明治安田生命の個人年金保険の返戻率は高い?保証内容も詳しく解説
明治安田生命の個人年金保険とは
老後の生活に備えて積み立てできる個人年金保険、みなさん利用していますか?
今現在数えきれないくらいの個人年金保険が存在しますが、その中でも、今回は明治安田生命の個人年金保険「年金かけはし」について詳しくご紹介していきましょう。
気になる返戻率や保障内容、他の個人年金保険との比較など、安田生命を利用する上でのメリット・デメリットを徹底解説しちゃいますよ。
明治安田生命の個人年金保険について
明治安田生命の年金かけはし男性の返戻率の例について
2017年4月時点の保険料で、男性と女性それぞれの返戻率をご紹介しましょう。
【男性の返戻率例】
-
保険料払込期間:55歳~60歳満了(契約年齢により変動)
-
年金受取開始年齢:60歳~65歳(契約年齢により変動)
-
年金受取期間:10年
-
月額保険料:2万円
契約年齢 |
払込総額 |
年金総額 |
返戻率 |
20歳 (55歳満了、60歳払込開始) |
840万円 |
約898万円 |
約107.0% |
30歳 (60歳満了、65歳払込開始) |
720万円 |
約762万円 |
約105.9% |
40歳 (60歳満了、65歳払込開始) |
480万円 |
約498万円 |
約103.7% |
明治安田生命の年金かけはし女性の返戻率の例について
【女性の返戻率例】
-
保険料払込期間:55歳~60歳満了(契約年齢により変動)
-
年金受取開始年齢:60歳~65歳(契約年齢により変動)
-
年金受取期間:10年
-
月額保険料:2万円
契約年齢 |
払込総額 |
年金総額 |
返戻率 |
20歳 (55歳満了、60歳払込開始) |
840万円 |
約898万円 |
約106.9% |
30歳 (60歳満了、65歳払込開始) |
720万円 |
約762万円 |
約105.8% |
40歳 (60歳満了、65歳払込開始) |
480万円 |
約498万円 |
約103.8% |
明治安田生命の年金「かけはし」の保証内容
個人年金について
安田生命の個人年金保険には、以下の特徴があります。
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保険料を払い込むことで、満期以降に年金を受け取ることができる
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受取方式を年金だけではなく、一時金などから選べる場合もある
-
保険料は加入時のまま、途中で上がることはない
契約可能な年齢は?
0歳から70歳の間であれば、いつでも契約することが可能です。
保険料払込満了年齢について
満了年齢は、下記の4つの中から選ぶことができます。
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60歳満了
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65歳満了
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70歳満了
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75歳満了
保険料払込期間満了後の据置期間について
保険料払込期間満了後の据置期間は1年~5年です。
年金受取期間について
受取期間は、2種類からどちらかを選択することになります。
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5年確定年金
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10年確定年金
被保険者が死亡の場合はどうなる?
1:保険料払込満了前の場合
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既払込保険料相当額
2:据置期間中の場合
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既払込保険料相当額と被保険者が死亡した日における積立金相当額のいずれか大きい金額
特約について
残念ながらこの保険には付加できる特約はありません。
払込回数について
払込回数は月払と年払、どちらかを選ぶことができます。
払込方法について
払込方法は口座振替のみです。
クレジットカードは使用できませんので注意しましょう。
返戻率が高い!明治安田生命の年金のメリット
返戻率が高い
年金かけはしでも、以前に返戻率の引き下げがありました。
しかし上記でご紹介した表を見て頂ければわかるように、まだまだ100%を超えるという優秀な返戻率になっています。
基本的に個人年金保険は「返戻率が高ければ高いほどおすすめ」という単純明快な性質ですので、年金かけはしは返戻率だけでもおすすめの保険ということになります。
据置期間を設けるとさらに返戻率を高くし増額できる
ただでさえ優秀な返戻率を誇る年金かけはしですが、据置期間を設けることでさらに返戻率を高くすることができます。
例えば30歳で契約した男性が65歳で保険料の払い込みが満了となったとしましょう。
そのまま65歳から年金受取りを開始するよりも、5年間の据置期間を経て70歳で年金受取りを開始した方が、返戻率が数%アップするのです。
上記でご紹介したように年金かけはしでは据置期間を1年~5年までの間で設定できます。
少しでも返戻率を上げたいのであれば、据置期間を長く設定をするのもひとつの手段ですよ。
明治安田生命の年金かけはしのデメリット
特約がなくて、保険料払込の免除も付いていない
年金かけはしには、残念ながら基本保障の中に「障害状態になった場合の保険料払込免除」という保障内容は付いていません。
またこの保険には特約が1つも付加することができないため、当然ながら特約として保険料払込免除を付けることも出来ないのです。
もしものことを考えると、保険料払込免除が付いていないのは大きなデメリットとなるかもしれませんね。
クレジットカードでの支払いができない
この商品の保険料は、口座振替のみとなっておりクレジットカードで支払うことができません。
これはさほど不便なものではありませんが、ただクレジットカード払いによるポイント付与が出来ないというデメリットはあります。
明治安田生命の他の個人年金保険と比べてみた!
現在販売休止中の年金ひとすじについて
安田生命には、年金かけはしと似た様な保険に「年金ひとすじ」という保険がありました。
あまりにも名前が似ていて勘違いされやすかったためか、公式サイトでも相違点のページが用意されていたほどです。
年金かけはしと年金ひとすじの違いについて
こちらはもう販売休止になっている商品のため、あまり詳しくご紹介しても意味がありません。
年金かけはしとの大きな違いだけ述べておきましょう。
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契約年齢範囲が、年金ひとすじの方が10歳低い(20歳~60歳)
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告知が必要
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保険料払込免除のしくみがある
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据置期間の設定が出来ないため、返戻率を高めることが出来ない
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年払いがなく、月払いのみ
このような違いがある商品があったのです。
個人年金保険の中途解約について
解約返戻金は払込保険料の合計額より少ない金額になる
年金かけはしを途中解約してしまうと、元本割れする可能性があります。
元本割れとは、受け取る年金額または一時金が、払い込んだ保険料の総額を下回ることです。
様々な事情により途中解約したくなることもあるでしょう。
しかし多くの場合は「途中解約をすると損をする」ということを覚えておかねばなりません。
短期間で解約は解約返戻金は、全くないかあってもごくわずかになる
途中解約そのものが損をする可能性の高い行為ですが、その契約期間が短ければ短いほど、より返戻金は少なくなります。
この途中解約による返戻金額を知りたいのであれば、経過表でチェックしておきましょう。
経過表とは「いつ解約したらどのぐらいの解約返戻金がもらえるのか」が確認できるものです。
これは保険会社から入手できるものですので、万が一の時のために最初から手に入れておくと良いかもしれませんね。
損はしたくないけど支払いが厳しい…解約せずに済む方法はある?
払込みが困難な場合は?
途中解約をしたくなる事情の中には、別の方法を取ることで途中解約をしなくても済むものがあります。
例えば1番多い理由が「毎月の払い込みが困難になった場合」です。
この場合は、下記の3つのうちのいずれかの方法を取ることをおすすめします。
-
保険金の変更
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払済保険への変更
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延長定期保険への変更
お金が入用になった時は?
2つ目に多い理由が「急なお金が入用になった」です。
この場合は、「ご契約者貸付制度」を利用することを考えてみましょう。
借金という行為に抵抗がある方もいるかもしれませんが、途中解約の返戻率の低さ、将来貰えたはずの年金額を考慮すると、借り入れした方がお得な場合もありますよ。
保証の見直しをしたい時は?
他にも「他社の商品に乗り換えようと思っている」など、今現在の保障内容に疑問を抱くこともあるでしょう。
そのような場合は下記の方法で見直すことができます。
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契約の転換制度
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特約の中途付加
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保障見直し制度
明治安田生命の年金かけはしのシミュレーションで試算
年金かけはしのシミュレーション
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自分だったらいくらの保険料になるのか
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将来どれくらいの保険金が貰えるのか
そんな疑問は下記の公式サイトでシミュレーションして解決してしまいましょう。
個人年金保険に加入する際が自分に合った物を選ぼう!
安田生命の個人年金保険「年金かけはし」はいかがでしたか?
満了時の返戻率が高く、それだけでもおすすめできる保険でしたね。
途中解約のリスクはもちろん、毎月の払込金額や返戻率をしっかりと考慮し、自分にぴったりの個人年金保険を選びましょう。
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