結婚式で意外とお金が掛かる「花」どのくらい節約できる?
結婚式の費用の中で、見落としがちなのが装花の費用です。結婚式は大量のお花を使うイベントです。「えっ、こんなところまで飾り付けするの?」と見積もりを見てびっくりしてしまうかも。この記事では、そんな装花の節約方法をご紹介します。
そんな所にも飾るの?結婚式の賢い節約方法
結婚式では、どんなところにお花を飾っているでしょうか。ピンとこない方が多いかもしれませんが、じつは至る所に装花が施されているのです。
エントランス、アーチ状に飾るよりも部分的に飾る事で花代を節約
まず、ゲストが最初に目にするエントランス。よくあるのはお花をアーチ状に飾る装花です。式場見学では、お花のアーチをくぐると「花嫁としてここをくぐるんだ」とウキウキした方も多いはず。
確かにエントランスは最初にゲストの目に留まるところです。でも、自分が招かれた結婚式のエントランスって覚えていますか?実はエントランスを通るときって、受付でもらった席次表に気を取られていたり、久々に再会した友人と話していたりして、周りの風景にはそんなに気にかけません。
ですから、エントランスの装花はゴージャスなアーチでなくてもOKです。華やかなお花を花瓶に立てるだけでも、十分結婚式らしい華やかさは演出できますよ。
メインテーブル、新郎新婦の席、生花だけでなくちょっと造花も使って節約
新郎新婦が座るメインテーブルは、個人的には一番装花をケチってはいけない場所だと思います。ゲストの注目の的になりますし、写真もたくさん残るからです。せっかくお気に入りの衣装を選んでも、メインテーブルが貧相だと試着室で撮る写メと変わりません。
メインテーブルの装花を節約したい場合は、お花の量を減らすのではなく、造花を混ぜることをおすすめします。最近の造花はとても繊細にできています。全部造花ではさすがにバレるでしょうが、生花に混ぜることで造花だとバレにくくなります。
ゲストテーブル、一つのテーブルごとかかるので、大人数で座ってもらう
ゲストテーブルの装花は、1テーブルあたりいくらと値段が決まるケースが多いようです。例えば4人テーブルを20卓用意するのと、8人テーブルを10卓用意するのとでは、装花の費用は倍も違ってしまうのです。
あまりぎゅうぎゅう詰めにするのはゲストに失礼ですが、普通の間隔を保てる範囲で大人数で座ってもらい、テーブル数を増やさないようにしましょう。
受付、ウェルカムボードなどで、花の量を少なくする
受付やウェルカムボードにもお花はつきものですが、受付の時しか見ない場所に費用をかけるのはもったいないです。なんとかお花の量を抑える工夫をしてみましょう。例えば、花の代わりにぬいぐるみやオブジェを飾ったり、新郎新婦の写真を置いたり、リボンや風船などで装飾をDIYしたり……。
受付まわりは結婚式や披露宴の進行・演出ともあまり関係が無く、自由度が高い場所です。アイディア次第で可能性は無限大!節約しつつオリジナリティーのある装飾を目指してみてはいかがでしょうか。
ブーケ、かすみ草を使ってボリュームを出す、高い花は使わないようにする
ブーケはメインテーブルと並んで、ケチらないほうがよいポイントです。費用を節約するポイントは、お花の量を減らさずに価格を下げることです。
雑誌やネットを見ると、おしゃれなブーケがたくさん見つかるので、「この通りにして!」とリクエストしたくなるかもしれません。しかし、雑誌に載っているようなブーケは高価なお花を使っていることが多いです。節約したいなら、花の種類は指定せずに、画像を見せて「予算内でこんな感じにしてください」とお願いしましょう。
節約志向の花嫁さんに人気なのが、かすみ草です。可憐でふんわりとした印象がまさに花嫁にピッタリ! 花束で脇役・かさまし用に使われることが多いお花ですが、その可愛さから、かすみ草メインのブーケをオーダーする花嫁さんも多いんだとか。ちなみに花言葉は「清らかな心」。結婚式にぴったりですね。
ウェディングケーキ、ケーキの周りを花で豪華に?使うものを変えてみる
ウェディングケーキも装花で飾る場合が多いのですが、ケーキはケーキカットの時に登場して、すぐ切り分けるために裏に戻すものです。そんなケーキの装飾に費用をかけすぎるのももったいない気がしますよね。そこで、花以外のもので装飾することを考えてみましょう。リボンやレースなどで飾り付けるのも、お花と同じくらい可愛いのではないでしょうか。お花ではなく花びらにするだけでも、多少費用は抑えられるでしょう。
ただし、ケーキは食べ物なので自由に装飾が出来ない場合があります。プランナーさんに相談して、ケーキの装飾を決めましょう。
司会者のマイク?生花でなくリボンでも大丈夫
目立たない箇所ではありますが、司会者のマイクにも実は装花があしらわれています、スピーチ用のマイクなども同様です。マイクの装飾なんて、覚えている人はまずいないでしょうから、ここは節約ポイントです。マイクに何の装飾もなければさすがに違和感があります。一番安価かつシンプルにできる装飾は、リボンです。マイク用のリボンは売っていますし、自作もできます。
参考:結婚式・装花の金額の相場とデザイン・コーディネート事例10選
結婚式で花が少なくても豪華に魅せるポイント
装花の費用を抑えるには装花をしなければいいのですが、あまり装飾がなくなるとさみしくなってしまうのも事実です。そこで装花の節約テクニックとして、「飾り付けはしつつ、生花を使わない」方法をご紹介します。
花で式場を飾っていたらきりがない。絶対に装花が必要な場所をチェック
お花を飾ると、どんな場所でもたちまち華やかになります。そのためついついいろいろな場所に装花をしたくなるものです。エントランスを装花するなら、ゲストの待合スペースもやりたいし、お手洗いが殺風景だと嫌。新郎新婦のグラスにもお花があったらきれいだし、乾杯のシャンパンボトルも、キャンドルサービスで使うトーチも装花したい。ついでに入場のときはフラワーシャワーもあったらステキかも……なんて考えていると、本当にきりがありません。
まずは「絶対に装花が必要な場所」をチェックしましょう。その他の場所は、予算が余ったらやればいいのです。絶対に装花が必要な場所は、メインテーブルとゲストテーブルくらいのものです。会場のもともとの装飾によっても異なりますが、ほかの場所は装飾なしや、花以外のアイテムでの装飾でもなんとかなる場合がほとんどです。
ブーケ、装花持ち込み可能?自分で手配するとかなり節約できる
会場によって、ブーケや装花は持ち込みOKな場合とNGな場合があります。持ち込みOKの場合は、自分で手配するとかなりの節約になる可能性があります。会場に持ち込みの可否を確認したうえで、近隣の花屋さんで見積もりを取ってみましょう。
全部生花でなくても大丈夫。所どころで造花を混ぜる
結婚式で使うお花は、すべて合わせると膨大な量になります。全部生花で飾ると、当然費用は膨れ上がってしまいます。生花の中に所々造花を混ぜると、費用を浮かすことができます。造花を自分で購入する、または会場から買い取れば、新居のインテリアにも使えて一石二鳥です。
リボンやレースを使って華やかさを出し、生花を控える
装花のアレンジにリボンやレースをあしらい、全体のボリューム感を減らすことなく生花の量を減らすというアイディアもあります。もともとフラワーアレンジメントを習っている方でない限り難しいと思うので、雑誌やネットで実例を見つけて業者に相談することになるでしょう。
業者がもともとそうしたアレンジを手掛けていない場合、逆に生花だけの場合より費用がかさむ可能性もあるので、注意が必要です。プロの仕事である以上それなりの質の素材を用意しなければなりませんし、普段と違うことをするので手間がかかるからです。
「レースやリボンを使いたい!」とだけ主張すると「値段が高くなってもいいから、こだわりたいのかな?」と取られてしまう可能性があります。正直に「費用を抑えたいので、お花を減らすためにこんなアレンジはどうですか」などと相談してみるほうが良いでしょう。
式場の壁や椅子の色を使って、ナプキンやメニューの紙の色でも華やかさを出す
装花が少なめでも、式場の壁や椅子の色、テーブルクロス、ナプキン、メニュー表などをうまく組み合わせることで華やかさを演出できるかもしれません。特にテーブルクロスは、クロス自体の模様が華やかなものもありますし、ライナークロスやアンダークロスなどを重ねて使うことで彩りを増すこともできます。
参考:結婚式・装花の金額の相場とデザイン・コーディネート事例10選
結婚式の花はきりがない、しっかりと自分で必要な部分を見極めて
結婚式の生花というのは、飾りだしたらきりがありません。お金のかかることなので、「ここに装花があったら可愛い!」と思っても、一度ゲストの目線になって「ここにお花があったら、気に留めるかな」と考えてみましょう。何も無いとさみしいとしても、本当に生花でなくてはいけないか考えてみることも必要です。必要な装花を見極めて、賢い花嫁になりたいですね。
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