2017/03/16

お金の雑学

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お金持ちの秘訣「となりの億万長者」の要約 (トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ)

億万長者とは、どういう人なのか?

億万長者になるためには、まず億万長者がどういう人なのかを知るべきだ。

そこで、アメリカ富裕層研究の第一人者が、1万人以上の億万長者にアンケートを取り、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査した!

結果はなんと、億万長者のほとんどは「普通の人々」だったのだ!

彼らはなぜ億万長者になれたのか?

億万長者とそうじゃない人の違いは何なのか?

どうすれば億万長者になれるのか?

資産を築き、億万長者になりたい人は必見の一冊です!!

0. 著者がこの本で伝えたい3行メッセージ

  • 億万長者は特別な人たちではない、「普通の人々」でも億万長者になれる

  • 金持ちになるには「収入を増やす」ことだけではなく「倹約」がとても大切だ

  • 億万長者になるための秘訣はたった七つの法則

1. 動機

「億万長者ってどんな人たちなのだろう?」

「どうすれば自分も億万長者になれるのだろう?」

誰でもそんなことを考えたことがあると思う。

自分もそういったことを考えていた時、”となりの”億万長者って言葉に興味を惹かれた。

億万長者は、収入が高い特別な人たちしかなれないと思っていた。

が、実際はそうじゃない!

平均的な収入でも億万長者になっている人たちはたくさんいて、もしかしたら、その億万長者は自分たちのとなりにいる人かもしれない。

億万長者には理由がある!!
そのことを知った時、その理由を知りたいと思ってこの本を手に取りました。

2-1. 要約① 前書き、はじめに

イントロダクション

お金持ちは高級住宅街には住んでいない。

じゃあ、高級住宅街に住んでいる人はどんな人なのか?

それは、高い所得を得ているが資産はあまり持っていない人々だ。

なぜかというと、「資産」は「所得」と同じではないからだ。

しかし、これについてほとんどの人が間違った考えを抱いていることが分かった。

億万長者とあなた

この本では、100万ドル以上の純資産を持つ人々を「億万長者(ミリオネア)」と呼んでいる。

億万長者たちは収入が非常に多いから億万長者になったわけではない。(例外もいるが)

あなたと同じくらいの年収でも億万長者になっている人はいるのだ。

では、億万長者とあなたでは何が違うのか?

七つの法則

資産家のライフスタイルは、金が貯まるようにできている。

成功の秘訣は次の七つのポイントだ。

  1. 彼らは、収入よりはるかに低い支出で生活する。

  2. 彼らは、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。

  3. 彼らは、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。

  4. 彼らは、社会人となった後、親からの経済的な援助を受けていない。

  5. 彼らの子供たちは、経済的に自立している。

  6. 彼らは、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。

  7. 彼らは、ぴったりの職業を選んでいる。

あなたにも資産は築ける

成功への鍵は、

  • 資産を築くには自分をコントロールする精神力

  • 犠牲をいとわぬ態度

  • 勤勉さ

この三点に集約される。

2-2. 要約② 本文

1 となりの億万長者を紹介しよう

億万長者はたいてい億万長者っぽい格好をしていない。

逆に、お金持ちっぽい格好をしている人は実際はそんなにお金を持っていないのだ!

億万長者のポートレート

アメリカの億万長者の平均像を少し紹介しよう。

  • 平均すると年収は資産の7%以下。つまり資産の7%以下のお金で生活をしている。

  • 妻が外で働いている割合は約半分。妻の職業で一番多いのは学校の教師。

  • 年間所得は分布上、13万1000ドルの人が一番多い。

  • 3分の2の人は週に45時間から55時間働いている。

  • 97%は持ち家に住んでいる。同じ家に20年以上住みつづけている人は半分。

  • いざというときのための資金は用意している。10年以上は収入がなくても生活できるように。

どんな人が「金持ち」か

金持ちの定義 = ものを持って見せびらかす人ではなく、将来値上がりしような資産を所有することを選ぶタイプの人

期待資産額 = 税引き前の年間家計所得 × 年齢 ÷ 10

期待資産額より資産が多ければ「蓄財優等生」、少なければ「蓄財劣等生」である。

億万長者のルーツをさぐる

アメリカの億万長者のほとんどは一代で資産を築き上げている。

彼らは、自分の能力に自信を持つ人々だ!

彼らのルーツは何だろう?

「イギリス系が有利」は神話である。

億万長者になりやすいのはロシア系とハンガリー系。

ロシア系とハンガリー系は、起業家精神が高く、事業家の割合が高くなっている。

また、スコットランド系は、倹約家が多く、こちらも億万長者になりやすい。

2 倹約、倹約、倹約

億万長者は、収入よりはるかに低い支出で生活をする!

億万長者の最大の特徴

金持ちの言葉を3つの言葉で言い表すと、

「倹約、倹約、倹約」

である。

平均的な億万長者のライフスタイル

平均的な億万長者はスーツも、靴も、時計も、安いものしか買わない。

逆に、収入が多くて高いスーツや靴や時計を持っている人は、資産は彼ら(億万長者)よりも資産が少ないのだ。

「守り」を重視せよ

蓄財優等生の家庭では、妻が輪をかけた倹約家である場合が多い。

つまり、お金持ちは収入が多い「攻め」に強いだけでなく、浪費をできるだけ少なくする「守り」にも強い!!

億万長者の暮らしぶりは一見質素に見えるが、彼らは予算を立てて出費をコントロールしたからこそ億万長者になれたし、今も裕福に暮らしているのだ。

また、幸せの定義は人によって違いがあるとは思うが、これだけは言える。

同所得・同年齢層の中で、お金の心配をしなくてすむ人たちは、そうでない人たちより幸せな生活を送っている。

蓄財劣等生、フレンド氏の場合

彼の家庭では、

金は使うために稼ぐのだ。もっと使いたかったら、もっと稼ぎなさい。

という教育だった。

だから、フレンド氏はいくら稼いでも資産が貯まらないし、安心できずに働き続けている。

彼は、蓄財劣等生のいい例だ。

所得税こそ最大の敵

資産を築くには、課税対象となる現金所得を最小限におさえ、含み益(現金を伴わない資産価値増加)を最大限にすべきである。

億万長者は、所得税として支払うのは資産の2%程の金額であるから、どんどん資産が増えていくのだ。

シャロンとバーバラとロス・ペロー

シャロンは医療関係で働く専門技術者で高額所得者である。

しかし、彼女は課税対象となる所得が高すぎるために資産が全然貯まらない。

バーバラはシャロンと同じくらいの年収だが、年収の2割を株や債券などに投資している。

バーバラは蓄財優等生であり、彼女の納税額はシャロンの9分の1程度である。

そして、ロス・ペローは1000万ドル以上の資産を持つスーパーリッチである。

彼女は、含み益のある株に多額の投資をしていて、納税額が異常に低い。

だから、彼女の資産は増え続けるのだ。

働かずにすむ日は来るか?

ひょっとしてあなたは、ステイタスの高い住宅地に住むことと、現在および将来の所得を引き換えにしてしまってはいないか?

だから金が貯まらないのではないだろうか?

将来、資産家になりたいと思うなら、住宅ローンは年間の現金所得の2倍以内に抑えること。それ以上の高い家は絶対に買ってはダメ。

3 時間、エネルギー、金

億万長者は、資産形成のために、時間、エネルギー、金を効率よく配分している。

そして、蓄財優等生は蓄財劣等生の2倍の時間を資産運用のためにかけている。

医者に金持ちは少ない

医者は長い時間を患者と過ごす。

一日10時間以上働き、ほとんどの時間とエネルギー、英知を患者に注いでしまうから自分の懐具合に気が回らないのかもしれない。

医者は一般的に収入が高いが、家計予算だ、資産運用計画だと時間を使うより、その分働いた方が収入が増えるんだから、そんな無駄なことしなくたっていいじゃないかと考える。

しかし、蓄財優等生はまったく逆の考え方をするのだ。

家計予算はとても大切

支出の計画・管理は蓄財に不可欠である。

家計予算を立てずに暮らすのは、事業計画、事業目的、会社の方針を決めずに会社を経営するようなものだ。

妻や夫が浪費家だったら

まあまあの収入しかなくても夫婦ともども倹約家だったら、蓄財優等生になれる可能性は高い。

が、どちらか一方が浪費家だったらそれは難しい。

夫婦の間で金銭感覚が違うとき、資産を築くのはなかなか困難だ。

二人の医師が車を買うとき

高級車や高価な服などの贅沢品に使う時間と、資産運用計画に使う時間は反比例する。

サウス家のやり方

彼は、車を買うときに、いくつもの戦術・戦略を駆使してかなりの時間をかける。

しかし、その時間も知識も、残念ながらキャピタルゲインや配当を生まないし、仕事の効率を上げるわけではない。

ノース家のやり方

彼は、車にはあまり詳しくないため、購入するまでに数時間しかかからない。

その分、浮いた時間は資産運用計画などに使うことができるのだ。

蓄財劣等生は心配だらけ

一般に、所得水準よりも低いレベルで生活すれば、金銭感覚のしっかりした、他人に頼らずに生活できる子供が育つ。

つまり、蓄財優等生は優等生の子供を再生産するのだ!

しかし、蓄財劣等生の子供は親のお金を頼って生きてきた。

親がいなくなったら子供たちはどうなるのだろうか。

蓄財劣等生の親は、子供の将来の不安、心配に頭を悩ますことになるのだ。

政府に対する二つの見方

1.所得税のアップ

増税になったら蓄財優等生も蓄財劣等生も納税額が増えるが、明らかに蓄財劣等生の方が納税率がアップしてしまう。

2.政府支出の増大と財政赤字の膨張

政府支出の増大 = 増税

つまり、これも蓄財劣等生の方が恐れている。

3.インフレ率の上昇

インフレによって蓄財優等生は、資産価値の上がる投資物件もあるので、蓄財優等生にとっては悪いことではない。

4.政府規制の強化

規制が強まれば、社会主義的医療制度が導入される可能性が高くなり、診療費収入に大きな影響が出てくる。

そうすると、やはり蓄財劣等生にとっては深刻な問題となる。

あなたの資産目標は?

蓄財優等生も劣等生も高額所得者は、資産に関して同じ目標を持っている。

  • 引退するまでに十分な資産を作ること

  • 資産を増やすこと

  • 値上がりの期待できる資産で財産を増やすこと

  • 元手を減らさずに財産を増やすこと

しかし、実際に努力しているのは蓄財優等生だ。

蓄財優等生ほど投資に時間をかけ、資産が増えるのをじっくり待つことができるのだ。

投資は自分の判断で

投資や投資アドバイザーに関して、知恵と時間とエネルギーをかければかけるほど、よい投資アドバイザーに出会う確率が高くなる。

これは、就職活動でどのくらいの知恵と時間とエネルギーをかけたかと同じことである。

4 車であなたの価値が決まるわけではない

億万長者は、お金の心配をしないですむことのほうが、世間体を取り繕うよりもずっと大切だと考える。

経済的にしっかりとした基盤を持とうと考えているなら、きっと実現できる。

だが、よい暮らしをするためにお金が欲しいと思っているのなら、一生、金は貯まらない。

ロールスロイスはやめてくれ!

蓄財優等生であるアラン氏は、ステイタスを表すものが、妨害物とまでは言わなくても、やっかいなお荷物になりうることを知っている。

だから、ロールスロイスをプレゼントされた時も、要らないと言ったのだ!!

億万長者の車の買い方

億万長者の81%は車を買い切り、残りの19%がリースする。

そして、新車を買う人は2割しかいない。

億万長者が好む車種

3位 リンカーン

2位 キャデラック

1位 フォード

億万長者は、車に多額の金を使えば事業の収益性に影響が現れ、ひいては資産に影響するだろうと考える。

その結果高い車を買うよりも、その金を広告に回したり、新しい機器を買うほうが賢明だと結論するのだ。

4種類の購買スタイル

[タイプ1] 新車ー特定のディーラーから買う 28.6%

[タイプ2] 新車ーディーラーにこだわらない 34.8%

[タイプ3] 中古ー特定のディーラーから買う 17.1%

[タイプ4] 中古ーディーラーにこだわらない 19.5%

特定のディーラーから買う人の5人に1人は、そのディーラーが自分の顧客だから買っている。

購買行動が教えてくれること

中古車ハンターが金持ちになる最大の原因は倹約にある。

倹約すれば投資する金ができるため、中古車ハンターは所得の割に多額の金を投資に回している。

驚くほどたくさんの億万長者が思ってることは、

アメリカではたくさん稼ぐほうが、財産をつくるよりもずっと楽だ。

ということだ。

4つのケーススタディ

収入が多いけれども億万長者になれない人は、自分たちが億万長者よりも車にお金をかけているということをしっかりと頭に叩き込む必要がある。

億万長者並みか、それ以上の収入を得ているのに億万長者の仲間入りができないのは、見栄を張って会社の社長よりいい車に乗り、張り合うことで鬱憤晴らしをしているからかもしれない。

金持ちになるだろうと期待して高い車を買っていても、残念ながらその日は永遠にやって来ないのだ。

5 親の経済的援助

億万長者の親は、社会人になった子供たちに経済的な援助をしていない。

経済的援助の落とし穴

子供に経済的援助を与える親は、若い頃に資産を築き、質素で金をあまり使わない生活をしてきた人に多い。

だから、経済的援助を与えれば与える程子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになるのだ。

メアリとラマーの場合

メアリは25年以上もさまざまな形で親から援助を受けてきた。

夫のラマーもまた、親からの援助を受けて生活している。

ラマーの収入と親からの援助で、普段の生活をやっていくのはそれほど大変なことではない。

ただ、親がいなくなったら、彼らは数年もしないうちに金に困り、生活できなくなってしまうだろう。

何かがおかしい

  1. 与えられた金は貯蓄よりも消費に使われる

  2. 親から経済的援助を受ける人は、自分の財産と親の財産を同一視する傾向がある

  3. 親から経済的援助を受ける人は借入金に頼る割合が高い

  4. 親から経済的援助を受ける人は投資に回す金額が少ない

ある兄弟の暮らし方

ヘンリーとジョシュは兄弟で、両親は億万長者だ。

2人は両親から毎年現金で1万ドルもらっている。

ヘンリーの年収は、7万1千ドルで、一方のジョシュの年収は12万3千ドルだ。

どう見てもジョシュの方が億万長者になりそうだが、貯蓄の大原則は、

収入がいくらであろうと、収入以下で暮らすこと。

である。

ヘンリーは倹約家であるため、収入が少なくても資産は貯まっていく。

ジョシュは、収入以上にお金を使う生活をしているため、資産は全く貯まらないのだ。

子供に魚釣りの仕方を教えなさい

弱い子供はますます弱くなる。

家庭において「理想的」な環境の結果はどうなるか?

経済的援助を与えるほど子供は資産を蓄えず、援助が少なければ少ないほど資産を築くようになる。

経済的援助よりも勇気を

リスク、困難、危険がすべて取り除かれてしまった環境で、勇気を身につけるのは不可能だ。

だから、経済的援助を断ち切らない限り、勇気は身につかない。

資産を築いた人たちは、リスクをとって事業を起こし、チャンスをものにしていく勇気を持ち合わせていたのである。

6 男女平等・家庭版

億万長者の子供たちは、経済的に自立している。

専業主婦ーあなたはタイプAあるいはタイプB?

タイプAは、高所得者で社会的に成功した男と結婚して、年老いた両親、身体が不自由になった両親の世話を見ることが多い。

タイプAの娘は、年老いた両親の身体の世話だけでなく、精神的な支えにもなって、大きな負担を背負いこんでくれるから、両親だけでなく他の兄弟にとっても非常にありがたい存在だ。

タイプBは、体だけ大人になった子供のようで、経済的援助だけでなく、精神的な支えも必要とするタイプだ。

タイプBは親の面倒をみるのではなく、逆に親に面倒をみてもらうタイプだ。

金持ちの親から娘へのメッセージ

金持ちの間では、外で働くな、自分のキャリアを持つな、経済的にも精神的にもあまり自立してしまうな、と娘に教え、無意識のうちに、娘が他人に「依存」するような教育が行われているのだ。

弱い人と強い人

賢い両親の役目は、弱い子を強くすることだ。

子供の収入が少ないからといって親が経済的援助をしてやっていたら、どんどん弱い子になっていってしまう。

経済的に自立している子になって欲しいのなら、お金の援助をするのではなく、収入以下の支出で生活すること、倹約家になることを教えるべきだ。

アンドリューズ氏の遺言計画

蓄財優等生は、弁護士、会計士などの専門家と長いこと親しく付き合っている場合が多い。

そして、遺言、信託、遺産、贈与などにアドバイスのできる親戚や親しい友人がいることも多い。

しかし、アンドリューズ氏の場合は、遺産が複雑であり、主観的判断を要することが多すぎる。

遺産や遺言に関しては、信頼だけではすまないこともあるのだ。

資産家の両親がしっかりした子供を育てる場合

  1. 子供に両親が金持ちだと絶対に教えない

  2. どんなに金があろうと、子供には倹約とけじめを教えること

  3. 子供が大人になり、自己管理ができるようになり、きちんとした職業について安定した生活を送るようになるまで、親が金持ちだと気づかせてはいけない

  4. 子供や孫に、何を遺産に与えるつもりか、なるべく話さないこと

  5. 現金や高価なものを駆け引きに使うな

  6. 巣立った子供の家庭のことには立ち入るな

  7. 子供と競おうと思うな

  8. 子供はそれぞれ違う、独立した人間であることを忘れるな

  9. 成功をもので計るのではなく、何を達成したかで計るように教育しよう

  10. 子供にお金よりも大切なものがあることを教えよう

7 ビジネス・チャンスを見つけよう

億万長者は、ビジネス・チャンスをつかむのが上手だ。

カネの後を追え

今後10年間にアメリカの富はさらに増え続け、巨額なものになるだろう。

富裕層を対象にしたビジネス・チャンスも、比例して増えるはずだ。

金持ち相手によいビジネスや職業

金持ち相手によいビジネスや職業は、

  • 専門分野に特化した弁護士

  • 医師およびヘルスケアの専門家

  • 資産の鑑定・管理・売却の専門家

  • 私立の教育機関と教職員

  • 会計士

  • 住宅関連事業

  • 慈善事業

  • 旅行業

である。

あなたのチャンスはどこにある?

金持ち相手のビジネスなら、まだ生きている億万長者を相手にしたほうが市場は大きい。

8 職業:億万長者対遺産相続人

億万長者は、ぴったりの職業を選んでいる。

そして、事業に成功する人は、他人に惑わされず、自ら高い目標を掲げるものなのだ。

変化することだけは確かだ

世の中は変化する。

事業の経営環境も変化する。

大半の人は、独立しても成功からはほど遠い人生を送っている。

しかし、成功した人というのは、厳しい時期を乗り越え、辛抱強く努力を重ねた人であるのだ。

億万長者が子供にすすめる進路

億万長者は、事業で成功するのがいかに稀なことかを知っている。

だから、子供には事業を継がせようとしない。

医者、弁護士、エンジニア、建築家、会計士、歯科医などの専門職につき、独立して事務所を開設することを勧めるのだ。

「ごく普通の仕事」が億万長者への近道

目新しい事業ではなく、ありふれた業種で安定して成長を続けているたぐいの会社は、話題性には乏しいが、長期的には優れた投資対象である。

なぜなら、目新しさのない昔ながらの業界に新規参入しようという会社はないし、不景気でも需要が急に激減することはないからだ。

何をリスクと考えるか

事業に成功した人々は、雇われてるよりも、独立したほうがリスクを軽減できると言う。

とはいえ、事業を始めるにはかなりの金銭的リスクを負わねばならない。

だか、次のような心構えがあれば、少なくとも精神的なリスクは軽減できる。

  • 私は、自分で自分の運命をコントロールしている

  • 情け容赦ない社長のもとで働くことこそ、リスクというものだ

  • 私はどんな問題に直面しても、逃げずに立ち向かい、解決に努力する

  • 社長になる唯一の道は、自分で事業を起こすこと

  • いくらでも、収入は増やすことができる

  • リスクと困難のおかげで、私は毎日強く、賢くなっている

2-3. あとがき

著者のノート 億万長者の見つけ方

億万長者を見つけるには、

  • 住宅地を絞る

  • 職業を絞る

訳者あとがき

「となりの億万長者」のすごいところは、お金を貯めるには攻めだけではなく守りに強くなければならないことを強調している点だ。

お金持ちというのはビバリーヒルズの邸宅に住む人ではなく、私たちのおとなりにいるしっかりとした人たちだ。

だから、これからはもっと賢く、しっかりと金を貯めよう!!

3. 著者紹介

トマス・J・スタンリー Thomas J. Stanley, Ph. D.

アメリカにおける富裕層マーケティングの第一人者。

ジョージア州立大学の教授職を経て、ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部の教授となり、1973年に本書の共著者ダンコとともにアメリカ全土の億万長者を対象とした初の大規模調査を実施。

現在は富裕層向けビジネスを行なう企業や金融機関へのアドバイザーとして活躍。

著書の邦訳に『なぜ、この人たちは金持ちになったのか』『お金が“いやでも貯まる"5つの「生活」習慣』など。

ジョージア州アトランタ在住。

ウィリアム・D・ダンコ William D. Danko, Ph. D.

ニューヨーク州立大学オルバニー校マーケティング学部名誉教授。

スタンリーのパートナーとして数々の研究調査に参画してきた。

また、ジャーナル・オブ・コンシューマー・リサーチ誌をはじめとする多くの経済メディアでも活躍。

ニューヨーク在住。

斎藤聖美 (さいとう・きよみ)

1950年生まれで、慶應義塾大学経済学部卒。

日本経済新聞社、ソニー勤務の後ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。

モルガン・スタンレー投資銀行のエグゼクティブ・ディレクターなどを経て独立。

数々の企業立ち上げに携わり、現在はジェイ・ボンド東短証券および東短インフォメーションテクノロジー代表取締役社長。

東芝取締役、昭和電工監査役を兼任。

訳書にエリス『ゴールドマン・サックス』、ウェルチ『ウィニング 勝利の経営』など多数。

4. Amazon説明文

橘玲氏推薦!

世紀を超えて読まれ続けるロングセラー!

億万長者(ミリオネア)は特別な人たちではない。

常識とわずかな努力で、誰でもお金持ちになれる。

膨大なインタビューから「億万長者」の実像を描いた古典的名作。

億万長者とは、実際どんな人々なのか?

アメリカ富裕層研究の第一人者であるスタンリー博士とダンコ博士は、1万人以上の億万長者にインタビューとアンケートをして、資産や年収、職業、消費行動のタイプを徹底的に調査。

結果は驚くべきことに、彼らのほとんどはありふれた職業と家庭をもつ「普通の人々」だったのだ!

では億万長者でない普通の人々や、所得は多くても資産の少ない人々と、彼らはいったいどこが違うのか?

本書は、そうした本物の億万長者の日常の暮らしぶりから学ぶべき「7つの法則」を導き出し、成功と幸福を手に入れたい読者に伝授する。

多くの読者を得た実績あるロングセラーが、コンパクトな〔新版〕として登場!

5. この本の目次

新版への序文

イントロダクション

1 となりの億万長者を紹介しよう

2 倹約、倹約、倹約

3 時間、エネルギー、金

4 車であなたの価値が決まるわけではない

5 親の経済的援助

6 男女平等・家庭版

7 ビジネス・チャンスを見つけよう

8 職業:億万長者対遺産相続人

謝辞

著者のノート 億万長者の見つけ方

訳者あとがき

新版への訳者あとがき


6. この本の紹介

となりの億万長者 〔新版〕 ― 成功を生む7つの法則

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