FXの為替について解説!元の為替取引状況についても紹介!

FXの為替をリアルタイムで見る方法とは?元の特徴についても詳しく解説!

為替とは?

「外国為替市場」「外国為替証拠金取引」などFX取引をする中で必ず耳にする言葉である「為替」。この為替とは、そもそもどんなものなのでしょうか。
 

以下では、こうした外国為替と近年注目が集まっている人民元取引状況について詳しく解説します。

外国為替について

FXの為替をリアルタイムで見る方法とは?元の特徴についても詳しく解説!

外国為替とは?

為替とはもともと手形や小切手によって決済する方法を指します。遠隔地とお金のやり取りを行うために用いられる方法で、銀行や郵便の口座振替や払い込みがその役割を担っています。
そのほかにも郵便局で郵便為替を使ってお金を贈ることもできます。
 

そうした為替の一種である外国為替は、「通貨が異なる国の間で手形や小切手などを使って決済する」ことを指します。
現代では銀行を使っての送金が可能ですが、そうした取引を総じて外国為替相場と呼んでいます。

外貨とは?

外貨とは自国の通貨ではない外国の通貨のことを言います。
 

例えば日本では円以外のすべての通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、可ならドル、豪ドル、ニュージーランドドル、人民元)が該当します。

円高・円安とは?

FXを行ったことがない方でも、新聞やテレビのニュースで「円高」「円安」という言葉を耳にしたことがあると思います。そもそも円高・円安とはどういったことを指すのでしょうか。
 

例えば、1ドルが100円から200円になったとします。1ドルを購入するために必要な円が多くなったため、この場合円の価値が低くなったことになり「円安」になったということになります。

また1ドルが200円から100円になったとします。この場合、1ドルを購入するために必要な円が少なくなったため、円の価値が高くなったことになります。この状態のことを「円高」といいます。
 

1ドル100円から200円と数字は増えているのに「円安」、逆に200円から100円に減っているのに「円高」と不思議な感じがするかもしれませんが、「1ドルを購入するために必要な円が増えたのか、減ったのか」という観点で考えてみるとわかりやすいかもしれません。

外国為替取引とは?

外国為替取引とは、「2種類の通貨を交換する取引」のことを言います。

身近な日本円で考えてみると、日本円を米ドルに交換したり、豪ドル、ユーロ、ポンド、スイスフランなどの外国の通貨を日本円に交換することです。もちろんユーロと米ドル、ポンドと豪ドルなど円が関わらない交換も可能です。
 

こうした通貨を交換するときのレートは、その時のそれぞれの国における経済状況政治状況金利貿易収支世界情勢など様々な要因によって常に変動しています。
こうした変動を利用して取引するのがFXなのです。
 

例えば、海外旅行に行くときの外貨交換で考えてみましょう。
最初の手持ちが10万円で、1ドル100円の時にドルに交換したとします。帰国したときに円安が進み、1ドル101円になっていれば、10万1,000円に増えます。
また、同じ場合で帰国したときに、円高が進み1ドル99円になっていれば、9万9千円に減ってしまいます。
 

このように、外国為替では常にレートの変動が起こっており、その変動に合わせて売買することで利益を得ようとする取引FXなのです。

さまざまな外国為替取引について

近年、日本は超低金利が続いており、金利の高い外貨に投資するのも一般的になってきました。銀行で扱っている外貨預金や証券会社で扱っている外貨MMFはその代表例です。これらの投資は外貨が値下がりした場合、損失を出す可能性があります。
 

これに対しFXでは、レバレッジを使うことで預けた額の数倍から数十倍の外貨を取引することができ、少ない元手から大きな利益を得ることが可能です。

FXの為替とは?

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円安と円高の2択で予想する

FXは、米ドルやユーロなどの外国通貨を売買して、その差額を利益として得る取引のことです

 

例えば、1ドル100円の時に1万通貨の買い注文を出すとします。円安が進み、1ドル101円になった場合、1円分の利益が出たことになるので、1万通貨での取引だと1万円分の利益が出たことになります。

逆に、円高が進み1ドル99円になったとすると、1円分の損失が出たということになり、1万通貨での取引の場合1万円分の損失が出たことになります。

 

このようにFXでは、円安と円高どちらにレートがふれるのか、チャートやニュースを通して分析していくことになります

日本円で外貨を買うと金利差が貰える

また、こうした為替レートの差額以外にも、金利の違いで利益が発生します。

2ヵ国の金利差のことスワップポイントと言い、低金利の通貨を売って高金利の通貨を買うと、その金利差を利益として得ることができるのです。

 

例えば、豪ドル/円の場合だと、オーストラリアの金利が2.5%、かつ日本の金利が0.1%の場合、金利差は2.4%。

この金利差で1万ドルのポジションを持った場合、約60円程度のスワップポイントを受け取ることができ、1年で20,000円程度の利益を得ることができます。

 

ポジションを持っているだけで、利益を得ることができるスワップポイントですが、高金利通貨を売って低金利を買う場合には、逆にスワップポイントの支払いが生じてしまいます

また、スワップポイントを得ていたポジションでも、各国の情勢によっては支払いが生じることもあるので、長期間のポジションを持つ場合には注意が必要です。

 

こうしたスワップ狙いのトレードでポイントになるのは、なるべく金利差が大きい通貨ペアを取引すること

日本の政策金利は長く0.1%で、主な取引通貨の中でも限りなく0に近いのが特長。逆に金利が高いのは、豪ドルやニュージーランドドルなどがあります。
情報も得やすいので、スワップポイントの取引では豪ドル/円やニュージーランドドル/円といった通貨ペアが人気があるようです。

少ない資金で資産運用できる

FXの最大の魅力といっても過言ではないレバレッジ
レバレッジを使えば、少ない資金でも取引を行うことができます

 

例えばドル/円が100円の場合、4万円を証拠金として25倍のレバレッジを使ったとすると、100万円の取引が可能になります。このように、少額でもレバレッジを利かせて大きな取引ができるのがFXの魅力でもあります。

 

ドル/円が100円で4万円を証拠金として取引を行うとします。
25倍のレバレッジを使った場合、100万円の取引が可能になり、1万通貨でトレードができます。
やや低めの10倍のレバレッジを使った場合は、40万円の取引が可能になり、4,000通貨での取引ができます。

 

まず利益について考えてみましょう。
100pipsを取った場合、1万通貨では10,000円の利益になりますが、4,000通貨の場合は4,000円の利益となり6,000円の差が出ます。
しかしこれは、損失についても同じことで、100pipsの損失を出した場合1万通貨では10,000円の損失、4,000通貨の場合は4,000円の損失ということになります。

 

レバレッジは現在、最大25倍まで使うことができますが、このように利益を大きくすることもできれば、損失を大きくする可能性もある諸刃の剣なのです。

1日24時間取引が可能

FXは株と違い、平日なら24時間いつでも取引を行うことができます。会社員の方や育児で時間をさけない主婦の方でも、いつでも取引できるというのはうれしいですよね。
しかし、どうして24時間取引できるのでしょうか?

 

外国為替が扱われる外国為替市場は、日本時間の5時にニュージーランドのウェリントン市場で取引が開始されると、7時にオーストラリアのシドニー市場、8時に日本の東京市場、9時に香港市場が開きます。16時にはイギリスのロンドン市場、21時にはアメリカのニューヨーク市場が開きます。

 

市場によって取引量に差はあるものの、世界各国の銀行が24時間取引することで為替市場が形成され、24時間取引することができるのです。

同じ外貨を扱う外貨預金よりも格安で取引できる

資産運用の方法として、外貨預金をされている方も多いと思います。長期のポジションを持つことでFXも外貨預金のように使うことができますが、外貨預金に比べるとFXには様々なメリットがあるのです。

 

例えば、手数料に関しては大きなメリットがあります。外貨預金は手数料として片道1円以上かかりますが、FXでは基本的に無料で、かかるのはスプレッドのみです。多くの通貨ペアで10銭以上になることはほとんどありません

つまり、手数料の面で外貨預金とFXには10倍近い差があるということになります。

また売り買いの両方ができたり、取引時間が土日を除く24時間であったりと様々なメリットがあります。外貨預金を検討されている方は、FXでの長期投資を検討されてみてはいかがでしょうか。

FXは無料セミナーや動画等勉強方法が豊富

またFXでは各社無料セミナーや動画等が公開され、勉強しやすい環境が整っています。初心者でもわかりやすく解説してあるものも豊富なので、他の投資法に比べると初心者の方でも取り組みやすいのが魅力です。

FXの為替取引の魅力とは?

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手数料が安い

FXの魅力としてまず最初にあげられるのが、手数料の安さです。

外貨預金と比べてみると、手数料が1ドル当たり1円程度なのに対して、FXの取引手数料はほとんどのFX業者で無料になっています。

実質的に手数料となっているのはスプレッドですが、スプレッドを含めても10銭を超えることはほとんどなく、他の外貨投資に比べてもかなり手数料を安く抑えられるのです。

株と比べてリスクが最小限

また株と比べてリスクが少ないことも魅力の一つです。

株の取り引きの場合、1日のうちにレートが急騰することも珍しくありませんが、FXの場合1%動くようなことがあればかなり珍しい部類に入ります。

FXでは1ドルがいきなり1万円になるということは稀ですが、同時にいきなり1円になるということもないのです。

このように値動きが安定しているため、FXは株よりもリスクを抑えられる投資方法と言えます。

少ない資金でも大きな取引ができる

FXではレバレッジを使うことで、少ない資金でも大きな取引をすることが可能です。

 

例えば、10倍のレバレッジを使えば、10万円の証拠金しかなくても100万円分の取引ができます。その分差額損益やスワップポイントで得られる利益も10倍ということになります。

 

株と比較してみると信用取引などでレバレッジを使うこともできますが、上限は3倍程度とFXよりもかなり低くなっています。

少ない資金でも効率の良い取引をすることができるレバレッジは、FX最大の魅力であるといえるでしょう。

スワップポイントが毎日手にはいる

またFXでは、通貨間の金利差によって利益を得ることもできます。これをスワップポイントといいます。

 

スワップポイントは、ポジションを維持した日数分を受け取ることができます。毎日決まった時間に加算され、ポジションを持ったままその時間を経過すると、その日のスワップポイントが加算されます。

満期にならないと金利がプラスされない外貨預金とは違い、FXでは毎日スワップポイントが受け取れるので長期投資を考えている方にはおすすめです。

 

またスワップポイント狙いのトレードを行う場合、「高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買う」というトレードを行った場合、逆にスワップポイントを支払うことになるので、注意が必要です。

売りと買い両方の取引が可能

外貨預金では基本的に円を売って外貨に換えることで預金を行うので、円安が進んでいる場合は良いのですが、円高に進みそうなときには損をしてしまう可能性があります。

 

FXの場合、すべての通貨ペアで「買い」の取引も「売り」の取引もできますから、外貨預金よりもチャンスは多いといえます。

取扱通貨の種類が多い

外貨預金では投資できる通貨ペアは、おもに米ドル、ユーロ、ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、スイスフランといったメジャー通貨であることがほとんどです。

 

しかしFXでは、業者にもよりますが、取り扱われる通貨ペアは非常に豊富です。南アフリカランド、ハンガリーフォリント、メキシコペソ、ポーランドズロチ、トルコリラ、スウェーデンクローネ、シンガポールドルなど新興国の通貨ペアも取引することができます。この中には高金利の国も多いため、スワップ狙いのトレードのチャンスも広がります。

為替レートをリアルタイムに見るには?

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為替レートはネットで簡単に見れる!

FX取引を行うためには、為替レートの確認は必須です。
実際の金額を示す板のほかにも、値動きを示すチャート分析をする必要がありますが、この為替レートとチャートは実はネットで簡単に見ることができます

為替チャートを無料でリアルタイムにみれるランキング3選紹介

チャートを見ることができるウェブサイトはたくさんありますが、その中でも無料でかつテクニカル当も充実しているウェブサイトを3つご紹介します。

 

Trading View

Trading Viewは初心者でも直感的に使うことができるチャート無料で提供しているサイトです。

為替のほかにも株式や指数、コモディティなど何千もの銘柄のチャートを見ることができます。

テクニカルも豊富で、Trading Viewに登録しているユーザーが開発したオリジナルのテクニカルを見ることができます。トレーダー同士の交流も盛んで、SNSのようにして自分のアイデアを投稿することもできます。

パソコンだけでなくスマートフォンでもチャートをチェックできるため、初めての方にもおすすめです。有料版を申し込むと8分割でチャートが見られるようになったり、アラームの数を増やせたりと多くの機能が使えるようになります。

 

Investing.com

月間ページビュー380,000,000というFX界の大御所的なサイト

チャートはTrading Viewのものですが、各通貨ペアごとの強弱経済指標の予想など有益な情報がそろっているため、併せて見ることをおすすめします。

 

マネースクウェア・ジャパン – FX

14種類のテクニカル分析ツールに対応したチャートシステム

日本のFX業者であるマネースクウェアジャパンによるチャートなので、信頼できます
無料のリアルタイム為替チャートは、「9画面表示」、「ポイント&フィギュア」、「スーパーボリンジャー」「スパンモデル」の機能を利用することができません。口座を開設すれば、これらの機能が使えるようになります。

為替元とは?

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人民元とは?

人民元とは中華人民共和国が発行する通貨のことを言います。

「中国元」とも呼ばれ、世界第二位の経済大国となった中国の通貨であるため、為替市場においても強い影響力を持ちつつあります。

 

人民元の歴史は新しく、1949年毛沢東率いる中国共産党による中華人民共和国の成立からはじまります。

それまでの中国では大陸の広大な土地を有しており、3000年にわたりいくつもの王朝が栄えては滅亡していきました。近代になると欧米や日本などによる支配が行われ、中国国民党と中国共産党との国共内戦が生じるなど、国家としての統一がなされぬまま混乱状態がしばらく続きていました。

 

そうした状況にあったため、中国における通貨は共産党や国民党、そのほか小さな地域で独自の通貨が発行され、単一通貨が存在しませんでした。

 

しかし1948年になると、共産党の中国人民銀行が単一通貨を発行し、現在に至る「人民元」が誕生しました。以下、順を追って人民元の成り立ちを追ってみましょう。

 

・1949年~1971年(固定相場制)

このころの中国は社会主義に基づく計画経済体制を取っていました。計画経済とは市場経済の対立概念で、経済が国家によって管理し計画的に配分される体制のことを言います。

当時は外国との取引よりも国内経済に重きを置いていたため、固定相場制が採用されていました。

 

・1972年~1980年(通貨バスケット制)

このころ国境問題でソ連との関係が悪化したため、中国はそれまで対立関係にあったアメリカと国交正常化する方向に政策転換します。これを機に人民元相場は12通貨へ移行します。

 

通貨バスケット制とは固定相場制のひとつで、一国のみの通貨と連動させずに複数の通貨レートの平均値と自国の通貨を連動させる仕組みのことを言います。

 

一般に通貨バスケット制では貿易量などでランク付けされた複数通貨のレートから自国通貨のレートが産出されます。

バスケット制のメリットとしては、バスケットの中の一つの通貨が大きく変動した場合でも他の通貨との影響関係によって緩和されるため、相場が安定しやすいという点があげられます。

その一方で、デメリットとしては通貨の構成比の計算方法や市場介入が複雑になるといった点があげられます。

 

・1981年~1993年(二重相場制)

このころ鄧小平による改革開放政策が行われたことによって、輸出や外貨獲得が活発になります。

そのため1981年になると従来のレートとは別に貿易取引における決済レートを併存させる二重相場制に移行します。

 

・1994年~1997年(管理変動相場制)

鄧小平は「社会主義市場経済」を目標に掲げ、改革を加速させていきました。これを契機に対中投資が活発化すると中国はGATT(関税および貿易に関する一般協定)の仮名に名乗り出ます。

 

しかし国際社会から加盟の条件として人民元の二重相場制の是正を求められました。中国はこれに応じ、公定レートを市場レートに統合する形で一本化し、管理変動相場制に移行しました。

 

管理変動相場制とは、実質的に固定相場制の一つで、為替レートを市場メカニズムに任せるものの、政府や中国銀行が介入して為替レートを管理する制度のことを言います。

 

・1997年~2005年(固定相場制)

1997年7月にタイを中心にアジア通貨危機が起こり、東アジアや東南アジア各国に大きな影響を及ぼしました。しかし人民元は事実上の資本取引が厳しく制限され、事実上の固定相場制であったため、中国が直接的な影響を受けることはありませんでした。

 

この時にもし中国が人民元切り下げを行っていたら、アジア通貨危機はより大きな被害になったといわれています。

 

・2005年(管理変動相場制・通貨バスケット制)

10年間にわたり事実上の固定相場によって人民元は法外に安い価格を保っていましたが、貿易相手国から人民元切り下げを求められていました。その中でも特にアメリカは対中貿易赤字を抱えている状態でした。

 

一方の中国でも人民元安を保つために大量の為替介入で人民元売りドル買いを10年続けてきた結果、外貨準備が膨大に膨れ上がっていました。

そのころ米ドルは、将来的に下落は避けられない状況にあったため、このまま人民元売りのドル買いを続けていてもメリットはないと判断したことから2005年7月には中国は人民元の切り下げを発表しました。

人民元の為替取引状況について

人民元は、中国本土の居住者は国内市場、中国本土外の居住者は国外市場でしか、原則取引ができないことになっています。現在この2つの市場は分断され、為替レートも2つ存在します。

 

国内市場である上海外国為替市場で流通するものは「CNY」、国外市場である香港やシンガポール、イギリスなどで流通するものは「CNH」と呼んでいます。

人民元の特徴について

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為替管理と資本取引に規制がある

人民元はこうした歴史もあり、今でも政府と中央銀行によって為替管理と資本取引に関して規制が行われています。

以下では、そうした人民元の規制について詳しく説明します。

中国の通貨当局が介入でレートを維持されている

中国では長年、人民元相場を米ドルと完全に連動させ、ほぼ同じ水準に固定してきましたが、2005年7月に人民元改革が行われ管理変動相場制と通貨バスケット制が採用されました。この制度の下、政府と中央銀行は為替市場に介入し、レートを維持しています。

相場の変動を一定の範囲に制限する管理変動相場制が採用されている

管理変動相場制とは、実質的に固定相場制の一つで、為替レートを市場メカニズムに任せるものの、政府や中国銀行が介入して為替レートを管理する制度のことを言います。

 

中国では、人民元の変動を一定の範囲に制限し、相場の急激な変動によって輸出入など経済への悪影響が出ないように日々調整がなされています。

毎朝発表する基準値が人民元の過度な変動を抑える役割を果たしている

毎日午前9時15分ごろに中国の中央銀行である中国人民銀行が対ドル相場である基準値を発表し、銀行はその基準値の上下2%以内でしか人民元の売買ができなくなります

海外国為替市場は、通貨当局によって厳しく管理されている

海外市場で入手した人民元は中国本土に持ち込まないよう制限されています

また上海外国為替市場への取引参加者は通貨当局の認可が必要であり、すべての外貨取引は通貨当局への報告が義務づけられています。

その他管理変動相場制にも通貨当局では銀行の人民元の持ち高に一定の制限を課しているなど、人民元に関してはかなりの規制が行われているのが現状です。

中国本土と海外市場では、元レートに乖離が生じている

CNYは、貿易など実需に基づく取引に限られ、1日の変動幅も基準値の上下2%に制限されるなど、多くの規制が課せられています

その一方でCNHは、中国国内の規制が適用されず、市場参加者は自由に売買できるため、中国本土に比べてより市場に近いレートとされています。

 

海外市場で入手した人民元を中国本土に持ち込むことは制限されるため、両市場の人民元レートには、かい離が存在しています。

NDF(ノン・デリバラブル・フォワード)が利用されている

NDF(ノン・デリバラブル・フォワード)とは、先渡取引または先物取引のうち、実物の受け渡しを行うのではなく、両社が取引の際に決定したNDF価格と決済期日における差額を米ドルなどで決済するものです。外国為替や商品をはじめとした様々な市場で行われています

 

アジアや東欧、中南米などのマイナー通貨は為替変動を抑えるために先渡取引が制限されており、これらの通貨についてはNDFが普及しています。人民元もその一つで、インドのルピーやブラジルのレアルなどもそうしたNDF通貨の一つです。

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