2017/08/10

借りる

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住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

分かりやすいローンの計算方法を紹介!

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

事前に住宅ローンの計算方法を知っておこう!

何十年の付き合いになる、人生で最も大きなローンが住宅ローンです。

そこでそんな住宅ローンと上手に付き合っていくためにも、金利の計算方法をしっかりと理解しておきましょう。

 

  • 毎月の返済額をいくらにするか

  • 総返済額と利息額はそれぞれいくらか

  • 完済が可能か

 

この3つ全てに当てはまっていなくては、後々辛い思いをすることになりますよ。

 

無理のない返済計画を立てるためにも、今回はPC・アプリ・アナログで計算する方法をご紹介していきたいと思います。

住宅ローンの金利計算と利息の仕組みを理解しよう!

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

住宅ローンの金利は単純な掛け算じゃない?

住宅ローンを選ぶ時に、「金利1.0%で3,000万円借りる」としたとします。

すると「3,000万円 × 1.0% = 30万円」で計算してしまっていませんか?

 

「利息が30万円だけなら良心的だわ」

「1年で30万円なんだから30年ローンなら900万円かかるの?」

 

なんて考えてしまう方も多いかと思います。

しかしこれ、どちらも間違っているんです。

 

この「金利=利息は単純な計算では出せない」ということが、住宅ローン金利の難しさでもあります。

住宅ローンの金利計算の方法は?

上記の例で実際に計算してみましょう。

例えば毎月の返済額のうち、「1か月の利息額」を出す場合は、下記の計算式を使いましょう。

 

  • 利息=借入残高×月割の金利(年率×その月の日数/365日)

 

3,000万円の借入で金利が1.0%、その月が30日であるなら

 

  • 1か月目の返済利息=3,000万円×1.0%× 30日/365日

 

こうなりますので、答えは「24,658円」です。

もし毎月の返済額を10万円と決めていたならば

 

  • 24,658円→利息支払い分

  • 75,342円→元本返済分

 

という割合で支払うことになるというわけですね。

「1%の金利」と聞くとずいぶん低いようにも感じますが、上記の例で言うと実際は月の返済額の1/4が利息ということになるのです。

 

ちなみにこれも毎月このままの数字で続くわけではありません

2か月目も計算してみましょう。

 

2か月目には、元金を75,342円減らしていますので、またその数字も変わります。

 

  • 2か月目の返済利息=2992万2658円×1.0%× 30日/365日

 

つまり2か月目は「24,596円」が利息額になります。

 

  • 24,596円→利息支払い分

  • 75,404円→元本返済分

 

これが正解です。

1か月目に75,342円分元金を減らしたので、2か月目の支払い利息額は、前月と比べて62円安くなっていることがわかるかと思います。

返済額は一定で10万円と決まっているので、元金返済額も2か月目の方が多くなるのです。

これを完済まで繰り返すのが住宅ローン返済ということですね。

 

このことをグラフ化したのが下記の画像です。

 

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

参照元:住宅ローン比較コンシェル

 

いかがですか?

返済期間が長くなれば長くなるほど3つのことが言えるかと思います。

 

  • 借入残高が減る

  • 毎月の支払利息が減る

  • 元本返済に回せる金額が増える

 

これです。

 

つまり35年返済・3000万円借入・金利1.0%・金利変動なしの場合ですと

 

【1月目】

  • 返済額:84,685円(元本返済59,685円+利息支払い25,000円)

  • 借入残高:29,940,31円

【10年目】

  • 返済額:84,685円(元本返済65,960円+利息支払い18,725円)

  • 借入残高:22,404,720円

【20年目】

  • 返済額:84,685円(元本返済72,895円+利息支払い11,791円)

  • 借入残高:14,076,943円

【30年目】

  • 返済額:84,685円(元本返済80,557円+利息支払い4,128円)

  • 借入残高:4,873,652円

 

こうなっていきますので、35年返済の30年目になる頃には、利息は数千円しか発生しなくなっているのです。

住宅ローンの金利計算から分かる事は?

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

繰り上げ返済が早いほど効果的である

上記で説明したように、住宅ローンの利息額は「毎月の借入残高に月利の金利を掛け算する」という方法で知ることができます。

そしてその利息額を除いた金額が、元金返済に回せているということです。

 

ということは、できるだけ早い段階で毎月のローン残高を減らすことができれば、その分メリットも大きくなるということです。

 

  • 繰り上げ返済で借入残高が減る

  • その月の利息支払いが減る

  • 元本返済の金額が増える

  • 翌月の借入残高がもっと減る

  • 翌月の利息支払いが減る

 

つまり繰り上げ返済というのは、1か月だけの効果だけでなく、その翌月にも、そのまた翌々月にも、返済額削減効果が繰り返されていくことです。

だからこそ「繰り上げ返済は早ければ早いほど効果的」なのです。

自己資金は多いほうが良い

「金利が低い時こそ借りられるだけ借りておいた方が良い」

なんて方もいますがそんなことはありません。

例えば変動金利であれば、将来金利はどうなるかわからず、将来多めに借りたからこそ苦しむことも考えられるからです。

 

繰り上げ返済も同じなのですが「借り入れ当初の元金が少ないこと」というが大事です。

つまり「借入額を減らす=頭金を増やす」ことがとても重要になってくるということです。

 

例えば「頭金は300万円しか用意できない」そんな時でも、親からの援助を500万円受けたとしましょう。

親への返済はもちろん必要になりますが、金利がない分500万円の繰り上げ返済効果があるのと同義なのです。

 

3000万円の借入と2500万円の借入、これを返済利息で計算すると60万円~240万円ほども軽減されるんですよ。

これも利息支払いの計算元となる、元本を減らす方法のひとつと言えるでしょう。

分かりやすい住宅ローンの計算方法について

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

複利計算って何?

住宅ローンの返済方法は、元利金等返済と呼ばれる「毎月の返済額が一定になる方法」が最も一般的な方法です。

このローンの計算方法のポイントは「複利計算であること」です。

 

複利計算とは、元本に利息を組み込むことです。

先ほどの例もそうでしたね。

この計算方法の意味が分かれば、「なぜ繰り上げ返済をすると利息負担が減るのか」というのも簡単にわかるでしょう。

 

例えば3000万円を3%で30年間借りた場合です。

「3000万円×3%×30年=2700万円」と利息額を計算していいのなら、銀行は大喜びでしょうが、これは間違いです。

分かりやすい計算の例について

実際にどうやって計算するか、実際に計算しながらご説明しましょう。

ここでは「3000万円を3%で借りて毎月10万円返済する」場合で計算してみます。

 

【1ヶ月目】

  • 返済額:100,000円

  • 利息額:75,000円

  • 元本額:25,000円

  • 借入残高:29,975,000円

 

最初の1か月目は、3000万円に対して1ヶ月分の利息が付きます。

1年で3%の1ヶ月分ですから、1/12で0.25%ですね。

3000万円の0.25%で、75,000円になります。

 

しかし実際は1/12ではなく、30/365などの日割り計算されることがほとんどです。

2月は28日しかありませんが、31日まである月もありますので「月によって利息が発生する日数が違う」ということを忘れてはいけません。

しかしここではわかりやすいように1/12で計算していきましょう。

 

さて1か月目で元金が25,000円減った2か月目はどうなるでしょうか。

 

【2ヶ月目】

返済額:100,000円

利息額:74,937円

元本額:25,063円

借入残高:29,949,937円

 

2ヶ月目は3000万円ではなく、先月の借入残高2997.5万円に対して0.25%を掛けます。

ですので1ヶ月目より少し利息額が減りましたね。

その分返済元本額も増えているのがわかります。

利息を減らす方法とは?

利息を減らす簡単な方法は3つです。

 

  • 頭金を増やす

  • 借入額を減らす

  • 返済期間を短くする

 

このいずれかです。

 

例えば2ヶ月目に100万円の繰上げ返済を行ったとしましょう。

すると元本額がそのまま100万円分減りますので、翌月以降の利息負担を大幅に減らすことができますね。

この繰り上げ返済は、返済期間が長く残っている時に行うとより効果的です。

 

しかし返済期間を短くするという方法だけを選ぶと、当然ながら毎月の返済額は増えますので、資金繰りは苦しくなるでしょう。

資金繰りと利息軽減は両立できない関係であることを覚えておきましょう。

住宅ローンの毎月の支払額をExcelで計算するには?

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

PMT関数って何?

Excelで計算する際は、「PMT関数」を覚えねばなりません。

PMT関数は「○円を○%の利率で借り○回で返す場合の1回分の返済金額」を返します。

ここからご紹介する計算式は、全ての返済金額が一定である元利均等返済での場合です。

 

  • PMT (利率・期間・現在価値・将来価値・支払期日)

  • 利率:期間(返済回数)のうちの1回あたりの利率を入力します。(利率と期間は単位が揃っている必要があるので、月々返済するのであれば1回=1か月であり、利率も月単位にする必要があります。例えば年利が2%ローンなら、2%÷12=0.16667%になります)

  • 期間:返済回数を入力します。(30年ローンを月々返済するのであれば回数は30×12=360回です)

  • 現在価値:借入金を入力します。

  • 将来価値:将来いくらにしたいのかを入力するので通常は「0」です。

  • 支払期日:支払日が月初めの場合は「1」、月末の場合は「0」又は省略とします。

住宅ローンの月々の返済金額を計算するには?

月々の返済金額を求めてみましょう。

金利と返済年数の単位が年なので、上記で述べたように月に直して計算します。

 

A

B

1

借入金

30,000,000円

2

金利(年)

2.475%

3

返済回数(年)

30年

 

  • PMT ( B2/12 , B3*12, B1 ,0 ) →  -118,147円

 

実際は118146.69…となりますが、Excelでは四捨五入して118147が返されます。

しかし銀行では切り捨て計算が基本なことが多いので、銀行のシミュレーション計算に合わせるのであれば「118,146円」になるでしょう。

 

数式の段階で切り捨てるのであれば「ROUNDDOWN関数」を組み合わせる必要があります。

今回の場合、ROUNDDOWN(PMT(B2/12,B3*12,B1,0),0) となり、118146が返されますよ。

2%で10000円を借りて3回で返済する場合の計算式は?

利率を出すには返済1回あたりで指定する必要があります。

つまり2%÷3=0.67%ですね。

 

  • PMT ( 2%/3 , 3 , 10000, 0 ) → -3,378 円

 

ボーナス払い有のローン返済で月々の返済額を求める方法とは?

ボーナス払い有のローン返済も、ここまでと同じくPMT関数で返済額を出すことができます。

ボーナス払いの額は借入金の%で指定してもいいですし、額で指定しても良いでしょう。

 

ボーナス払いを年2回とした場合です。

 

A

B

1

借入金

3000万

2

金利(年)

2.475%

3

返済回数(年)

30年

4

ボーナス分

1000万

 

まずは月々の返済額を求めてみましょう。

 

  • PMT (B2/12 , B3*12 , B1-B4※1 , 0 ) → -78,764 円

 

つまり借入金からボーナス分を引いた額(2000万)を、30×12回、2.475%÷12の月利で返済する、という計算になります。

月々○○円で返済だと何年で返せるか計算する方法とは?

PMT関数では、金額・利率・返済年数を指定して、毎月の返済額を計算することもできます

では逆に毎月の返済額を指定して、一体何年で完済できるかを出すにはどうしたらいいのでしょうか。

そんな時はゴールシークを使いましょう。

 

 

A

B

1

借入金

30000000円

2

金利(年)

2.475%

3

返済回数(年)

30年

4

月々の返済額

-118,147円

 

PMT関数により、30年の場合は月々118,147円という結果でしたね。

しかし月々15万までは出せたとしましょう。

ゴールシークでは数式の結果(返済額)に対し目標値(今回は150000)を設定し、数式で使っている特定の引数(今回は返済回数(年))を変化させることができます

 

  1. 数式が入力されているセル(B4)を選択し、「ツール」-「ゴールシーク」をクリック

(EX2007の場合は「データ」タブ-「What-If分析 ▼」-「ゴールシーク」)

 

  1. 以下のように指定します。

  • 数式入力セル=B4 (PMT関数入力セル)

  • 目標値 = -150000(数式結果に対し目標値を設定)

  • 変化させるセル=B3(返済年数)

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

  1. 入力後、「OK」をクリック

  2. 結果が表示されるので、これでOKであれば「OK」をクリックし、元に戻すのであれば「キャンセル」をクリック

 

答えは「月に15万円返せるのであれば21.5年で完済できる」になります。

おすすめのローン計算してくれるサイトを紹介

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

携帯アプリで計算できるおすすめアプリ上位3つ

1位:どこでもローン計算

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

 

いくつかの項目を入力するだけで簡単に住宅ローンの計算ができます。

 

2位:住宅ローン計算シミュレーター ローンメモ

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いくつもの返済プランを比較検討することができるので、ベストな選択ができますよ。

 

3位:Emprunt(ローン電卓)

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

 

シンプルで使いやすい機能性で、元金・利子・残金が一覧になっていてわかりやすいでしょう。

PCで簡単ローン返済(毎月払い)を簡単計算

パソコンで計算するのであれば、こちらのサイトがおすすめです。

電卓で有名なCasioさんのサイトです。

 

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

keisan生活や実務に役立つ高精度計算サイト

 

元利均等または元金均等方式どちらも選べ、借入金から毎回の返済額と借入残高の表を計算してくれます。

住宅ローンの返済額の算出方法の仕組みを良く理解しよう!

住宅ローンの金利をPC・アプリ・アナログで計算する方法について解説!

今回ご紹介した金利計算についての情報はいかがでしたか?

一目「年利〇%」と見ても、それで毎月の利息がいくらになるのか、また総額でどれだけの利息が取られるのかは、実際に計算してみねばわかりません

 

しっかりとした返済計画を立てるためにも、この金利計算は必ず行わねばならないものなのです。

最近ではハウスメーカーや銀行がシミュレーションページを用意してくれていることもありますので、上手に活用してみましょう。

ぜひ今回ご紹介した情報を参考にし、賢い住宅ローンを組んでくださいね。

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