2015/08/25

借りる

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ニュースでよく聞く粉飾決算とは?経理のカラクリを知っておこう。

粉飾決算ってなに?


粉飾決算と言えば、ライブドアやカネボウなどの会計不祥事事件を思い出す人も多いのではないでしょうか?

最近では東芝が会計不祥事によりニュースで騒がれたことも記憶に新しいと思います。


粉飾と聞くと、大手企業がやることというイメージやニュースで取り上げられるような遠い話だと思う人が多いかもしれませんが、実は中小企業の方が粉飾に手を染めやすいと言われます。

その理由としては、中小企業は会計監査を受ける義務がないからです。


逆に上場企業は必ず公認会計士または監査法人の会計監査を受けなければならないため、一般的には粉飾が難しいのです。

粉飾決算をする理由

そもそも、なぜ粉飾決算をするのでしょうか。

粉飾決算には2つのタイプがあります。

1つ目は主に赤字を黒字にする場合に行われます。

2つ目は逆に黒字になった際の利益を減らす場合に行われます。

利益を減らす理由は、払う税金を少なくするためです。


この2つの中で多いのは、会社の財産や利益を大きく見せる1つ目のタイプです。

中小企業の場合は、金融機関からの融資に頼って経営していることが多いですが、

その融資は決算状況によって判断されます。

もしこの決算書が赤字だった場合、融資を断られる可能性は高くなる。

だから中小企業は決算書を良くみせたいわけです。


一方、上場企業では株価の維持のため、投資家に良く見せるために不正会計をすることが多いと言われています。

粉飾決算の方法

では具体的にはどのように粉飾をするのでしょうか。

ここでは粉飾決算をする方法について述べます。

架空売上

最も多い方法が架空の売上を計上する方法です。

具体的には以下のような方法があります。

実体が無い企業に対して売上を偽装してしまう。

いわゆるペーパーカンパニーを作って、そこに売掛金を発生させるという方法です。

架空売上なので、売掛金は回収されません。
売掛金残高がその分大きくなってしまいます。

取引先とグルになって売上を偽装する。

取引先に対し、架空の請求書を作成し、売上があったことにします。

将来の売上を当期分に計上してしまう。

売上自体は計上されますが、こちらも入金されることはありません。

期末在庫を増やす

実際には無い在庫をあることにする。
将来仕入れる分を当期に在庫があることにしてしまう、など。

仕入を減らす

帳簿につけないことで処理してしまう。
当期に仕入れた分を翌期に計上してしまう。

仮払金・貸付金が処理されていない

仮払金とは社員や役員に対し、仮にお金を払っている金額です。

この仮払金は精算されなければなりません。

ところが、精算されないままですと仮払金は実態のお金はないまま資産として決算書には現れます。

貸付金も同様です。

本来、貸付金は返してもらわないのですが、そのまま返済されない場合は決算書では資産として計上されます。

粉飾を見破る方法はあるのでしょうか

数々の上場企業の不祥事により監査が厳しくなっているにも拘わらず、粉飾はなくならないのが現状です。

ここに述べた粉飾決算の方法以外にも、非常に巧みな方法で決算書を化粧しているケースも過去には数々ありました。

監査が厳しくなったことを逆手にとって、なかには粉飾アレンジャーと呼ばれる存在も急増したというニュースも報道されていました。


粉飾なんてテレビの中の話でしょうと思っていたら、ある時「これは粉飾かも・・・」と思える場面に出くわした人もいるかもしれません。

そうはいっても即、内部告発という訳にはいかない現状もあるのではないでしょうか。


粉飾決算にみられる不正会計を実行するのは経営者であり、不正会計を辞めるのも経営者の判断です。

1回粉飾すると、それが癖になって何度も繰り返すことになっているのも現状です。


あなたの会社の決算書を確認してみませんか?

何か不安を感じたら、会社に決算書を見せてもらうように提示してもらうのも手かもしれません。

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