2016/09/24

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お掃除に大活躍の『重曹』…気を付けておきたい3大トラブル

後悔する前に知っておきたい、重曹を使っていけないケース

洗顔やシャンプー、料理、掃除…などなど重曹はいろいろな場面で活用できるとして注目を集めています。
生活関係の雑誌の特集やテレビのワイドショーなどでもしばしば紹介されています。
またインターネットで調べてみると、重曹の有効活用法について、数々のサイトが作られています。


この重曹ですが、確かに使い勝手の良いアイテムではあります。
しかしその一方で、ちょっと使い方を間違えるとかえってダメージを与えてしまうなどのトラブルを引き起こすことがあります。


そこでここでは重曹を使ったけれども失敗してしまう、主な3パターンについて紹介していきましょう。
これから重曹を日常生活の中で取り入れてみたいと思っている人は、特に注意が必要です。

よくあるトラブル①:『色落ち』

鍋や食器を重曹で洗ってみたところ、黒く変色してしまった人がしばしば見られます。
実はある素材を重曹で洗うと、変色してしまうことがあります。


これはアルミ製品は重曹に反応してしまうからです。
ちなみにアルミ製品の場合黒ずんでしまっても、希釈したお酢を使って煮ると色が元に戻る可能性があるのでやってみましょう。


たとえば畳などのイグサで作られているものやジュートなどの天然繊維のラグなどで重曹を使うと繊維の中に含まれるたんぱく質と反応して、シミを作ることがあります。
また無垢材のフローリングの床でも、変色してしまうことがあるので注意しないといけません。


その他にも木の部分を重曹を使って掃除すると、塗装しててもシミになってしまうことがあります。
特に重曹スプレーを使って掃除すると液だれを起こして、輪ジミができてしまうことがあるので注意した方が良いです。

よくあるトラブル②:塗装がはがれる

鍋や食器を重曹を使って洗うときには、こすり過ぎに注意した方が良いです。
実は鍋や食器の塗装が剥げてしまうことがあるからです。


この塗装のハゲですが、他でも起きる可能性があります。
たとえば木製の家具や建具で塗装している部分を重曹で強くこすり洗いをしてしまうと塗装の剥離してしまうことがあります。
その他にも重曹で洗って、水拭きをしないでそのまま放置していると剥げてしまうことがあるので注意してください。


重曹が直接触れていない場合でも、近くの塗装を剥がれさせてしまうこともあるので保管するときにも油断しないことです。
たとえば重曹を保管するときには、密閉を心がけることです。


重曹は臭い取りの効果があるので、消臭剤として活用したいと思っている人もいるでしょう。
この時もアルミなどが近くにあると腐食してしまうことがあるので、どこに置くかを考える必要があります。

よくあるトラブル③:手が荒れる!

重曹は素手でも使えると紹介しているものもたくさんあります。
しかし中には素手で重曹を使った結果、手荒れを起こす人もいますので注意しないといけません。


重曹を手に取った時に、手がぬるぬるするという経験はありませんか?
これは皮膚の表面にあるたんぱく質が重曹によって、溶けている証拠といえます。
このような人はそのまま使用すると肌荒れを起こす危険性がありますので、敏感肌のような肌質の弱い人は取り扱いに注意した方が良いです。
また50度以上の重曹水はアルカリ性が強まるので、素手でつかむのは危険です。


重曹は料理でも使われますから、多少体内に入れても大丈夫です。
しかし大量に摂取すると血液のペーハーのバランスが崩れてしまい、小さなお子さんの場合には症状が深刻化することもあります。
さらに重曹を粉末の状態で吸引してしまうと呼吸器にダメージを与え、ぜんそくを引き起こすことがあるのでこれも注意です。


重曹がもし間違って目の中に入ってしまった時に、そのままにしておくと結膜炎を起こす可能性があります。
目に入ってしまったのであれば、水でまずは洗い流すことです。
その上で眼科を受診して、適切な処置を施すことが大事です。

万能な魔法粉『重曹』正しく使えば、主婦の最強ツール

重曹ですが適切に利用していれば、私たちにとって心強い味方になってくれるでしょう。
しかし間違った使い方をすれば、マイナスの結果を引き起こすことがあります。


上で紹介した注意点を見てみると、いろいろとあって面倒だとか難しいと感じる人もいるかもしれません。
しかし上で紹介した失敗事例を見てみると、いずれも無茶をした結果であることが多いです。


たとえば掃除をする時に余計な力を込めてごしごし洗うとか、大量の重曹を摂取するといったケースです。
常識の範囲内で重曹を使用している分には、まず深刻なトラブルに発展する可能性は低いでしょう。


上で紹介した誤った重曹の使い方は、頭の中に入れておいてください。
そして重曹の真の力を最大限に引き出してみましょう。

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