• 法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

2017/11/07

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法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

法人保険で退職金を積み立てるメリットとは?保険を選ぶポイントや運用方法を分かりやすく解説!

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

節税しながら退職金が貯めるには?

法人保険には積立式のものがあり、それを利用することで効率よく退職金を貯めることができます。

今回はこの法人保険を使って退職金を貯める仕組みや、そのメリットについてご紹介していきましょう。

 

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由とは?

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

中退共や確定拠出年金制度を利用した場合は積立資金の用途が限られている

中退共とは「中小企業退職金共済」のことです。

他にも確定拠出年金制度など、退職金を積み立てるのに特化した制度が存在します。

 

しかし用途が「退職金」に限られてしまうため、死亡退職金の額が少なかったり、事業支出補填が難しかったりするなどのデメリットが考えられます。

 

現金で退職金を積み立てした場合は税金負担が大きい

保険を利用せず現金で退職金を積み立てた場合は、会社全体の利益として益金扱いになってしまいます。

そのため法人税や住民税などの税金が毎年課税されるデメリットがあります。

 

法人保険を利用して退職金を積み立てた場合は節税効果がある上に死亡保障のメリットがある

法人保険を利用した場合は、支払った保険料が損金算入できますので課税対象になる利益を減らせ、節税対策になります。

またもちろん「保険」なのですから、退職金を積立ながら保障も受けられるのです。

 

退職金積立に役立つ法人保険を選ぶポイントについて

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

法人保険は損益のタイミングの調整が最も重要になる

損金計上のタイミングを上手に利用すると、下記の2つのような恩恵を受けることが可能です。

 

  1. 資金を準備する段階で全額または一部を損金計上して税負担を軽くする

  2. 積み立てたお金を支出する時の赤字幅を小さくする、または黒字化する

 

返戻率のピークと退職金の受取時期が合っているかどうか

返戻率とは、それまで掛けた保険料に対してどれくらい戻ってくるかという割合です。

これは徐々に高くなることもありますし、一旦ピークを迎えたらその後落ちていくものもあります。

この返戻率のピークがきちんと退職金支給のタイミングになるよう設定しましょう。

 

保険金との関係で保険料が割安か割高か

保険金の受給額を上げれば保険料は高くなりますし、保険料を少額にしてしまうと退職金額に届かない場合も考えられます。

掛金として出ていく資金と、将来受け取ることになる保険金のバランスを見極めましょう

 

解約まで保険料を払い続ける事ができるか?

当然ながら、保険料を払い続けなければ退職金の積み立てにならないどころか、保険期間の保障を受けることもできません。

法人保険は1度加入すると、何年という長い期間でお金が出ていくことにもなります。

解約まで滞納することなく支払い続受けられる金額で加入するようにしましょう。

 

損金を超える額の営業利益を出し続ける事ができるか?

上記の「保険料を払い続けられるか」でも触れたことですが、長年に渡って保険料を支払うには、それ相応の資金力=営業利益が必要になります。

掛金として出ていく額、損金計上できる額、保険料として受け取る額など、様々な数字に注意して保険を選びましょう

 

退職金準備に適している法人保険について

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

退職金準備に適した法人保険の種類とは?

退職金準備に適している法人保険は、下記の3つが考えられます。

 

【養老保険】

満期前に死亡したら遺族に、無事に満期を迎えられたら会社に保険金が支払われる保険です。

 

【長期平準定期保険】

定期保険の中でも、90歳~100歳までなど保険期間を長く設定できる保険です。

 

【がん保険】

がんだと診断されたとき、入院・治療が必要になったとき、死亡した時などに保険金が支払われる保険です。

 

養老保険を運用して退職金を積み立てる方法について

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

養老保険とは?

満期前に死亡したら遺族に、無事に満期を迎えられたら会社に保険金が支払われる保険です。

 

福利厚生プランで従業員全員の保障が可能になる

養老保険の福利厚生プランを選べば、従業員が死亡した場合その従業員の遺族に保険金が支払われることになります。

 

養老保険のメリットは積立と併せて従業員の遺族へ手厚い保障がある

  • ・満期前に死亡したら遺族に保険金が支払われる

  • ・無事に満期を迎えられたら会社に保険金が支払われる

 

このように養老保険は必ず保険金が受け取れる保険です。

そのため「積み立て+退職金準備」に適しているだけでなく、「福利厚生」もプラスできるお得な保険なのです。

 

長期平準定期保険を運用して退職金を積み立てる方法について

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

長期平準定期保険とは?

定期保険の中でも、90歳~100歳までなど保険期間を長く設定できる保険です。

 

一定の死亡保険金と中長期的な死亡保障が特徴である

長期平準定期保険には3つの特徴があります。

 

  1. 死亡保険金は保険料支払年数に関わらず一定

  2. 解約返戻金の返戻率が高い時期が長く続く

  3. 保険期間も90歳~100歳まで長く続く

 

満期保険金の制度はありませんが、解約時には高い返戻率で解約返戻金が受取れることが期待できる保険です。

 

長期平準定期保険のメリットは20~30年の長期運用により有利になる

死亡保障を長く受けられるのはもちろん、解約返戻率の高い期間が長いので、定年のない仕事向けの法人保険になります。

 

がん保険を運用して退職金を積み立てる方法について

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

がん保険とは?

がんだと診断されたとき入院・治療が必要になったとき死亡した時などに保険金が支払われる保険です。

 

終身タイプにするとがん専用の保障に加えて解約返戻金を受け取る事ができる

終身タイプのがん保険であれば解約時に解約返戻金を受取ることが可能です。

そのため下記の図のように、保険料の積立と共に解約返戻金を増額させていくこともできます

 

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

参照元:株式会社保険コネクト

 

がん保険を利用するメリットはがんのリスクを重視しながら積立する事ができる

がん保険は他の法人保険と比べて、解約返戻金の返戻率は高くありません

そのため退職金の準備をするという目的では、それほど有利だとはいえないでしょう。

しかし高齢の経営者や役員に対するがんのリスクを重視できる点は、大きなメリットだと思われます。

 

法人保険で退職金を積み立てるメリットとデメリットについて

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

法人保険で退職金を積み立てるメリットは?

法人保険で退職金を積み立てるメリットは4つです。

 

  1. 死亡保障と同時に資金形成する事ができる

  2. 退職金として受け取れば個人の所得税を軽減する事ができる

  3. 簿外資金になる

  4. 退職金支給年度悪化を防止できる

 

法人保険で退職金を積み立てるデメリットは?

法人保険で退職金を積み立てるデメリットは1つです。

 

  1. 解約時期によっては低い返戻率になるため損をする場合がある

 

法人保険を検討する前に知っておきたい損金について!

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

「法人保険の掛金は損金計上できる」これは多くの方がご存知のことでしょう。

しかし保険の種類によってその割合が異なるなど、詳しく知らねば自社に合った保険が選べない場合があります。

この法人保険の損金に関する情報は、下記の記事で詳しく説明されていますので、併せて参考にしてみましょう。

 

節税する上で知っておきたい!法人保険の損金の仕組みとタイプについて解説

 

保険を有効に活用する方法とポイントについて

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

退職金の支給の適正額を確認しよう!

常識範囲外の金額では、損金計上が認められない場合があります

勤務した期間や退職事情、同業種の退職金額などと比較して、妥当だと判断される適正額に設定しましょう。

 

役員退職慰労金や弔慰金規定、取締会議事録を準備する

退職金を遺族にスムーズに渡すことができるよう、役員退職慰労金や弔慰金規定などを作成しておきましょう。

またそれらを規程する際や退職金支給の決定には、必ず取締役会の承認が必要となります。

そのための取締会議事録を準備しておくと、よりスムーズに行えるでしょう。

 

役員報酬を上げずに退職金を準備すると社会保険料も削減できる

役員報酬や役員賞与を増やしてしまうと、その分社会保険料も多く支払うことになります。

これでは個人としての支払いも、会社側が支払う金額も増えることになってしまいますね。

しかし退職金として支給することで、個人にかかる社会保険料を減らすことができます。

 

分掌変更によるみなし退職により退職金を2回受け取る事ができる

「業務や責任が大きく変更した場合」は、分掌変更による「みなし退職」となり、退職金を受け取ることができます。

また定年退職などで会社から退職する際も、「本来の意味での退職金」として受け取ることもできるのです。

 

保険で退職金を受け取り相続対策に活用する事ができる

契約者を法人から個人に変更すると、保険を退職金として譲渡することができます。

また終身保険を主契約に組み合わせてみましょう。

そうすることで、保険全体を終身保険にすることもでき、相続対策に活用することが可能です。

これを払済終身保険と呼びます。

 

退職金の積立に利用しやすい2つの公的な共済制度について

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

中小企業倒産防止共済は掛金全額損金算入できる上に最終的に全額取り戻す事ができる

中小企業倒産防止共済は、「売掛金が回収できずに自分の会社が倒産してしまう」といった事態、いわゆる連鎖倒産に備えるための制度です。

この基本的な機能に加え、掛金を損金算入しながら資金形成することができます。

 

小規模企業共済は無理なく掛金を支払えれば非常に有効である

小規模企業共済は、個人事業主や中小企業の経営者が個人で加入するものです。

そのため無理なく掛金を支払えれば、老後の資金形成に非常に有効な方法になります。

 

法人保険により退職金の積み立てを検討する場合は会社に合った保険を選び、予めリスクも知っておこう!

法人保険を活用して退職金を積み立てる理由と選ぶ際のポイントについて!

退職金準備として非常に有効な法人保険ですが、複雑な経理処理が必要になるなどいくつかのリスクも存在します。法人保険への加入をする際は、複数の商品を比較検討し、自社に合った保険を選ぶようにしましょう。

 

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