2014/12/12

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【本当は怖い銀行の預金】ものすごく得をしそうな「仕組み預金」…実は、一番得をするのは「銀行」なんです!

定期預金と瓜二つの「仕組み預金」、知ってる?

 

銀行へお金を預けるのであれば、少しでも金利が高い商品の方が魅力的ですよね。
財テクの知識がある人なら、ネットバンクを経由して定期預金へ申し込むことが最も金利を多く受け取れる方法だと知っているでしょう。
しかし定期預金よりも金利の高い商品が存在しているのです。
それが「仕組み預金」です。

 

メガバンクを筆頭に多くの金融機関では、この仕組み預金を取り扱っています。
ところがメディアでも取り上げることが稀であるため、詳しい仕組みや内容をご存知ない方もいらっしゃるでしょう。
また商品案内のページやパンフレットでは「定期」という言葉が使われることも多いのです。

その結果、定期預金だと勘違いしてしまう人も少なくありません。
仕組み預金にはメリットもありますが、大きな落とし穴(デメリット)も隠れていますので、契約前には以下で紹介するポイントを把握した上で申し込みましょう。

定期預金より金利が高いのが最大のメリットです。

 

仕組み預金の最大のメリットは金利の高さにあります。
その多くが、ネットバンクの取り扱っている定期預金よりも金利が高いのです。
例えば100万円を定期預金へ預け入れた場合、東京スター銀行の5年物は0.25%、新生銀行は0.10%の金利を受け取れます。
逆に仕組み預金ですが、東京スター銀行の最長6年物であれば0.35%から段階的に金利が上昇していきます。
つまり定期と比べれば1.5倍から3倍ほどの利息を期待できるわけです。

 

また満期となる預入期間が定期預金と同じように定められています。
つまり使わずに眠っている資金があれば、満期日まで資産運用の一環として利用することも可能な金融商品だと言えるでしょう。

 

市場金利が現在の数値から上昇しないのであれば、定期預金へ預けておくよりもリターンは大きくなります。

金利が高けりゃ、リスクも高い。それが「仕組み預金」の怖さ…。

 

仕組み預金が世間から注目を浴びない理由は、デメリットが多いからです。
中にはメリットを打ち消してしまう内容もあるため、実質、メリットが存在しない商品とも言えるでしょう。

 

仕組み預金とは何か?

先物取引と同じようなデリバティブ要素を有しているために、複雑な運用方法の下で作られている商品です。
また銀行側が任意で解約できるといった特徴を有しています。
つまり解約するか継続するかは銀行に選択権があるため、金利が低い時はずっと契約延長され続け、逆に金利が高いとすぐに解約されてしまう傾向にあります。
そのリスクを負う代わりに高い利息を払うといった内容の商品です。

 

早期満期条項付の仕組み預金

この決まりが設定されている商品は、仮に満期が5年であっても、その前に銀行側の都合で早期満期を迎えることがあります。
子供の中学校入学費用を確保する目的で契約しても、満期日を申し込み者側がコントロールできないのです。

 

市場金利の恩恵を受けられない

日本の金利は非常に低いですが、5年後には仕組み預金の金利よりも高くなるかもしれません。
しかし市場金利が上昇すると、銀行側は満期まで解約を実行しないのです。
そのため定期預金に預けていれば更に利息を受け取れた!という、絶好のタイミングを逃すことに繋がります。

 

中途解約が行えない

定期預金も満期前の解約は基本的に受け付けていませんが、手続きを踏めば簡単に解約は可能です。
しかし仕組み預金の中途解約は、定期預金の場合とはレベルが違います。
まず交渉をしなければ銀行側が解約を承諾すらしてくれません。
そして「預金」という名称であるにも関わらず、解約には相当な手数料と違約金を支払う必要があるのです。
もちろん元本を割ってしまう程度のコストという意味ですので、100万円の契約を解約するために何百万円・何千万円というお金がかかるわけではありません。

 

為替リスク

デリバティブ要素があるとお伝えしましたが、為替レートの動き次第で金利も上下する商品です。
つまり為替の動き次第では低い金利が適用される場合もあります。

 

見えないコスト

仕組み預金と言いましても、取り扱い金融機関によって細かい商品内容は異なります。
そのため全ての仕組み預金が該当するわけではありませんが、中には手数料と同等の実質的な負担を強いられる場合があるのです。

 

定期預金は300万円や500万円、そして預入期間が5年や10年と上がれば金利も高くなります。
そのため結構な額をそれなりの期間、銀行へ預けるのであれば、コストのかからない定期預金の方が有利です。

 

預け入れ期間が長い

5年や10年と資金の拘束期間が非常に長いため、金銭的に余裕のある人でなければ向いていません。

 

元本割れリスク

中途解約の項目で元本割れリスクを紹介しましたが、商品そのものが元本割れをする可能性があります。
為替レートの変動など原因は様々です。
過去には10%ほどの元本割れを起こし、契約者から苦情を集めた商品もありましたので、「預金」ではなく「投資」と思ったほうが良いでしょう。

「仕組み預金」をするつもりなら、覚悟を決めて申込むこと。

 

仕組み預金のメリット・デメリットを紹介しましたが、商品内容を事前に把握しておく重要性がご理解いただけたでしょう。
商品名に「仕組み預金」と分かりやすく表記されているものから、「ステップアップ定期預金」「預け入れ期間延長型預金」という名称で銀行が販売しているケースもあります。
預金とは違い元本割れリスクを抱えているため、申し込み時には注意をしましょう。

 

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