• 法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

2017/11/07

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法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

法人向けの定期保険にはどんな種類があるのか?特徴と活用方法を解説!

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

定期保険って何?法人の定期保険はどんなもの?

株式会社などの法人向けの定期保険にはどんな種類があるのかご存じでしょうか?

 

この記事では、法人向けの定期保険について、特徴や活用方法を詳しく解説していきたいと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

定期保険の種類について

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

平準定期保険とは?

平準定期保険は、主に株式会社などの法人が契約することができる定期保険です。一般的な定期保険は、保険期間が10年~20年程度が多いですが、平準定期保険は、保険期間が99歳や100歳まで契約することができます

 

保証額も保険期間中は一定なので、長期的に安心ができる定期保険です。

 

逓増定期保険とは?

逓増定期保険は、契約後、保険期間満了になるまでに契約時の保険金額より5倍まで保険金額が増える定期保険です。

 

保険期間が満了した時に満期保険金はもらえませんが、早い時期に途中解約した場合でも、解約返戻金の利率が高いので、大きな解約返戻金をもらえることが特徴です。

 

平準定期保険と逓増定期保険の違いについて

平準定期保険と逓増定期保険の違いについて比較してみましょう。

 

○平準定期保険

  • ・保険料:年額200万円程度
  • ・保険金:2~3億円程度
  • ・保険期間:20~30年(解約返戻金のピーク)
  • ・損金計上(保険期間前半6割):1/2損金
  • ・損金計上(残りの期間):全額損金
  • ・低解約返戻金制度:あり
  • ・契約者貸付金制度:あり

 

○逓増定期保険

  • ・保険料:年額1,000万円程度
  • ・保険金:5,000万円~最大5倍程度になる
  • ・保険期間:5~10年(解約返戻金のピーク)
  • ・損金計上(保険期間前半6割):1/2損金(満了時の年齢が45歳以上70未満)
  • ※保険期間満了時の被保険者の年齢により割合が異なる
  • ・損金計上(残りの期間):全額損金
  • ・低解約返戻金制度:なし
  • ・契約者貸付金制度:なし

 

どちらの保険も比較すると違いがありますね。保険に加入する場合はどちらが適しているのかしっかり検討してください。

 

平準定期保険について

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

長期平準定期保険の特徴について

長期平準定期保険の特徴は主に2つあります。

 

  • ・解約返戻金の返戻率のピーク期間が長く続く。
  • ・保険料の1/2を損金として算出できる。

 

長期平準定期保険は途中で解約した場合、解約返戻金を高い利率でもらえます。この返戻率のピーク期間が長く続くことも特徴になります。

 

また、保険料の1/2を損金として算出できるため、保険料を支払っている間は税金の負担が軽減されます。

 

長期平準定期保険を活用するのに向いている条件とは?

長期平準的保険を活用するのに向いている条件は主に3つあります。

 

  • 比較的若い経営者(20~40歳)で20~30年後くらいに退職金として利用を考えている。
  • ・営業利益が安定していて保険料の支払いが確実にできる
  • 緊急時の予備資金として利用を考えている。

 

長期平準定期保険は解約することで、いつでも解約返戻金をもらうことができるので、解約するタイミングを見計らいながら活用してください。

 

長期平準定期保険の活用方法とは?

長期平準定期保険の活用方法として主に4つあります。

 

  • ・20~30年かけて退職金などの資金を20%以上多く積み立てる
  • ・後継者へ承継する際に経済的負担を軽減してあげる。
  • 営業赤字など危機がある時に一部を解約して資金に充てる。
  • 急に資金が必要になった時に一部を解約して資金に充てる。

 

長期平準定期保険は、解約返戻金を上手に利用すればいろいろな活用方法ができます。解約返戻金の返戻率は20~30年後がピークになります。

 

長期平準定期保険を利用する際の注意点について

長期平準定期保険を利用する際の注意点は主に2つあります。

  • ・適切な保険料で契約しないと会社のキャッシュフローが悪化するリスクがある。
  • ・解約返戻金のピーク期間に後継者へ承継しないと損をするリスクがある。

 

長期平準定期保険は高額な保険料の支払いが発生します。会社の利益を見据えながら継続しないとキャッシュフローが悪化してしまうリスクがあります。

 

また、後継者へ承継するタイミングが解約返戻金のピーク期間より遅くなってしまうと、ピーク時にもらえる解約返戻金より少なくなってしまうなどのリスクがあります。

 

低解約返戻金型定期保険のリスクについて

低解約返戻金型定期保険は、返戻率が高いピーク時に解約すれば、通常の長期平準定期保険よりも多く解約返戻金を受け取ることができます

 

しかし、ピークになる前に解約してしまうと返戻率が低く設定されているため、損をしてしまうリスクがあります。低解約返戻金型定期保険は、20~30年の長期を見据えて加入されることをおすすめします。

 

逓増定期保険について

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

逓増定期保険の特徴について

逓増定期保険の特徴は主に2つあります。

 

  • ・保険料の1/2を損金として算出ができるため、税の負担が軽減される。
  • ・解約返戻金の返戻率のピークが早く期間が短い。

 

逓増定期保険は、保険料を一部損金として算出できるので保険料を支払っている期間は税金の負担が軽減されます。

また、解約した場合にもらえる解約返戻金の返戻率のピークが早いため、数年後に資金が必要になることがわかっていれば利用する価値があります。

 

逓増定期保険を活用するのに向いている条件とは?

逓増定期保険を活用するのに向いている条件は主に3つあります。

 

  • ・5~10年後に退職金や設備投資などまとまった資金が必要で効率的に積み立てしたい。
  • ・会社の利益が順調で割高な保険料を払い続けることができる。
  • ・保険料の1/2の金額を超える利益を出し続けることができる。

 

逓増定期保険は、返戻率のピークが早いため、数年後に解約して返戻金を設備投資などの資金として利用することで、さらに節税効果が発揮されます。

ただし、保険料が高額になってくるので、常に利益が出ていないと税負担のメリットの効果が薄れてしまいます

 

逓増定期保険の活用方法とは?

逓増定期保険の活用方法は主に4つあります。

 

  • ・5~10年で必要な資金を20%以上多く積み立てする。
  • ・事業承継で後継者にかかる税負担を軽減する。
  • ・資金が必要な時に一部を解約して赤字などの穴埋めにする。
  • ・急なチャンスがある時に審査不要でお金を借りる。

 

逓増定期保険は、5~10年で解約返戻率のピークになるので、この時期に解約して効率よく資金を多く積み立てることが最適です。事業承継もこの時期を見計らって行えば、高額な保険料を損金として算出して利益を減らすことで、会社の評価額も下がり結果的に事業承継にかかる税金も軽減できます。

 

また、設備投資などで資金が必要な時は解約して資金を作れますし、逓増定期保険には契約者貸付の制度があり、面倒な審査も不要でお金を借入することができます

 

逓増定期保険を利用する際の注意点について

逓増定期保険を利用する際の注意点は下記の通りです。

 

  • ・適切な保険料を設定しないと会社の資金繰りが厳しくなる。
  • ・解約のタイミングを外して損をしてしまうリスクがある。

 

逓増定期保険を利用する際の注意点として、保険料が高額になるので適切な保険料を設定しないと会社の資金繰りが厳しくなります。また、返戻率のピーク期間が短いので事業承継などのタイミングが合わないと返戻率の高い時期が過ぎてしまいます。

 

名義変更プランはおすすめできない!その理由とは?

逓増定期保険には名義変更プランができる低解約返戻金型というタイプがあります。簡単に説明すると、低い保険料で加入して解約時に通常より高い解約返戻金をもらえるプランです。

 

しかし、名義変更プランは下記の様な問題点があるのでおすすめはできません

 

  • ・名義変更プランは租税回避と指摘されている。
  • ・政府・国税局があきらかに問題視している。
  • ・保険会社の中には名義変更プランの勧誘を禁止している会社がある。

 

定期保険を検討する上で知っておきたい損金について

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

長期平準定期保険の保険料は、保険期間前半6割が1/2損金として計上され、残りの期間は全額損となります。逓増定期保険の保険料は、保険期間前半6割が1/2損金として計上され、満了時の年齢により損金の割合が変わってきます

 

保険料の損金について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考に読んでみてください。

 

節税する上で知っておきたい!法人保険の損金の仕組みとタイプについて解説

 

定期保険の経理処理はどうやって行うの?

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

定期保険の経理処理について、死亡保険金を受け取るのが法人である場合と被保険者の遺族が受け取る場合ともに保険金は損金として計上されます。

ただし、特定の役員や従業員だけを被保険者としている場合は、法人が支払った保険料は特定の役員や従業員に対する給与になってしまいます

 

定期保険の経理処理について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

 

法人保険の経理処理をする上で知っておきた税務と損金について!

 

国税庁の解約返戻金のない定期保険の取扱い(法人税基本通達9-3-5)について

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

定期保険の受取人は?

定期保険の受取人は、法人が契約者となり保険金を受け取ります

 

保険事故及び保険金について

被保険者(役員または従業員)が死亡した場合は死亡保険金が支払われます。また、被保険者が高度障害状態に該当した場合は、高度障害保険金が支払われます。

 

保険期間と契約年齢について

保健期間と契約年齢は下記の通りです。

保険期間

加入年齢

保険期間

加入年齢

30年満了

0歳から50歳まで

75歳満了

0歳から70歳まで

70歳満了

0歳から65歳まで

80歳満了

0歳から75歳まで

 

保険料払込期間は?

保険料払込期間は、保険期間と同一期間となります。短期払込はありません。

 

払戻金について

解約返戻金の無い定期保険は、掛け捨てで満期保険金はありません

 

契約者の法人が払い込む保険料は、その支払時に損金の額に算入できる

契約者の法人が払い込む保険料は、支払時に損金の額に算入することができます

 

定期保険を比較してみよう!

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

法人が契約することができる定期保険には、平準定期保険逓増定期保険などがあります。それぞれの種類によって保険料や保険金の額などが違ってきます

 

定期保険を詳しく比較したい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

 

法人保険加入前に知っておきたい!選び方のポイントと比較方法を解説!

 

定期保険加入時は、複数の保険商品を比較してから決めよう!

法人の定期保険ってどんなもの?特徴や活用方法を分かりやすく解説します!

法人が契約することができる定期保険は、保険の種類によって内容が大きく違ってきます。支払う保険料も高額になるので、会社に最適な保険を選ぶためには複数の保険商品をしっかりと比較して決めましょう

 

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