2014/10/15

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世界最高の投資家の名言集『1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則』桑原晃弥

「私は76歳の今も、19歳の時に本で読んだ考えを実践しています。」

1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則

あなたの今までのお金持ちにイメージを覆すウォーレン・バフェット氏の名言88とその解説集


世界最高の投資家の一人であるにも関わらず、質素な暮らしをしているウォーレン・バフェット氏。


アメリカで投資といえば、金融のメッカであるウォール街だが、

バフェット氏はオマハという片田舎でマイペースに暮らすことを貫いている。


バフェット氏が、世界有数のお金持ちになったのはなぜか?

また、「オマハの賢人」として世界中の人々から尊敬され愛されているのはなぜか?


本書は、そんなバフェット氏のの哲学や生き方、そして投資の考え方を教えてくれる一冊


名言の背景にある具体的なエピソードも紹介されていて、名言がスッと頭に入ってくる。


私が本書を読んで大事だと感じたことは、

「仕事でも人生でも尊敬し信頼できる人を選び、(自分の)原理原則に対して誠実に生きること」である。

0.著者がこの本で伝えたい3行メッセージ(想い・願い)

私は76歳の今も、19歳の時に本で読んだ考えを実践しています。

50年経っても欲しいとみんなが思うものをつくっているか、それが投資判断の基準だ。

利益を少し増やすために、人のつながりを切り捨てていく人たちがいる。金持ちになる意味があるのか。

1.導入文:タイトルや著者紹介を見て云々

フォーブスの長者番付で何度か世界一のお金持ちになったことがあるので、

「ウォーレン・バフェット」という名前だけは知っていた。


今回は、そのバフェット氏の入門書ということで、評判良かった本書を手にとった。


「たった1分でバフェット流マネー哲学が学べる本」


88の名言集が見開き1ページで紹介されていて、これなら1分で読めるだろう。


「投資で大切なことはすべてバフェットが教えてくれた!」

とあるが、バフェット氏は、1つの会社の株を何十年も保有する長期投資をするので、

短期投資であるFXやデリバティブ(バフェット氏は、投資界の台風と呼んでいる)やデイトレード的な株式投資や先物取引を目指している人にとっては参考にならないと思う。


しかし、バフェット氏は、投資家の前に一人のヒトとして尊厳を集めていることから、その考え方やバフェット流哲学は参考になるだろう。


ただし著者は、バフェット氏ではなく、アップルやグーグル、トヨタ自動車などの本も書いている経済・経営ジャーナリストの桑原氏である。

2-1.要約①:まえがき、はじめに

  • バフェットは、世界長者番付に25年以上も君臨し続ける大富豪。
  • バフェットは、いわゆる「金の亡者」とは正反対のタイプで、「自分のため」よりも「自分を信頼してくれる人たちのために」を重視する。
  • バフェットの「人を大切にする」「信頼」「人の役に立つ」「信念」といった価値観は、あらゆるビジネス、人生に共通する成功法ではないだろうか。

2-2.要約②:本文

第1章     逆を行くことだ。ただし正反対では芸がないな

  • 1 価格とは、買うときに支払うもの。価値とは、買うときに手に入れるもの。
  • 2 農場を買うときに、その値段ばかりを見る人はいない。生産高を見る。
  • 3 まずまずの企業を素晴らしい価格で買うよりも、素晴らしい企業をまずまずの価格で買うほうがよい。
  • 4 「なぜこの会社を買収するか」という1本の小論文を書けないなら、100株を買うこともやめたほうがいい。
  • 5 リスクとは、自分が何をやっているかわからない時に起こる。
  • 6 内なるスコアカードがあるか、それとも外のスコアカードがあるか。内なるスコアカードで納得がいけば、それがよりどころになる。
  • 7 パックが今ある場所ではなく、これから飛んでいきそうな場所を目がけて滑る。
  • 8 集団の中から飛び抜けた投資実績は生まれてこない。
  • 9 他人が貪欲になっている時は恐る恐る、まわりが怖がっている時は貪欲に。
  • 10 私は76歳の今も、19歳の時に本で読んだ考えを実践している。
  • 11 グレアムを知る人は多いのに、彼の理論を実行に移す人は少ない。どうしてでしょうね。
  • 12 時代遅れになるような原則は原則ではない。
  • 13好物を大食いしてしまうたちなのです。


第2章 あわてずに待とう。時間が幸運を連れてくる

  • 14 投資の世界には見送り三振がない。投資家がストライクを取られるのは、空振りした時だけ。
  • 15 50年たっても欲しいとみんなが思うものをつくっているか、これが投資判断の基準だ。
  • 16 商品が長期間持ちこたえるかを考えることは、その銘柄を売るべきかを考えるより実りが大きい。
  • 17 10年間株を持ち続ける気持ちがないなら、10分でも株を持とうなどと考えるべきではない。
  • 18 格付機関の指摘は受け入れられない。
  • 19 ロードマップを描くことはできない。しかし、知恵を磨くことはできる。
  • 20 1日1時間を自分にあてるべきだ。
  • 21 10年、20年後の頭脳と肉体の働き具合が、それで決まるんだ。
  • 22 本当に重要な事だけを選んで、それ以外は断ることも大切だ。
  • 23 助言するのが最も得意だったのは21歳の時だった。誰も私の話を聞かなかった。どこかで立ち上がってすごく賢いことを言っても、大して敬意を払われなかった。今は世界一愚かなことを言っても、そこに何か隠れた重大な意味があるとみんなが考える。


第3章 ギャンブルは禁止。最後にゼロをかければゼロになる

  • 24 本当に頭のいい人たちが、痛い目にあいながら学んできたことがあります。それは目を見張るような数字も、最後にゼロをかければゼロになる。
  • 25 市場環境が悪化したらレバレッジは裏目に出る。その結果、それまでの立派な運用リターンが雲散霧消し、株主資本を破壊する。
  • 26 レバレッジを多用することもできた。しかし、ぐっすり眠れなくなっただろう。
  • 27 無知と借金が結びつく時、結果は非常に興味深いものになる。
  • 28 儲け話と信じたい本能のようなものが人間にはある。
  • 29 堤防を改善すべき時期は、ハリケーンが来る前でなければならない。
  • 30 飛び越えられる30センチのハードルを探した。2メートルのハードルをクリアできる力があったのではない。
  • 31 手持ちの25%以上のお金を借りたことがない。
  • 32 投機は簡単そうに見える時ほど危ない。
  • 33 どんな愚か者にも経営を任せられるすぐれた会社の株を買え。いつか愚かな経営者が現れるからだ。
  • 34 素晴らしい事業なんて世の中にそう多くはない。
  • 35 一定のリスクを負わなければならない。未来はいつだって不確実だ。


第4章 「人」に投資するんだ。好きというより組める相手さ

  • 36 相手が「たやすいことだ」と言ったら、その話は9割がたお断りする。
  • 37 扱いにくい人間と取引すべきではない。
  • 38 すぐれた人と付き合えば向上する。ひどいやつと付き合えば滑り落ちる。しごく単純な仕組みだ。
  • 39 私はこれまで人に賭けてきた。その人たちのことを理解しているつもりだ。
  • 40 大事なのはヒーローと呼べる人物を持つことだ。
  • 41 有能な騎手も、骨折した駄馬に乗っては勝てない。
  • 42 熱意こそ抜きん出る対価。
  • 43 雪がよくくっついてくれるには、それなりの人間にならなければならない。
  • 44 私には、ちょっと寄ってさまざまな人と話をする癖があった。
  • 45 深刻なニュースがもしあるなら早めに報告せよ。
  • 46 前例のないことも見抜く力が必要だ。

第5章 公開情報を深く読め。裏情報なんてカモを釣る餌だ

  • 47 (誰でも手に入る)年次報告書を50年間、毎年読んできた。
  • 48 企業経営でも投資でも同じようなことを感じる。並外れたことをしなくても並外れた業績を達成できる。
  • 49 手当たり次第、読むことだ。
  • 50 帳簿に記載されない資産や、目に見えない資産に着目する。
  • 51 少額でいいから、投資をしよう。本を読むだけではダメだ。
  • 52 陸の上を歩くとはどういうことか、魚に説明できるか。たぶん何千年説明しても説明しきれないだろう。でも、1日歩いてみれば、たちまちすべてがわかるはずだ。企業経営も同じこと。
  • 53 私は自分の目で確かめたかった。
  • 54 あのまま都会の刺激に反応するようになっていたら、頭がおかしくなっていたかもしれない。
  • 55 郵便が3週間遅れて届くような田舎に住むほうが運用実績を残せる。
  • 56 あれこれ考えて時間をムダにすることは避ける。判断は、5分でたやすくできるものだ。
  • 57 体重が、150キロだったらひと目で、太っていることはわかる。
  • 58 成功例よりも、失敗例のほうが得ることは大きい。
  • 59 自分が理解しているなら、人が理解できるように表現できるはずだ。


第6章 得意分野の外に出るな。臆病は危機管理になるんだ

  • 60 重要なのは、能力の輪を大きくすることではなく、輪の境界を厳密に決めることだ。
  • 61 次分の能力の輪の中にめぼしいものがないからといって、輪を広げることはしない。じっと待つ。
  • 62 正しいか間違っているかは他人が賛成するかどうかと関係ない。事実と根拠が正しければ正しい。
  • 63 やる必要のない仕事は上手にやったところで意味がない。
  • 64 年に1度いい考えが浮かべばよしとしている。
  • 65 思い上がりや倦怠感で、経営者の関心が横道にそれた例は枚挙にいとまがない。
  • 66 人は習慣で行動するので、正しい至高とふるまいを早いうちに習慣化させるべきだ。
  • 67 私は雪の玉を若い時から固めた。10年遅く始めたら、斜面のずいぶん下にいただろう。
  • 68 同じものをずっと繰り返し食べるのが好きなんだ。
  • 69 経費削減のニュースを耳にするたびに、この会社はコストをちゃんと理解していないと思ってしまう。


第7章 いつも「誠実」の側に立て。信用なき金持ちは叩かれる

  • 70 企業も取引のネタにすぎないと考える人が大勢いる。
  • 71 ビジネスの世界で最も危険な言葉は、「他の誰もがやっている」だ。
  • 72 正確に間違うより、大まかに正しい方向へ進むべきだ。
  • 73 手数料を得ると投機的な傾向から逃れることはむずかしい。
  • 74 みなさんが苦しむ時は私たちも苦しむ。
  • 75 いくら時間がかかろうと、すべての質問に答えたい。
  • 76 市場を出し抜けるとは思わないこと。
  • 77 コストを下げたいというのなら大金を払ってもいいだろう。
  • 78 ぜひやりたい仕事ではないが、うまく片付けるまでやるつもりだ。
  • 79 知性、エネルギー、誠実さ。最後がかけると前の二つは意味のないものになる。
  • 80 子どもたちは超のつく優雅な生活を送ることにならないだろう。
  • 81 莫大な富を継承することには興味がない。アメリカらしくないからだ。


第8章 お金以外の目的を持つ。欲から自由になるコツさ

  • 82 好きなことをとびきり上手にやることだ。お金はその副産物にすぎない。
  • 83 境遇は恵まれていいなくても、愛されている人は大きな成功を感じているものだ。
  • 84 あなたがどう行動するかが他人の手本になる。
  • 85 100人の前で理屈の通ったことを言えば、何人かは耳を傾けてくれる。
  • 86 利益を少し増やすために、人のつながりを切り捨てていく人たちがいる。金持ちになる意味があるのか。
  • 87 底抜けの楽天主義者なので、最も面白い章はこれからやってくると考えてしまう。
  • 88 幸運な1%だとして生まれた人には、残りの99%のことを考える義務がある。

3.著者紹介

桑原晃弥(くわばら てるや)

桑原晃弥1956年広島県生まれ。

経済・経営ジャーナリスト。慶應義塾大学卒。

業界紙記者を経てフリージャーナリストとして独立。

トヨタからアップル、グーグルまで、業界を問わず幅広い取材経験を持ち、企業風土や働き方、人材育成から投資まで、鋭い論旨を展開することで定評がある。

著書に『ウォーレン・バフェット 巨富を生み出す7つの法則』(朝日新聞出版)、『ウォーレン・バフェット 成功の名語録』(PHPビジネス新書)、『「ものづくり現場」の名語録』(PHP文庫)、『1分間スティーブ・ジョブズ』(ソフトバンククリエイティブ)などがある。

4-1.Amazon説明文

「スキマ時間の1分間」で、バフェット流マネー哲学をマスター!


シリーズ第5弾は「世界最高の投資家=ウォーレン・バフェット」を取り上げる。

半世紀近くの長期にわたり高い運用成績を残し、フォーブス長者番付では四半世紀以上ベスト10に入る、

希代のマネースペシャリスト。

一方で、自身は質素な生活を送り、慈善活動を積極的に行うなど、

その人柄から「賢人」とも呼ばれるバフェットの言葉は、常に物事の核心をついている。


本書では、「リスクはあなたが何を行っているか知らないことが原因だ」「分散とは無知に対するリスク回避だ」

「トラブルから抜け出すよりも、トラブルを避けるほうが簡単。私は高さ2メートルのバーを超えようとは思わない。

周りを見渡して、またぎ越せる30センチのバーを探す」など、

カテゴリー別にバフェットの発言から鋭い一言88個を抽出し、そこからバフェットの思考法を解説する。

通勤電車の中や待ち合わせの時など、いわゆるスキマ時間の1分を活用して、

バフェットの物事の核心をつく考え方をザックリとマスターすることができる。


[語録一例]

「価格とは買う時に支払うもの。価値とは、買う時に手に入れるもの。」

「投資の世界には見送り三振がない。」

「目を見張るような数字も、最後にゼロをかければゼロになる。」

「相手が「たやすいことだ」と言ったら、その話は9割がたお断りする。」

「アニュアルレポートを50年間、毎年読んできた。」

「重要なのは、能力の輪を大きくすることではなく、輪の境界を厳密に決めることだ。」

「ビジネスの世界で最も危険な言葉は、「ほかの誰もがやっている」だ。」

「好きなことをとびきり上手にやることだ。お金はその副産物にすぎない。」


本書は、ビジネス界の巨人のメッセージを個紹介する「語録集」シリーズである。
世界のビジネスのカリスマたちのメッセージを通して、一流の働き方や生き方、
そして仕事のノウハウを学ぶことができる。
ほんの1分で、1つのメッセージとその解説を読み終えることができ、
毎日の仕事に活かせるようまとめられている。

4-2.Amazonレビュー

評価が高い有用性のあるレビュー

★★★★★ 自己啓発書のようなエッセンスが凝縮されています

まず、バフェットが何なのかも知らず、

「お金の本質を解き明かす」という文句に惹かれて衝動買いしました。


語っている事は物凄くシンプルです。

専門用語を、まるで知らない門外漢でもスラスラ読めました。

だからこそ、物事の本質を見事についていると思わされます。


投資や、お金に関する細かい手法ではなく、

どちらかといえば、バフェット氏の人生哲学がプッシュされている印象でした。


この本を読んでつくづく思うのは、成功する人というのは初志を貫徹しているという事です。

バフェット氏自身ももちろんそうであるし、

これはどのような事象でも当てはまる事ではないのでしょうか。


「私は76歳の今も、19歳の時に本で読んだ考えを実践している。」本文32pより


これが何よりバフェット氏の哲学を物語っています。


投資に関する方法、理念を学ぶために限らず、人生に関する見地を幅広くするという意味合いにおいても、

本書は素晴らしいものであり、一読を是非オススメします。

少なくとも本書は、並の自己啓発書を10冊読むよりも強烈な印象を私に残しました。


評価が高くない有用性のあるレビュー

★★★☆☆ よくまとまったバフェットの名言の解説本

バフェットの投資やビジネスに関する名言の解説本であり、内容自体は目新しいものではありませんが、1つの言葉とその解説が見開き2ページ、それもほとんどの頁が四分の1頁以上が空白なので、読むのが早い人なら題名通りに「1分間」以内で名言1つの解説を読むことができるでしょう。

軽い本でもあるので、通勤電車で読むにはうってつけでしょう。


バフェットの名言には奥の深いものもあり、そういう言葉は見開き2ページの解説で理解するのは難しいと思われるものがあり、この一冊で多くの言葉を本当に理解するのは難しいでしょう(ゆえに星を減じます)が、

・バフェットについての入門書

・すでにバフェットについて相当の知識を有する人がバフェットの名言の一覧資料として使う

には良い書籍だと思います。

5.この本の目次

はじめに

第1章 逆を行くことだ。ただし正反対では芸がないな

第2章 あわてずに待とう。時間が幸運を連れてくる

第3章 ギャンブルは禁止。最後にゼロをかければゼロになる

第4章 「人」に投資するんだ。好きというより組める相手さ

第5章 公開情報を深く読め。裏情報なんてカモを釣る餌だ

第6章 得意分野の外に出るな。臆病は危機管理になるんだ

第7章 いつも「誠実」の側に立て。信用なき金持ちは叩かれる

第8章 お金以外の目的を持つ。欲から自由になるコツさ

6.この本の紹介

1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則 (1分間シリーズ)

1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則 (1分間シリーズ)

桑原 晃弥

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