2015/08/19

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JCBクレジットカードの審査基準は甘い?

 

 

カード選びの基準は様々ですが……使えなければ意味が無い。

クレジットカードを作りたい!と思ったとき、どのような基準でカードを選ぶでしょうか?

ポイントの還元率……。

ステータスの高さ……。

年会費の安さ……。

カード選びの基準は、人によって様々です。

 

しかし、クレジットカードは発行の前に「審査」というものを受ける必要があります。

どれだけ「このカードを使いたい!」と思っても、この審査に通過しなければ利用することすらできないのです。

それどころか、審査に通らないからとむやみに申込を行うと、「申込ブラック」と言われる事態に陥ってしまうこともあります。

 

ですから、カードを作りたいと思ったら、すぐに申込をするのではなく、一度自分が審査に通るのかを見極めたほうが良いと言えるでしょう。

審査難易度は何で変わる?

クレジットカードの審査難易度は、大きく2つに分けられます。

 

1.クレジットカード発行会社

「審査」と言うと思い浮かびやすいのは、やはりローン商品ではないでしょうか。

ローン商品の審査においても、貸し主となる会社によってその審査の難易度は変化します。

たとえばカードローン1つとっても、銀行が直接お金を貸す場合(例:三井住友銀行カードローン、みずほ銀行カードローンなど)と、消費者金融がお金を貸す場合(例:プロミス、アコムなど)では、銀行カードローンのほうが審査難易度は格段に高いと言われています。

 

これは、クレジットカードでも同じことが言えます。

スーパーでおなじみのイオンが発行する「イオンカード」と、銀行系統の企業となる三井住友カードの発行する「三井住友カード」では、三井住友カードのほうが審査難易度は高いといえます。

 

発行会社がどのようなバックボーンをもった企業なのか、ということを知ることによって、審査の難易度を推定することができるのです。

 

2.クレジットカード自体のステータスやグレード

また、同じ発行会社のカードだとしても、カード自体のグレードによって審査難易度は変わります

JCBであれば、一般的な機能が付与されている「JCB 一般カード」とより高機能でサービスも豊富な「JCB ゴールド」、またリボ払い専用となる「JCB EITカード」では、審査難易度が全く違います。

 

 

クレジットカードの審査難易度は、上記2つの項目を徹底的に調べることによって、おおよその見当を付けることが可能です。

そこで、今回はJCB自体の審査難易度を検証してみました!

 

目次

検証その1:JCBのグループ会社や関連会社

グループ会社や関連会社を知る意味は?

JCBのグループ会社・関連会社はどうなっている?

検証その2:JCBの営業収益と会員数

営業収益を知る意味は?

JCBの営業収益はどうなっている?

検証その3:JCBの系統

系統を知る意味は?

JCBの系統はどうなっている?

検証その4:加盟信用情報機関と保証会社

加盟信用情報機関と保証会社を知る意味は?

JCBの加盟信用情報機関と保証会社はどうなっている?

JCBの審査難易度は……星3つ!

 

検証その1:JCBのグループ会社や関連会社

 

 

グループ会社や関連会社を知る意味は?

グループ会社や関連会社を知ることで何が分かるのか?とお思いの方もたくさんいるでしょう。

たとえば、申込を行おうと思っているクレジットカード会社のグループ会社や関連会社のなかに、過去にローンの返済が遅れてしまったり、踏み倒してしまったローン会社があったとしたら、この申込は無事に通過するでしょうか?

グループ間でもしも過去の情報が共有されていたら……審査に通らない可能性が高いのではないか」と思う方がほとんどなのではないでしょうか。

 

実際には、グループ会社間で過去の信用情報を共有しているかということは、外部の人間には全くわかりません。

ですから、過度に恐れることは無いでしょうが、審査否決の理由には十分なりうることです。

もしも、過去に迷惑をかけた企業であれば、申込は避けたほうが無難でしょう。

JCBのグループ会社・関連会社はどうなっている?

さて、JCBの主な子会社は、以下の通りとなっています。

 

  • 株式会社ジェーシービー・サービス(人材派遣業)
  • 株式会社ジェーシービー・インターナショナル(海外展開業務)
  • 株式会社日本カードネットワーク(クレジットカード決済システム業)
  • 株式会社ジェイエムエス(クレジットカード決済代行業)
  • 株式会社JCBエクセ(バックオフィス業務)

 

JCBのグループ会社には、特にローン等の商品展開や保証業務を行っている企業はありません。

ただし、JCB自体が地方銀行の提供するローン商品の保証業務を行っていることもあるため、過去にJCB保証のローンで遅延や延滞等の金融事故を起こしてしまっている場合は、審査に通過しない可能性が高まります

思い当たりがある方は、まずは自分が使用したローン商品の保証会社を調べてみましょう。

検証その2:JCBの営業収益と会員数

 

 

営業収益を知る意味は?

発行企業の営業収益を知ることによって、その企業はどのくらい大規模に業務を展開しているのか、また積極的にカード発行を行っているのかの判断ができるようになります。

というのもカード会社の利益は、主に利用者側の分割手数料やリボ払い手数料、年会費で賄われているからです。 

 

ですから、営業収益が高ければ高いほど、利用者が多く、発行に積極的であると言えるでしょう。

JCBの営業収益はどうなっている?

主なカード会社の営業収益は、以下の通りとなっています。

 

系統 企業名 営業収益
(億円)
会員数
(万人)


三菱UFJニコス 2,660 2,984
JCB 2,534 6,949
※国内のみ
三井住友カード 1,984 2,349
アメリカン・エキスプレス 非公開 7,800
※全世界
ダイナース 不明 50
シティカード 不明 30


オリコ 2,063 974
セディナ 1,499 1,763
ジャックス 1,082 665
アプラス 656 不明


クレディセゾン 2,590 2,560
イオン 2,059 3,567
セブン・カードサービス 1,782 679
※別会社含む
ライフカード 273 不明
エポス 201 591

 

銀行系のカード会社のなかでは、三菱UFJニコスに次いで収益が高くなっています。

また会員数についても、国内のみではおよそ7,000万人、海外での利用者も含めるとおよそ9,000人となっており、アメリカン・エキスプレスを凌ぐ勢いとなっています。

この会員数や営業収益を見るに、JCBはカードの発行に積極的と言えるのではないでしょうか。

検証その3:JCBの系統

系統を知る意味は?

先ほども説明しましたが、「そのカード発行会社はどのような設立背景を持っているのか」ということにより、クレジットカードの審査難易度は変わります。

たとえばスーパーや小売店などを展開している企業が設立したカード会社であれば、主婦などの利用者層が他に比べて多く、またカードを幅広い方に発行することによってスーパー利用者を増やすことに主眼が置かれているため、審査は甘めになりがちです。

反対に銀行が母体となるカード会社の場合、リスクを最小限に抑えるために個人の信用力を非常に重要視しますから、自然と審査は厳しめになります。

 

基本的には、以下のような順番で審査は厳しくなっていきます。

  • 1.銀行系・独立系

……三井住友カード、JCBカード、三菱UFJニコス、アメリカン・エキスプレス、ダイナース、シティカードなど

  • 2.信販系

……ジャックス、オリコ、アプラス、セディナなど

  • 3.流通系

……楽天カード、セディナ、ライフカード、クレディセゾン、イオン、エポスなど

  • 4.消費者金融系

……アコム

JCBの系統はどうなっている?

JCBは、上記4つのグループでは銀行系にあたります。

というのも、JCBの前身となる「日本クレジットビューロー」は、旧東洋信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)・旧日本信販(現・三菱UFJニコス)・旧三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)の3行によって設立された背景があるからです。

検証その4:加盟信用情報機関と保証会社

 

 

加盟信用情報機関と保証会社を知る意味は?

個人信用情報機関

ローンやクレジットカード業務を行っていたり、分割での購入を認めている企業は、基本的に「個人信用情報機関」というものに加盟をしています。

というのも、分割購入やクレジットカードは、言ってしまえば「後払い・ツケ払い」ができるシステムです。

誰でもOK!というようにしてしまうと、そのまま踏み倒されてしまう可能性も高まってしまいますよね。

 

そのために参照されるのが「個人信用情報」です。

個人信用情報には、様々な「後払い」の支払状況が記録されています。

ローンの返済やクレジットカードの支払だけでなく、携帯電話を分割払いで支払った時の状況も載っているのです。

もしもここに「3月に支払が滞りました」「5月から支払が行われていません」といった情報が掲載されていたとしたら……貸す側・立て替える側としては、「この人はちゃんと支払を行ってくれない人なんだな」という印象を持たざるをえません。

また、返済や支払の遅延・延滞情報は、5年分は記録として保存されますし、自己破産の情報も10年間は掲載することになっています。

 

ですから、過去に遅延や延滞を起こしてしまっている場合は、どんな会社でも審査に通ることが難しくなってくると言えます。

個人信用情報を集積する機関は、日本では主に以下3つの機関によって管理されています。

 

  • JICC[(株)日本信用情報機構]

……貸金業やクレジット会社、リース会社などが主に加盟する機関。

  • KSC[全国銀行個人信用情報センター]

……都市銀行や地方銀行、信用金庫や農協、労金などのいわゆる「金融機関」が加盟する機関。

  • CIC[(株)シーアイシー]

……クレジットカード会社や信販会社、携帯電話会社や消費者金融の加盟する機関。

 

 

カード発行会社は、上記いずれか、または複数の信用情報機関に加盟をしています。

加盟している信用情報機関に過去の金融情報が掲載されていれば、審査に通る確率は低くなると言えますし、反対にそのカード発行会社が加盟していない信用情報機関のみに事故情報が掲載されていた場合、信用情報はあまり審査に影響を与えないと言えます。

 

ただし、この3機関では延滞に関する情報と本人申告情報を「CRIN」という共有システムによって相互提供しているため、全ての信用情報機関に延滞情報が掲載されてしまっている可能性も十分あります。

心配な方は、自身の信用情報を取り寄せてみると良いでしょう。

保証会社

保証会社とは、利用者の支払が滞った場合、利用者に代わって貸し主である企業に支払を行ってくれる会社のことを指します。

保証会社が立て替えを行った時点で、その債権は保証会社側へ委譲されます。

 

もし、過去に保証会社に代位弁済してもらった経験があるのであれば、保証会社側の記録が残ってしまっていますので、審査には通らなくなってしまうでしょう。

JCBの加盟信用情報機関と保証会社はどうなっている?

JCBの加盟する信用情報機関は、CICとJICCです。

もしもKSCのみに審査に悪影響を与える情報が載っている状態であれば、審査に通る可能性はあると言えるでしょう。

 

また、JCBの保証会社はJCB自身となっています。

ですから、JCB保証のカードローンなどで延滞など起こしてしまった経験があると、審査にはまず通らなくなってしまいます。

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