2017/06/18

増やす

76views

サブプライムとは?これを読めばその実態と問題がわかる!

サブプライムとは?サブプライムについて詳しく解説します!

サブプライムとは?これを読めばその実態と問題がわかる!

サブプライムとは?

サブプライムという言葉、みなさんも1度は耳にしたことがありませんか?

しかし「聞いたことはあるけど詳しくは知らない」という方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回はこのサブプライムについて、詳しくご紹介していきたいと思います。

 

サブプライムローンとはどういうものなのか、またサブプライム問題についてなど、少し踏み込んだ内容となっております。

金融業界に興味のある方はもちろん、世界大恐慌とまで呼ばれたその原因について知りたい方にぴったりの情報となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

サブプライムローンについて

サブプライムとは?これを読めばその実態と問題がわかる!

サブプライムローンとは?

サブプライムローンは、返済能力の低い人たちに、住宅を担保として高利で貸すローンのことです。その人への信用ではなく、持ち家に信用を見出したローンというわけですね。

 

元々サブプライムのプライムには「prime:優れた」という意味があり、そこにサブ「sub:下に」をつけた造語になります。

つまりサブプライムは「サブ(下に)プライム(優れた)=信用力の低い」という意味なのです。

 

この「サブプライムローンとは支払能力の低い人に高利で貸し付けた住宅ローンである」ということを最初に覚えておいてくださいね。

アメリカの不動産バブルが崩壊

その後サブプライムローンは、貸し出す人の信用度の低さを「高金利であること」「住宅の担保があること」という2つの仕組みでカバーすることにより、ハイリスクハイリターンな証券へと変化していったのです。

 

そして様々な金融商品に組み込まれるようになり、世界中の投資家たちが間接的にサブプライムローン証券に投資していきました。

 

ここまでは良かったのですが、その結果アメリカの不動産がバブル崩壊を起こしてしまったのです。これをきっかけに滞納率が一気に急増し、サブプライム問題や、みなさんも聞いたことがあるであろうリーマンショックへと発展してしまったのです。

サブプライムローンの仕組みとは?

そもそもサブプライムローンは、下記の基準を満たす人に貸し出されていたものでした。

 

  • 借り入れが所得の50パーセント以上ある

  • 過去1年間に30日間の延滞を2回以上している

  • 過去5年以内に破産したことがある

 

この条件を見てもわかるように、個人的な信用などないに等しい人々に貸し出されていたローンでした。そのため、先述した2つの条件が必須になったのです。

 

そのうちのひとつ「高い金利を設定すること」はもちろんのですが、「借りたお金で購入した住宅を担保とすること」で、仮に滞納があってもペイできる、いわゆる「貸し倒れ」が置きにくい仕組みが作り上げられたというわけです。

 

しかもその当時(2001年~2006年)のアメリカは住宅バブルの真っ只中だったため、たとえ返済が滞っても、値上がりした住宅を売却して返済に充てることもできましたし、何なら値上がりした分を担保として、更に追加融資を受けることもできたのです。

 

これだけ聞いていても、どれだけ「住宅の価値」を重要視していたローンなのかがわかりますね。「支払能力の低い人に高利で貸し付けた住宅ローン」はとても「危なっかしいローンだった」ということです。

最初の数年間は金利が低い

サブプライムとは?これを読めばその実態と問題がわかる!

ではなぜここまでサブプライムローンが流行ったのでしょうか。高金利のローンなのですから、返す側だって苦しい未来は想像できたはずです。

 

しかしここにあるひとつの仕組みがあったのです。

それが「最初の数年間は金利を低く設定できる」というものでした。

 

この仕組みにより、低所得の人たちがしっかりとした返済計画を練ることなく、目先の返済額の低さから明らかに返済能力を超えたローンを組んでしまったのです。

 

もちろん数年後には返済額が急増します。徐々に返済は苦しくなっていくのです。

ところが怖いことに、このサブプライムローンを貸し付けた銀行の中には、この金利の仕組みをしっかり説明しないまま貸し出しを行っていたところもあったのです。

サブプライムローンの証券化と拡散

サブプライムローンが複雑に絡み合った要因に「証券化」「拡散」がありました。

もともとサブプライムローンに高いリスクがあることは明らかでしたので、そのリスクを分散させるために「証券化」という方法が取られたのです。

 

証券化とは、元の貸主(銀行)から債権(返済を受ける権利)を投資家など、他人に移行させることのできる仕組みのこと

 

このリスクの分散方法に証券化が取られたこと、そしてムーディーズなどの格付け会社から高い評価を与えられたこと、この2つにより世界中の投資家や銀行がサブプライム証券に投資したのです。

 

この証券化による拡散の流れがサブプライム問題をより深刻化させ、2008年のリーマンショックの原因に繋がったと言われています。

サブプライム問題について

サブプライムとは?これを読めばその実態と問題がわかる!

サブプライム問題とは?

  • 返済能力のない人々への無茶な貸付

  • アメリカの不動産バブルの崩壊

  • 証券化によるリスクの拡散

 

この3つの要因が重なり、一気にサブプライムローンの滞納が悪化していきました。

もともと「家を売って返済に充てる」予定だったものなので、家の価値がなくなれば当然ですね。

 

その結果、世界恐慌とも呼べる世界金融危機を引き起こしてしまったのです。

2008年9月に起こった「リーマンショック」は、日本人でも知っていることでしょう。

これがサブプライム問題です。

サブプライム問題の原因は何?

上記で挙げた3つの原因が考えられますが、通常ならばローンを組めない様な信用力の低い人達に対して、ほとんど無審査で高利のローンを組ませたことが大きな要因です。

 

貸し手側は、最初からお金での返済を期待していませんでした。返済不能に陥ることを予想し、担保にとった住宅を転売することで債権を回収するつもりだったのです。

 

そんな「価値のある家ありき」な考えの元行われた貸付だったので、アメリカの不動産バブルが崩壊してからは悪循環の一途を辿ることになってしまいます。

 

まず最初の1歩目は数年後に返済額が上がったことにより、多くの低所得者たちが返済不能になったことです。

 

2歩目は、滞納額が増加し、それに伴い差し押さえの件数が急増したことでしょう。

サブプライムローンで建てられた住宅の多くが、貸し手側に差し押さえられてしまいました。

そのため住宅価格はさらに下落してしまうのです。

 

3歩目は、そんな下降した住宅価値や、サブプライム証券で被った損益を挽回できなかった銀行が次々と破綻してしまったことです。

現金での回収もできず、あてにしていた住宅までもが価値がなくなったため、銀行はただ負債が膨らむ一方でした。

 

そして最後は、投資家たちが「銀行はもはや安全ではない」と疑心暗鬼になってしまい、資金を引き上げたことが決定打になりました。

その結果、金融市場の流動性が大きく低下してしまったということですね。

 

こう考えると「そもそもの始まりが…」と呆れるのはもちろん、住宅価値ありきな返済計画が流行してしまったことも不思議に感じます。

しかし当時はそれだけアメリカ不動産が上り調子であったため、住宅価値が下がることなど予想もできなかったのです。

サブプライム問題による影響は?

サブプライムとは?これを読めばその実態と問題がわかる!

ではこのサブプライム問題による影響はどのようなものがあったでしょうか。

まずサブプライム問題は、アメリカだけでなく世界経済にまで影響が及んだ大恐慌となったことはみさなんご存知でしょう。

 

これによりまず真っ先に影響を受けたのは金融市場です。

サブプライムショックと呼ばれる2007年8月に起こったそれは、日経平均はもちろんのこと、世界の株式市場で株が暴落する世界同時株安が起こりました。

 

さらに、株だけでなく外国為替市場(FX)でもドル円が急落、日米欧による協調介入の甲斐もありましたが、結果むなしくこの日を境に4年以上に及ぶ超円高トレンドの起点となってしまったのです。
 

関連する記事

この記事が気に入ったらいいね!しよう

マネストの最新エントリーが見られます。

Twitterでマネストをフォローしよう!

「増やす」ランキング

人気記事総合ランキング

Tweet by @ManeSto_com