2014/12/10

貯める

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【普通預金+定期預金÷2=貯蓄預金】一見すると便利そうな貯蓄預金…ですが、その実態は「中途半端すぎて使えない」!

「貯蓄預金」について知ってる人、少ないんです。


みずほ銀行や三井住友銀行の公式ホームページを見ると、取り扱い商品の中に「貯蓄預金」という商品があります。
また三菱東京UFJ銀行では「スーパー貯蓄」と言われる商品も販売されていますので、リスクを負わずに利息を受け取りたい人からすれば、やや気になる商品だと言えます。


同じカテゴリには普通預金定期預金が並んでいるのですが、一体、何が違うのでしょうか?
もしも普通預金や定期預金よりも有利な点があるなら、利用したいところですよね。
以下では貯蓄預金についてのメリットや商品特徴、価値を紹介していきたいと思います。

普通預金と定期預金のいいとこどりをしたのが「貯蓄預金」です。

貯蓄預金の特徴は以下の通りです。


・個人向けの預金商品
・1円から1円単位で預け入れができる
・普通預金と同じように、いつでも出金が可能
・定期預金のように普通預金より高い金利がつく
・毎月末の預金残高に応じて利息がつく
・金利は変動金利で、満期なし
・元本保証されている
・預金保険制度の対象


ざっと特徴だけを見ると元本は保証されますし、普通預金よりも金利が高いわけですから、利用するだけの価値は十分にありそうですね。
また残高に応じて金利がステップアップするということは、余剰資金のある人にとっては嬉しい仕組みだと言えるでしょう。


しかしメリットだけの商品を銀行は扱うのでしょうか?
普通預金は「金利が低い」、定期預金は「一定期間の解約が行えない」とデメリットも抱えています。
つまり貯蓄預金に関しても、有するデメリットに目を向けなくてはいけないでしょう。
次の項目では貯蓄預金がメジャー商品として扱われない理由を取り上げていきます。

いいとこ取りをしたなら普通は良いものになるはずなんだけれど…。

貯蓄預金のデメリットは以下の通りです。


・銀行側の設定した額よりも残高が少ない場合、普通預金と同程度の金利になる
・自由に入出金は行えるが、自動支払いの利用が制限されている


適用金利について

普通預金と同程度になってしまう残高は、大半の銀行が10万円に設定しています。

10万円を下回らなければ普通預金よりも受け取れる利息は多くなるのですが、超低金利と叫ばれる昨今では、大した差がありません。
そして適用金利は定期預金の方が貯蓄預金よりも高いのです。


また銀行によっては預入残高が基準残高を下回ると、適用金利が普通預金を下回ることもあります。


自動支払いって何?

給与や年金の受取、公共料金や社会保険料などの振込が「自動支払い」に該当します。
つまり入出金や振り込みといった「不定期の利用」は普通預金と同じように自由ですが、引き落としなどの「定期的な利用」が行えない商品となります。


社会人や家庭の財布を任されている主婦の方であれば、毎月決まった支払いが数回は待っているでしょう。
よって決済用口座として利用できない点は、大きなデメリットと言えるはずです。


目に見えない損失

自動引き落とし用口座として普通預金を保有し、余剰資金の預入先として貯蓄預金を利用することになれば、自ずと定期預金は選択肢から外れます。
しかし定期預金には自動貸越という借入制度が採用されています。


これは普通預金口座からお金を出金した際、もしも残高不足が発生したら、定期預金に預けている額を担保にしてお金が借りられるといったサービスです。

金融機関によって異なりますが、一般的に自動貸越サービスは「定期預金の合計額×90%」又は「200万円」が上限となります。

自動貸越を一生使わない人もいらっしゃるでしょうが、急にお金が必要となった時には便利ですので、このサービスが使えないというのは損ですよね。


貯蓄預金の賢い利用方法

前述した「特徴」の項目のみを見ると、すごくお得な商品ですが、いまではあまり恩恵を受けられない口座でもあるのです。
しかし使い方次第ではリスクなく、貯蓄預金という商品を利用できます。


1、ステップアップ金利をフルに享受

定期預金のように解約不可能な期間が定められていませんので、余剰資金を全部、貯蓄預金へ預け入れてしまえば高い金利も受け取れるでしょう。
例えばみずほ銀行の扱っている貯蓄預金であれば、残高に応じて7段階も金利が上がるため、一定の金額を超えられるのであれば有利ですよね。


2、利息の支払い日を逆算した裏技

貯蓄預金は残高に応じて利息が支払われる商品です。
やや手間のかかる作業ではありますが、利息の付く日付を事前に確認し、その前日に普通預金や持ち合わせのお金を口座へ預けておくのです。
資金の移動はたった1日ではありますが、これだけで月利の利息が受け取れます


もちろん翌日には出金してしまっても問題はありません。


まとめ

メリットやデメリットだけでなく、賢い利用方法についても紹介しました。
しかし、よくよく考えてみると口座開設するだけの価値はあるのでしょうか?
決済用口座としては使うことができませんし、定期預金と変わらない利息を受け取ろうと思えば結構な金額を口座へ預けなければいけません。


また利息だけを狙った「1日だけの資金移動術」も、金額が多くなれば面倒ですよね。
そもそも利息の付く日付が公共料金などの引き落とし日と重なってしまえば、不都合が生じることも考えられます。

貯蓄預金がメジャー商品として扱われない理由が、なんとなく分かりますよね。

この超低金利時代、貯蓄預金は使う意味があまりないかも。

貯蓄預金のメリットはあまりないという結論から考えれば、短期型の定期預金を利用したほうが有利だと言えるでしょう。

定期預金の中には1週間1ヶ月タイプの商品があり、ネット銀行の取り扱っている商品は金利も優遇されています。


金利(利息)という目的から預貯金を始める人は、お得な定期預金を探すことから始めてみてはどうでしょうか?

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