毎月毎月くる電気料金を見るたびに、ため息を吐いた経験はありますか?筆者も経験があります。そうして次にとる行動が、何とかして毎月の電気料金を節約しようと考えるはずです。いろいろと電気料金の節約方法はありますが、今回は夏や冬に重宝されるエアコンを使った節約方法をご説明いたします。
省エネエアコンとは
昔のエアコンは購入するときに「省エネ」という言葉を聞いたことはないでしょうが、最近は省エネエアコンというものも出ております。よくCMとかでもやっていますよね。この省エネというのは、簡単に言えば少ないエネルギーで、最高のパフォーマンスを発揮するということなのです。
ここでは、その省エネエアコンとそのエアコンの性能をいかんなく発揮できる方法をご説明させていただきます。この記事を見ていただいた後は、エアコンの節約術から、エアコン一つでこんなに節約ができると感じれるはずです。それでは早速ご覧いただきましょう。
省エネ効果が上がるエアコンの上手な使い方
冷房・暖房の設定温度の目安
皆さんは何気なく使っているエアコンですが、実は設定温度によって効率が変わってくるってご存知でしたか?効率が変わるということは、設定温度によって無駄なエネルギーを使うエコとは反対の状態になるのです。その無駄のない温度設定というのは、「暖房20度!」そして「冷房28度!」これが目安です。
中にはもっと暑くであったり、冷やしてほしいという方もいるかと思います。ですが極端に外気とかけ離れた温度設定にしてしまうと、上述した通り余計なエネルギーがかかり電気代がかさみますし、一番は健康的にもよくありません。
適切でない温度設定にすることによって、体調を壊してしまえばもちろん医者にかからなくてはならなくなりますし、それだけで余計な医療費がかかってしまいますので、お気を付けください。
カーテンの併用
省エネエアコンの効率をより高めるには、どの家庭にも設置してある、あるものを使えばより効率が上がります。それは「カーテン」です。「カーテンなんて光を遮るものじゃん」と考えた人もいるでしょう。そう、肝心なのは「光」を遮るかどうかなのです。
光はもちろん、部屋を明るくするときに必要になりますよね。読書等するときなんか日当たりのいいとこでしますよね。そういういい面もある一方、夏場ですと日の光の下にいると、暑くて暑くてたまらなくなります。そう、光を遮らないと暑くなる、つまりは部屋も暑くなってしまい、エアコンを使う際に余計その分冷やす事になるのです。
逆に冬場の場合は、部屋をカーテンで仕切ってしまうと、光が十分入らず冷えてしまいます。そうすると、部屋を暖める際に余計な力が必要となるのです。そのため、夏場では「カーテンをする」ことによって余計な熱を部屋の中に入れない、そして冬場は「カーテンを開ける」ことによって、光を十分に確保して、部屋を暖めるようにしましょう。
一週間に一度のフィルター掃除で効率アップ!
あなたはエアコンに、定期的なメンテナンスが必要だということをご存知ですか?このことを知っている方は少ないことでしょう。でもこれ、実は取扱説明書にも書いてあるのですよ。知ってましたか?そしてこのメンテナンスを怠ると、最大で25%もの電気量を無駄に消費することになります。
エアコンのメンテナンス、メインはフィルターの清掃になるのですが、フィルターにホコリが詰まってしまうと、そのホコリが風を止めてしまい、部屋を暖めるもしくは冷やすのに余計な力を必要とします。余計な力が必要になるということは、無駄に電気料金を払わなくてはなりますので、メンテナンスは面倒臭がらずに定期的に行いましょう。
エアコンの周辺に物は置かず空気の流れを良くする
上記の内容と一部関わるのですが、エアコンの周りに物があると風の流れが変わってしまい、メーカー側が理想としている空気の流れを生み出せなくなるのです。これは上記でいうところの、フィルターに詰まるホコリと同じで、冷やしたり温めたりするのに障害となるのです。つまり無駄にエネルギーが必要となる、電気量がかさんでしまうということです。
エネルギーを効率的に使うためにも、エアコンの周りには物を置かないようにして、風が通りやすい道を作ることが、電気量を抑えるコツとなりますので、覚えておきましょう。
冷房・除湿を使い分け上手に省エネ
今からお話しする機能は、昔のエアコンにはついていない可能性が大きいのですが、最近にはついている「除湿機能」の省エネのお話をいたします。除湿機能の何が省エネなのかというと、実はこれ自体では省エネではないんです。冷房と併用することで、省エネになるのです。
あなたは梅雨の時期に、気温はそんなに暑くはないはずなのに、エアコンをつけたくなる衝動に駆られることはありますか。その衝動の正体は、ずばり「湿度」です。梅雨の時期は湿度がどうしても上がりやすいです。湿度が高くなればなるほど、感じる暑さも上がってくるのです。その結果、エアコンの設定温度も高く設定する羽目になるのです。
それを防ぐのが除湿機能なのです。これを使うことで、部屋の中の湿度を下げることができ、その結果温度を下げすぎずに済むのです。梅雨の時期のエアコンは、除湿機能と冷房を掛け合わせて無駄のない効率的な温度設定を実現させましょう。
本当にお得なの?エアコンつけっぱなし節約術のホント
ずっと家にいる時
あなたはエアコンについて、このような疑問を絶対一度は持ったはずです。そう、「エアコンをずっとつけた状態にすると電気代はお得なのか」と考えたことあるはずです。半ば半信半疑の方も多いと思います。実はこれは当たらずとも遠からずなのです。
あなたはエアコンが一番電気量を食うタイミングをしっていますか?それは、起動したときと設定温度まで到達するまでなのです。設定温度まで到達してしまったら、実はあまりかかりません。せいぜい1時間に5円を超えるか超えないかでしょう。立ち上がりの場合は、この10倍ものコストがかかるのです。
ここまでくれば、わかりますよね。そう、つけたり消したりを頻繁に行うのが、一番電気代がかかるのです。逆に一度設定温度まで到達してしまえば、つけ続けたほうがお徳の場合もあるのです。生活のスタイルに合わせて、そこは判断しましょう。
数時間外出する時
もし数時間外出するときは、上記にも記載をしましたが確実にエアコンは切らないほうがお得です。数時間外に出ている間、エアコンを切ってしまうと温度が元に戻ってしまい、家に帰ったらまたエアコンを立ち上げなければなりません。立ち上げの時が一番エアコンは電気量を食います。ですので、つけっぱなしのまま外にはいきましょう。
仕事などで夜まで帰らない時
仕事で朝から夜遅くまで家を開けるとき、あなたはエアコンを切ったほうが良いと思いますか?答えは、「切ったほうがいい」です。確かにエアコンは最初が一番お金がかかります。しかし長時間それこそ10時間以上開けるときは切ったほうが、つけっぱなしの時の電気量より帰ってきてからつけたときの方がお得です。
電気代が安い省エネエアコンランキングTOP5
1位 パナソニック CS-226CF
それでは最後に省エネエアコンの性能を見ていきましょう。この場合の性能というのは、いかに稼働しているときの電気代が安いかというとこを見ていきます。
まず1位の「パナソニック CS-226CF」は」なんといっても、エアコンの中ではリーズナブルな値段に、消費電力が少なくて済むのが魅力です。下記にそのスペックを記載します。
価格:34,880円~
期間電気代:20,520円
冷房消費電力:590W
暖房消費電力:470W
会社もパナソニックと、誰しもが知っている会社なので安心ですし、魅力なのは冷房を使う期間と、暖房を使う期間の期間電気代が安いということです。とりあえずエアコン選びに困った時にお勧めです。
2位 ダイキン S22TTES
続いては「ダイキン S22TTES」になります。詳しいスペックは下記に記載しますので、まずはそれを見てみましょう。
価格:36,000円~
期間電気代:20,520円
冷房消費電力:560W
暖房消費電力:470W
このエアコンは、上記のパナソニックより若干値段が高いのですが、お勧めしたいのは専用のアプリがあることです。このアプリは、「遠隔操作ができて電気代と消費電力が見れる」機能がついているのです。気になる電気料金をチェックできるのはもちろん魅力ですが、帰った時に適切な温度になっているように事前にコントロールできるのが魅力です。
3位 三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GE5616S
さあどんどん見ていきましょう。続いての3位のエアコンは三菱の「霧ヶ峰 MSZ-GE5616S」です。
価格:85,780円~
期間電気代:60,600円
冷房消費電力:2380W
暖房消費電力:1850W
スペックを見ると高い!という感じを持ちますが、これは広いリビングや部屋をお持ちの方向けのエアコンになります。それを踏まえた電気代としては安くなっており、また広いところでも温まりやすく冷えやすいのも魅力です。ほかのエアコンとは違い狭い部屋の方には宝の持ち腐れになってしまいます。
4位 三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-L2216
さあいよいよ終盤になってきました。続いては同じく三菱の「霧ヶ峰 MSZ-L2216」です。
価格:47,880円~
期間電気代:20,169円
冷房消費電力:630W
暖房消費電力:550W
こちらのエアコンは、上記で記載をしました霧ヶ峰の普通の部屋用のエアコンです。とてもコンパクトに作られており、少しの隙間があれば設置できるのが魅力です。もちろん置きやすさだけではなく、ほかのエアコンよりは多少値段は高いのですが、温めるもしくは冷やす性能はほかのエアコンよりも性能は高いのです。
5位 日立 白くまくんRAS-AJ28F
最後は日立の「白くまくんRAS-AJ28F」です。では早速見ていきましょう。
価格:47,880円~
期間電気代:26,109円
冷房消費電力:790W
暖房消費電力:880W
このエアコンは少し広い部屋用で、おおよそ「8畳」用のエアコンになっています。そのクラスのエアコンの中では、期間電気代が安くなっており、エアコン自体の値段は多少高くなてっておりますが、長期的に使うのでしたら、最終的には元を取れること間違いなしです。そこそこ広い部屋専用のエアコンなら、この白くまくんがおすすめです。
思いきって買い替えた方が電気代の節約になることも!
いかがでしたでしょうか?エアコンはおいそれと買い替えるものではないため、なかなか知らない事実が多くあったかと思います。肝心のエアコン選びも重要なのですが、購入した後のメンテナンスであったり、環境つくりがとても重要になります。本日扱った内容を思い出してみましょう。
・冷房・暖房の設定温度の目安
・カーテンの併用
・一週間に一度のフィルター掃除で効率アップ!
・エアコンの周辺に物は置かず空気の流れを良くする
・冷房・除湿を使い分け上手に省エネ
どうですか。そんな難しいものでもないですよね。たったこれだけで、エアコンのパフォーマンスは向上をしますので、是非とも試してみてくださいね。
思っていても何も始まりません。まずは動くことから節約が始まりますので、まずは節約方法から実施してみてください。
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