Amazonは便利だけど…本当に安く買えるの?
漫画や小説、エッセーなど「本(書籍)」と呼ばれる商品は、1年間に何冊もの新刊が発売されます。
20年も昔であれば、街中にある本屋や古本屋しか購入先は無かったと言えるでしょう。
しかしパソコンやスマートフォンが普及してからは、本を取り扱うオンラインショップの数も増えています。
また従来の本屋でもポイントカードを導入し始めていますので、「どうやって本を買えばお得なのか」が分かりづらくなったと言えるでしょう。
以下では本が安く買えると話題の方法を取り上げ、「お得度」「簡単に実践できるのか」といった視点から1つ1つを解析していきたいと思います。
定期的に本を購入しているのであれば、安く買う方法を確認してみてはどうでしょうか?
①Amazon×高還元率クレジットカード
本を購入するとなれば、大手通販サイト「Amazon」は外せません。
普通に本を買う場合でも、全国通常配送料無料(一部商品を除く)となっていますので、無駄なコストを支払わなくて済みます。
ただしAmazonで本を買うなら、クレジットカードを活用すべきでしょう。
ポイント還元に対応しているカードは沢山ありますが、中でも以下のクレジットカードは高還元率として有名です。
REX CARD【還元率2.25%】
Amazonに限らず、商品を購入すると1.75%のポイントを還元してもらえます。
REXカードの明細画面にログインし、JACCSモールのページを経由してAmazonで買い物をすれば、別途「0.5%のJデポ」が受け取れるのです。
1.75%のREXカードポイントは、3,500ポイント貯まるとJデポに交換が可能です。
JデポとはJデポジットの略称であり、対象金額を翌月以降のクレジットカード請求額から割引できるシステムです。
年会費は初年度無料、2年目以降は2,500円かかりますが、年間で50万円以上のカード利用があれば翌年の年会費は無料となります。
公共料金や光熱費の引き落としにも使えますので、年会費無料となるハードルは決して高くないと言えるでしょう。
クレジットカードの審査
三菱UFJカードVIASO(ビアソ)カードや三井住友カード デビュープラス(新規募集を終了いたしました)など、Amazonでの商品購入時にポイント還元が受けられるクレジットカードは多数あります。
ただし難点は「審査」だと言えるでしょう。
ご紹介したREX CARDですが、専業主婦の方でも審査に通ったという意見も聞きます。
つまり誰でも審査に通るわけではありませんが、比較的審査基準は甘めと判断しても良いでしょう。
②楽天×楽天カード
通販サイトと言えば楽天市場があります。
日本国内では規模も知名度も、Amazonより上かもしれません。
楽天市場そのものでも本は販売していますが、楽天ブックスという専門店もありますので、用途に合わせて選択したいところです。
では楽天にて本を安く購入する方法ですが、楽天カードを使用するとお得なポイント還元が受けられます。
楽天カードの最大の魅力は、審査が非常に甘いという点です。
無職の方でもクレジットカードを作れますので、「審査」という面を気にする必要が無いのです。
楽天カードのポイント還元率
本を購入することで1%のポイントが付与されます。
またカードを保有していなくても、1%のポイント還元が受け取れますので、楽天カードを保有していれば2%のポイントが受け取れるのです。
事前に開催日をチェックしておく必要はありますが、「楽天カード感謝デー」というキャンペーンを利用すれば更に1%のボーナスポイントが加算されます。
つまりキャンペーンを狙って、楽天カードを併用しながら本を購入すれば、3%のポイントが貰えるのです。
③クレジットカード専用モール×Amazon
先ほど「REX CARD」を利用して、Amazonで本を購入すればお得だと紹介しました。
その中で「JACCSモール」というショッピングモールを経由すれば、Jデポが受け取れると記載しましたが、他にもクレジットカード会社が運営している専用モールはあります。
Amazonに対応しているショッピングモール
・セゾンカード(永久不滅.com)、還元ポイント2倍
・MUFGカード(POINT名人.com)、還元ポイント2倍
・オリコカード(オリコモール)、還元ポイント0.5%
・JCBカード(OkiDokiランド)、還元ポイント2倍
・三井住友カード(ポイントUPモール)、還元ポイント+0〜+4%
※2022年7月現在
※ポイント還元率は予告なく変更となる場合がございます。
多くのクレジットカード専用モールでは、還元ポイントが2倍にアップします。
またキャンペーンを利用すれば3倍から5倍にも還元率は上がりますので、随分とお得なサービスです。
ただしポイント還元率は「0.5%~1%」とやや低いため、Amazonでの本購入目的であれば、REX CARDに対抗できるクレジットカード及びショッピングモールは少ないと言えるでしょう。
もちろん書籍に限らずオンラインショッピングを定期的に利用している人は、有利に買い物ができるはずです。
④honto×ハピタス
電子書籍と紙の書籍を販売している、「honto」というショップがあります。
ご存知ない方も多いでしょうが、実は国内最大級の品揃えというラインナップに定評があるお店です。
またhontoで書籍を購入すると、ポイントが付与されます。
100円ごとに1Pが付与され、「1ポイント=1円」となります。
つまりhontoというショップを利用すれば、1%の還元率で書籍が買えるのです。
hontoポイントは提携書店となる、丸善やジュンク堂、文教堂でも貯めることが可能です。
貯めたポイントはhonto及び提携書店にて利用でき、hontoカードの発行もネット上より簡単に行えます。
この便利なブックショップですが、「ハピタス」というポイントサイトを経由すると更にお得に書籍が購入できるのです。
honto×ハピタス
利用方法は先ほどお伝えした、クレジットカード会社の運営しているショッピングモールと同じ扱いだとお考えください。
ハピタスを経由してhontoでのショッピングをすると、2014年年末時点では3%のポイントバックが受けられます。
キャンペーンが開催されると、ポイントバック率は5%前後までアップしますので、hontoポイント(1%)と合算すれば4%以上もの還元率が期待できます。
利用方法はhontoとハピタスの2サイトに登録を行うだけですので、誰でも実践可能だと言えます。
⑤各書店のポイントカード
ここまでで4つの方法を紹介しましたが、内3つはクレジットカードを保有していることが前提となりました。
つまり「人によっては実践が可能」な手段だったと言えるでしょう。
そこで最後に取り上げるのが、書店独自のポイントカードの利用です。
リアル店舗にて本を購入する機会があれば、店舗へ行った際にポイントカードを発行するだけですので、方法としては最も簡単です。
書店の発行しているポイントカード
・丸善ポイントカード、お買い上げ100円ごとに最大5ポイント付与、1,000ポイントで1,000円分の商品券と交換
・文教堂グループポイントカード、お買い上げ100円ごとに1ポイント付与、500ポイントで500円分の商品券と交換
・紀伊国屋ポイントカード、お買い上げ100円ごとに最大5ポイント付与、買い物をした翌日から1ポイント1円から利用可能
雑誌や漫画は100円ごとに1ポイント、洋書は5ポイントなど書店によってルールが設定されています。
ただし還元率からも分かる通り、基本的には1%以上となりますので、手間を考えれば悪くは無いサービス内容だと言えるのではないでしょうか?
普段の買い方をひと工夫するだけでお得に買える!
利用方法の難易度は、次の順番で高くなっていきます。
(下に行くほど難易度は高い)
・各書店のポイントカード
・honto×ハピタス
・楽天×楽天カード
・Amazon×高還元率クレジットカード・
・クレジットカード専用モール×Amazon
また「どれだけお得なのか」は、人によって大きく異なります。
なぜなら単純な還元率のみでは、「honto×ハピタス」の組み合わせが最も有利だと言えるはずです。
しかし公共料金の支払いなど引き落としサービスを利用しているのであれば、クレジットカードを使った割引サービスも十分に魅力だからです。
そして実践していくためには、本を購入する度に行わなくてはいけません。
よって本を安く買うことにこだわり過ぎず、使いやすいと思うサービスを選び購入していくべきでしょう。
( Image by pakutaso.com )
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