2016/01/26

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【確定申告】亡くなった人の収入ってどう扱うの?準確定申告の全てに迫る

亡くなった人には専用の確定申告があります

準確定申告 画像

私たちが何げなくしている納税。

税額は一年に一度、所得を申告することにより算出されます。


給与所得者であれば、ほとんどが年末調整の書類を提出することにより申告が完了しますが、それ以外の所得がある人は確定申告が必要になるケースが多々あります。


確定申告とは、その年の1月1日から12月31日までに得た所得を、翌年の2月16日から3月15日までに申告することです。


それでは、年度の途中で亡くなってしまった人の確定申告は一体どのように行えばいいのでしょうか。


そのような人の確定申告は準確定申告といい、通常の確定申告とは異なる手続きをしなければなりません。

準確定申告のいろは

いろは 画像

準確定申告を行う人

納税者は亡くなった人です。

しかし、亡くなってしまた本人が書類を提出することは不可能です。

そこで、亡くなった人(被相続人)に代わって、相続を受ける人(相続人)が書類を提出することになります。


相続人が複数いる場合には、各相続人が連署により申告書を提出しなければなりません。

提出は、被相続人の死亡当時の住所地を管轄する税務署に行います。


納めた税金は、相続財産から差し引くことができますが、還付があった場合は、相続財産に加えなければなりません。

対象者

年度途中に亡くなった方のうち、以下の項目に当てはまる人が対象者となります。

基本的には、準確定申告が必要になるケースは通常の申告と同じです。

個人事業を行っていた人

2,000万円以上の給与収入があった人

メインの給与所得以外に20万円を超える所得があった人

賃貸収入があった人

株や不動産などの資産を売却した人

申告期間

相続人が相続を知った翌日から4ヶ月以内に申告・納税しなければなりません。

準確定申告の場合は、納税期間と申告期間が同じなので注意が必要です。


また、計算期間は、その年の1月1日から亡くなった日までとされています。

必要書類

準確定申告を行うには以下の書類が必要になります。

確定申告書A/B(第一表・第二表)

給与所得者や年金受給者であれば、確定申告書A様式、不動産事業や個人事業を行っていた人であれば、確定申告書B様式を提出することになります。


書き方としては、まず、申告書の見出し部分に書いてある「確定申告」の文字の頭に「準」の文字を補います。

そして、亡くなった人の所得や所得控除を記入し、税額を計算します。

氏名の頭には「被相続人」と記入します。


また、分離課税所得がある場合は、第三表や内容に応じた計算明細書も必要になります。

死亡した者の所得税の確定申告書付表

申告する相続人について、その内訳やそれぞれが納税する(還付を受ける)金額を記入する書類です。

控除の対象範囲

準確定申告でも所得控除を受けることができます。

各種人的控除

人的控除とは、配偶者控除や扶養控除など本人や家族の状況に応じて受けることができる控除です。

これらの控除は死亡日の現況で判断します。

保険料控除

社会保険料控除、生命保険料控除、地震保険料控除などが該当します。


保険料控除は、死亡日までに被相続人が支払った保険料等の額が対象となります。

医療費控除

死亡日までに被相続人が支払った医療費が対象となります。


また、死亡後に相続人が支払った医療費を被相続人の準確定申告において医療費控除の対象に含めることはできません。


控除の要件は通常の確定申告と同じです。

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相続税 画像​​​​​​​

先にも述べた通り、準確定申告の納税期間は、申告期間と同じ相続を知った翌日から4ヶ月以内です。

また、この所得税を相続人が納税した場合は「債務控除」として相続税の課税対象から減額することができます。


そして、その相続税の申告期限は、被相続人が死亡したことを知った翌日から10ヶ月以内です。

「収入は年金だけ」と思っていたら、実は違う所得もあるかもしれません。

なので、準確定申告の手続きをする際には、財産の所在の確認等も含めて行うようにしましょう。


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