2016/01/17

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いいことばかりじゃない!青色申告のデメリットをまとめてみた

ギブアンドテイクな出来るヤツ。それが青色申告。

確定申告 画像

様々な節税効果がある青色申告。

10万円控除であれば、白色申告とあまり変わらない労力で特権を受けられるので、多くの人に利用されている制度でもあります。


しかし、特権は与えられるだけではありません。

メリットを受け取ったのであれば、こちらも相応のお返しをしなければなりません。


では、青色申告者に課されることとは一体どのようなことなのでしょうか。


それでは青色申告のデメリットといわれる部分を解説していきたいと思います。

恩恵があれば義務もある。青色申告のデメリット一覧

一覧 画像

帳簿記入をしなければならない

青色申告を選択すると、記帳義務が発生しますが、控除の額により、内容に差があります。

簡易簿記(青色申告特別控除10万円)

簡易簿記とは、簡単に言えば「家計簿みたいな現金出納帳」です。


お金の出し入れを把握できてればいい、というようなレベルなので単純な方式と言えます。

また、決まったフォーマットもないので、エクセルの表計算ソフトで作成できるのもポイントです。

複式簿記(青色申告特別控除65万円)

複式簿記とは、簡単に言えば「専門家がつけるような複雑な帳簿」です。


例えば「いつ」「誰に」「何の名目で」「いくら支払った」というように、一つの取引でも複数の科目で記載します。

厳密にお金の流れを記しましょう、ということですね。


更に、青色申告特別控除65万円の場合は、「貸借対照表を提出する」という義務も課せられます。

貸借対照表とは、複式簿記で帳簿を作成した最後に「資産」「負債」「資本」「収益」「費用」のうち「資産」「負債」「資本」を一枚の紙に書き表したものです。


複式簿記で記帳した後にさらに厳密に集計した紙を提出しましょう、ということですね。


しかし、今は確定申告用のソフトも売り出されているので、簿記の資格などを持っていない人でも比較的簡単に行えます。

決算・確定申告を行わなければならない

青色申告では、事業年度の終わりに決算が必要です。


1年間の帳簿を整理・チェックして、修正などし、未払い金や先払い金を仕分けします。

このように帳簿を集計し、青色申告決算書を作成します。


そして期限に確定申告書とともに税務署に提出すれば完了です。

期限を守らない等違反があった場合はペナルティーが課せられる

青色申告者が定められた期間内に確定申告を行わなかった場合には、ペナルティーが課せられます。


様々な特権を与えるのだから、最低限のルールは守ってもらわなければ困りますよ、ということですね。

特別控除減額

こちらは、青色申告特別控除65万円のみを対象としたペナルティーです。


青色申告特別控除65万円は、「きちんと期限内に申告すること」というのが要件に組み込まれています。

そのため、期限後の申告になってしまった場合は、たとえ複式簿記の方法で記帳し、貸借対照表を提出しても、特別控除額が10万円に減額されてしまいます。

青色申告の承認取り消し

こちらは、青色申告特別控除10万円・65万円どちらにも当てはまるペナルティーです。


2年連続で期限後申告になってしまった場合は、青色申告の承認取り消しになります。


また青色申告に戻るためには、再び青色申告承認書を提出しなくてはなりませんが、承認取り消しになってしまうと、1年間は再提出できないことになっています。

青色申告承認書は適用させたい年度開始前に提出しなければならないので、一度承認が取り消されてしまうと最低でも3年間は白色申告をすることになってしまうのです。

帳簿・決算書の保管をしなければならない

申告した書類や税金は税務署によってその内容に誤りがないか確認されることがあります。

そして疑問点があれば、税務調査という名目で職員が直接調査に訪れることもあります。

その際に帳簿書類がなければ適切な調査を行うことができません。

そのため、青色申告者には帳簿や決算書を一定期間保存することが義務付けられています。

帳簿書類の保存期間

帳簿書類保存期間
帳簿7年
決算関係書類7年
現金預金取引等関係書類

7年

(前々年分所得が300万円以下の方は5年)

その他の書類5年

デメリットを考慮しても、やはり青色申告は魅力的!

ひらめき 画像

こうして見ると、青色申告者には色々な義務が課せられています。


そして、青色申告者には多くの特権も与えられています。

その特権とは大まかに言ってしまえば「税金が安くなる」ことです。

どの特権も必ず「節税」に結びついています。


ですから、国が青色申告者に対してある程度の義務を背負わせるのは妥当であると言えるでしょう。

また、その義務の内容も支出をより明確にしたり、期限をしっかり守るということでしたり、よく考えてみればごくごく普通のことでもあります。


逆に言えば、青色申告にすれば、ごくごく当たり前のことを行うだけで多くの特権を得ることができるのです。


更に、今は確定申告用のソフトも簡単に入手することができます。

なので、一見「難しそうだな......」と感じてしまう書類作成もパソコンに入力するだけで自動的にできてしまいます。


青色申告にしようか悩んでいるのであれば、思い切って申請してみてはいかがでしょうか。



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