通信制限がかかる前にこれでチェック!通信量が確認できるアプリは?
みなさんは自分が持っているスマートフォンでインターネットやSNS、動画などを見たりしたときに、昨日まではサクサクと動いていたのに今日になって急に通信速度が遅くなってしまい、「あれ?」となった経験はありませんか?
そこで今回は、このような通信制限がかかり速度が遅くなる前に、事前に対処ができるアプリケーションをご紹介します。低速になってからでは遅いので、早めの対処をおすすめします。
3G・4G…モバイルデータ通信って何??
通信制限の話に入る前に、まず基礎知識として「モバイルデータ通信」を説明させていただきます。
モバイルデータ通信とは、LTEや4G、3Gなどとサービスによって名称は変わってきますが、基本的に携帯電話会社が提供する回線でのインターネット通信のことを指し、別名「パケット通信」とも呼ばれています。なので、お持ちのスマートフォンで電話通信やインターネット、SNS、動画視聴などの電波を使用するありとあらゆる通信のことを「モバイルデータ通信」といいます。
1GBでどれだけの通信ができるかチェックしよう
各キャリアの通信容量は、「kbps」や「Mbps」ではなく「GB(ギガバイト)」という単位で表記されています。通信容量1GBや3GBなど、各種さまざまなプランがありますが、今回は1GBで何ができるのかを検証しましたのでご紹介します。
<Webブラウザ・メール・SNS・YouTubeの通信量>
Webブラウザ1ページあたりの通信量 | 236KB(スマホ版Yahoo!トップページ) |
300文字のテキストメールの通信量 | 15KB |
500文字のLINEの通信量 | 2KB |
YouTube(低画質)の1分間の通信量 | 3.07MB |
各自を1GB分目一杯使うと下記のようになります。
Webブラウザ | 4,338ページ閲覧可能 |
メール | 66,666通 |
LINE | 500,000回 |
YouTube(低画質) | 5時間26分 |
インターネットやメール、SNSの利用が中心の場合は1GBでも特に問題はありませんが、YouTubeなどの通信量がかかるコンテンツを利用する場合は1GBだとすぐに上限に達してしまう危険性があります。また、スマホゲームなどは起動後にデータをダウンロードする場合があり、その際は数百MB~数GBと通信量が大幅にかかってしまうので注意が必要です。
キャリア別!通信量の確認方法
モバイルデータの通信量を確認したい場合は、各キャリアが管理しているサイトにアクセスすると確認することができます。docomoとsoftbankは、リアルタイムのモバイルデータ通信量を確認することができますが、auの場合は前日までのモバイルデータ通信量が確認できます。
【docomo】
- dメニュー
- お客様サポート
- ご利用データ量確認(当月分)
- ネットワーク暗証番号入力、またはdocomo IDを入力すると、ログインができて確認できます。
【au】
- auスマートパス
- お客さまサポート
- 昨日までの利用料金 / データ通信料の確認
- au IDを入力
- 月間利用ギガバイト数の内訳はこちら、をクリックすると確認できます。
【softbank】
- My SoftBank
- 契約内容の確認
- データのご利用状況を確認する
通信制限がかかるとどうなる?
冒頭で速度制限の話をしましたが、通信制限をかけられてしまうと単純に通信速度が極端に制限されてしまいます。いわゆる「低速」になります。そもそもなぜ通信制限がかかってしまうのでしょうか。その理由は、自身が契約している各キャリアが、それぞれ設定しているモバイルデータ通信量(パケット通信)の上限を超えてしまうと、かなり遅い速度へと制限がかかってしまうのです。正確な数値でお伝えすると、上限は128kbpsという速度に制限されてしまいます。
*kbpsとは?
通信速度を示す単位にはkbpsとMbpsがあり、両方とも1秒あたりにどれくらいの容量を使用するかを示す単位です。一般的にストレス無く使用できるスピードは大体3~5Mbpsといわれています。1 Mbps =125 kbpsなので、上限が128kbpsだと、ある程度のストレスを感じてしまう速度ということになります。
また、一点注意していただきたいのは、モバイルデータ通信に含まれるのはダウンロードだけではないということです。写真や動画などの「アップロード」もモバイルデータ通信に含まれますので、動画は見ないから平気!という方でもアップロードを頻繁に行う方は通信制限がかかりやすくなってしまいます。
節約のポイント!モバイルデータ通信量
ひとたび通信制限になってしまうと数日は不自由な思いをしてしまいます。そうならないために、日頃よりモバイルデータ通信量を意識して節約していくことが大切です。ここでは具体的な節約術をご紹介いたします。
Wi-Fiをフル活用する
ご存知の方も多いかと思いますが、Wi-Fiとはパソコンやテレビ、スマホ、タブレット、ゲーム機などのネットワーク接続に対応した機器を、無線(ワイヤレス)でLAN(Local Area Network)に接続する技術のことをいいます。このWi-Fiを利用すると、自前の通信量を消費せずにコンテンツを使用することができますので、常に意識してWi-Fiに繋いでいるだけで大幅なモバイルデータ通信量の節約が可能です。
アプリの通信設定を見直す
Androidやタブレットのアプリケーションは放っておくと、起動中でなくてもモバイルデータ通信を消費してしまっています。これは非常に勿体ないので、バックグラウンドでの通信設定を変更しましょう。
【Androidのやり方】
- 設定
- データ使用量
- 制限したいアプリをクリック
- 「バックグラウンドデータを制限する」にチェックを入れる
- OKを押すとバックグラウンドでの通信を停止することができます。
また、iphone場合は、アプリケーションの自動更新の設定を変えるだけでモバイルデータ通信量を節約できます。
【iphoneのやり方】
- 設定
- モバイルデータ通信
- アプリを選んでオフにすると、意図しないタイミングでのモバイルデータ通信を事前に防ぐことができます。
ブラウザを変える
インターネットのページを閲覧する際にみなさんはどのブラウザを使っていますか?もし「Safari」を使っていましたら、今すぐ「Google Chrome」か「Opera Mini」への変更をおすすめします。この二つのブラウザには、読み込むサイトのデータ量を圧縮して、表示を早くする機能が搭載されています。簡単な設定でデータ量を節約できるので、まだ設定したことのない方はぜひやってみてください。
また「Opera Mini」に関しては、もともとモバイルデータ通信量を圧縮することを意識して作られたブラウザになるので、特に設定はありません。
【Google Chromeの設定方法 ※Androidのみ設定可能となります。】
- 設定
- データセーバー
- オン
機内モードを利用する
機内モードとは、iPhoneやAndroidなどのデバイスの通信機能を完全にオフにするモードです。ですが、機内モードにしていてもWi-Fiをオンにすることができるので、モバイルデータ通信量を節約しながらメールやSNS、各種アプリを利用することができます。ただし、機内モードにすると、電波を必要とする電話の利用はできなくなってしまうので注意が必要です。
格安SIMの低速切替でデータ通信量を節約
格安のSIMカードには、大手キャリアにはない「高速通信と低速通信の切り替え」機能があります。これは、高速と低速をユーザー自身が手動で設定することができ、低速設定にすると最大受信速度がおおよそ200kbpsに制限されます。ですが、メールやLINE、Twitter、FacebookなどのSNSはもちろんのこと、Webブラウザの閲覧やGoogleマップなども問題なく利用できます。
この高速と低速の切り替えは専用のアプリで、ワンタップで行えるので格安SIMを利用している方にはおすすめの節約方法です。
通信量が確認できる無料アプリをご紹介!
モバイルデータ通信量を確認するには、その都度各キャリアのサイトにアクセスしなければならず少し面倒に感じてしまいますが、アプリを使うと簡単に通信量を確認することができます。また、アプリによっては「あとどのぐらい使えますよ」と具体的に表示して教えてくれるので、通常の確認サイトよりはるかに見やすくなっています。Androidとiphoneでおすすめするアプリが違いますので、自分のデバイスを確認していただいた後に読んでくださいね。
Android向け!一押しの通信量確認アプリ
「通信量・速度通信モニター」
この「通信量・速度通信モニター」は、毎日のモバイルデータ通信量を正確に計測して、データを見やすく表示してくれます。モバイルデータ通信量の使いすぎを予防できるので、通信速度の制限の対策に有効です。
iPhone向け!一押しの通信量確認アプリ
「通信チェッカー」
アプリを起動するだけで、速度制限がかかるまでの通信量目安が分かります。また、「動画なら3000分視聴可能」などの具体的な目安を表示してくれるので、とてもわかりやすいです。iphoneの通信上限である7GBを超えないように監視できる、ユニークなコンセプトのアプリです。
2017年最新!データ通信量確認アプリランキングTOP3
▶ Android向けアプリランキング
No.1「My Data Manager」
<特徴>
・Wi-Fiやモバイルローミングの通信量を個別に測定してくれます
・データ通信量の使い過ぎを警告してくれ、1回目は1GBなど細かに設定できます
・1日、1カ月単位で通信量をグラフ表示できルノで、通信量のペースを把握しやすくなっています
No.2 「Onavo Count」
<特徴>
・スマホの使用量をビジュアルで把握できます
・通信量だけでなくアプリごとの使用量もわかります
・同じアプリを使っている人達のレポートと自分の状況を比べられます
No.3 「通信量・速度通信モニター」
<特徴>
・全体の通信量と一緒に、アプリ毎の通信量を一目で確認できるチェッカー
・通信速度モニターを常駐可能にしているため、いつ通信しているかが即座にわかります
・1カ月7GB、3日で3GBなど、さまざまなプランに対応しています
▶ iphone向けアプリランキング
No.1 「通信チェッカー」
<特徴>
・アプリを起動するだけで、速度制限がかかるまでの通信量目安が分かります
・「動画なら3000分視聴可能」などの具体的な目安を表示してくれます
・徹底的に通信量を管理したい人向けにPROモードに切り替えが可能です
No.2「DataMan Next」
<特徴>
・データ使用量を%で表示してくれ、初期設定次第で初月から誤差なく利用できます
・通知センターに表示できるので、いつでも1秒でチェック可能です
・通信量が設定した値を超えると通知してくれるので速度制限になる前に自己管理ができます
No.3「カナヘイの通信量チェッカー」
<特徴>
・かわいいキャラ、メーター代わりのホットケーキなどの親しみやすいデザイン
・登場したかわいいイラストをダウンロードして壁紙にできます
・docomo、au、ソフトバンクほか、あらゆるキャリアに対応しています
まとめ
いかがでしたでしょうか。モバイルデータ通信量のプランや、それにかかる費用の価値観は人によって様々ですが、それでもやはり通信制限がかからず、かつ低価格で使えるに越したことはないかと思います。なんの対策もせずにモバイルデータ通信を使用していると、気づいた時には上限に達してしまい、低速で我慢しなくてはなりません。日々意識をすることで、快適なスマホ生活を送れるとともに、毎月の通信料金の節約にもつながります。これを機にぜひアプリを使い、節約を始めてみてはいかがでしょうか。
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