、実際にそのようなことは可能なのでしょうか?
実はきゅうりは冷凍保存が出来ます。
では、その方法はというと、まずは輪切りなど適当なサイズにカットします。
そして塩を振って、数分置いておきます。
その後は水けをしっかり絞って、ジップロックなどに入れて冷凍しておきます。
たったのこれだけなのです。
解凍した後は、少しくたっとするので酢物やポテトサラダ、和え物などにと料理に活用するといいでしょう。
お得にまとめ買いして食費を節約!
普段買い物行くという場合、毎日買い物に行っている方ならば少ないかもしれませんが、どうしても売り出しや安売りのポップなどを見かけると、ついつい大量に買い込んでしまいます。
しかも、ついつい大量に買い込むだけならいいですが、それを片っ端から傷ませてしまった!こうなると、もったいないどころじゃありません。
そのため多く買ってしまったものや、残りがちな食材というのは、あれこれ保存法を考えるのですが、一番手っ取り早い保存法と言えば、やはり冷凍なのではないでしょうか?
ですが食材は、どのようなものでも冷凍が出来るわけではありません。
中には冷凍に向かない食材もあるのです。
そういった冷凍に向かない食材は、残ってしまった場合には廃棄を待つしかないのでしょうか?
いいえ残った食材は、工夫次第で保存をさせる事が出来るのです。
その保存法というのが、冷凍による保存法です。
冷凍保存というのは向く向かないがありますが、冷凍に向かない食材でも、例えばちょっと工夫するだけで冷凍が可能になったり、解凍後もおいしく食べる事が出来るのです。
安い時にまとめて購入したものは、うまく冷凍して最後までおいしく食べる…これは節約の極意でもあるのです。
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