• 千里の道もヨチヨチ歩きの一歩から!『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の要約 ロバート・キヨサキ

2015/07/07

お金の雑学

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千里の道もヨチヨチ歩きの一歩から!『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』の要約 ロバート・キヨサキ

経済的自由になるための具体的ノウハウの第二弾

いかにして収入を増やしていくのか。

どうすればお金持ちになれるのか。

容易ではないが、その道のりを歩むための道しるべとなる、金持ち父さんの言葉


また、キャッシュフロー・クワドラントの左側から右側へ移動するための秘訣

大きな夢を持ち、長期的な展開を持って考えること。

そして毎日の目標は控えめにしてヨチヨチ歩きをする。

このような具体的な方法も、例を用いながら書かれている。


具体的なことでいえば、自分がお金のために働くのではなく、お金を自分のために働かす、投資について、その要領も記されている。


お金持ちになるために読む本ではあるが、それと同時に人生を豊にするために読む本でもある、と言える。


現状に満足していない人ならば、きっと納得することがいくつもこの本から発見できるであろう。

0.著者がこの本で伝えたい3行メッセージ(想い・願い)

どうすればクワドラントの左側から右側に行くことができるのか。

収入をどこから生み出すか?

一番大変なのは最初。「これをやるぞ」としっかり心に決めて取り組めば、あとは人生はどんどん楽になっていく。


1.導入文:タイトルや著者紹介を見て云々

「キャッシュフロー・クワドラント」この言葉にインパクトを感じる。

サブタイトルは


“経済的自由があなたのものになる”


とある。

この本は2001年にミリオンセラーとなった「金持ち父さん 貧乏父さん」の第二弾で、前作は「お金の使い方」について書かれていた。


今作は、経済的自由を手に入れるためにどのようにすればよいのか、ある意味実践的な内容が主であろう。

ここ数ヶ月で私は、お金に関しての本は何冊か読んだが、どの本も基本的には精神的な面のコントロール抽象的な面を中心に書かれている。


この本は、どちらかといえば実践的にみえる。

著者ロバート・キヨサキは、1985年ビジネスと投資を教える教育会社を起こしており、その経歴からこの本の内容がどれだけ経済的自由を手に入れたい人達=生徒向けかがわかる。


この本はお金の使い方に関して、実践的なアクションを行いたい方に読んで欲しい一冊である。

2-1.要約①:まえがき、はじめに

  • あなたはいま経済的に自由だと言えるだろうか?
  • この本をいちばん読んでほしいのは、別のクワドラントに移りたいと思っている人たちだ。
  • 特にいまE(従業員)S(自営業者)のクワドラントに属していて、B(ビジネスオーナー)I(投資家)になることを真剣に考えている人にぜひ読んでもらいたい。
  • 仕事の安定から一歩先に進んで、真の経済的安定を達成したいと考えている人たちに読んでほしい。

2-2.要約②:本文

第一部 クワドラントの右側か左側か

第一章 私があえてホームレスになったわけ

  • 私たちは収入を自分の労働に依存することのない「経済的自由」を求めていた。
  • 必要なのは、夢と強い決意短期間で学ぼうとする意欲、そして神様から与えられた資産を適切に使う能力と、自分の収入をキャッシュフロー・クワドラントのどこから生み出したらいいか見きわめる能力だ。
  • その人がどんな人間か、つまりその人の価値観、得意不得意、興味などだ。四つのクワドラントの好き嫌いは、このような人間としての根本的な違いによって決まる。
  •  キーワードは「収入をどこから生み出すか」だ。
  • 「一日の時間は限られている。そのあいだ必死で働いたってたかがしれている。それなら、なぜお金のためにそんなにあくせく働くのだ?お金やほかの人を自分のために働かせる方法を学べば、自分はもっと大事なことができる」
  • キャッシュフロー・クワドラントの右側と左側の両方から世の中をながめたことのある人間として正直に言わせてもらうなら、自分のいる場所によって世界はまったく違って見える。


第二章 クワドラントが違えば人間も違う

  • 「人をまとめるリーダーになりたかったら、言葉の達人になる必要がある」
  • 「すぐれたリーダーになるためには、まずすぐれた聞き手にならなければならない」
  • リーダーシップの真髄とビジネスに必要な技術の両方を学ぶ
  • リーダーシップもビジネスも、ともに一生をかけて学ぶべきものだ。
  • ビジネスに必要な技術は簡単だ。むずかしいのは他人といっしょに働くことだ」
  • この本を読めば、人より少ししか働いていないのに収入は多く、そのくせ払っている税金は少なく、経済的により安定した状態でいる人たちがこの世の中にいる理由がわかっていただけると思う。
  • 「金持ちになりたかったら、リスクを背負う方法を学ぶ必要がある。投資家になる方法を学ぶのだ」


第三章 人はなぜ自由よりも安全を求めるのか

  • キャッシュフロー・クワドラントの左側で一生懸命働いて成功を収めた場合には、成功すればするほど、たとえ入ってくるお金は多くなったとしても自分の時間はなくなる。
  • 「ファイナンシャル・インテリジェンスで肝心なのは、お金をいくら儲けるかではなく、どれだけのお金を自分のものにしておくことができるか、そのお金をどれくらい効果的に働かせることができるか、そして、それを何世代にわたって続けることができるかだ」
  •  個人の始めたビジネスの多くが五年以内に失敗する理由は、経験と資金の不足によるものだと思う。五年生き延びたビジネスが次の五年を生き延びることができないのは、資金不足のためではなく、エネルギー不足のためだ。
  •  賢いお金の運用計画を立て、BあるいはIのクワドラントについてしっかり学べば、大きな富それと、一番大切な「自由」を手に入れるための第一歩を踏み出せる。
  •  「金持ちと貧乏人の唯一の違いは、暇な時間に何をするかだ」
  • 仕事が終わってから、給料と余暇を使って何をするかがあなたの将来を決める。キャッシュフロー・クワドラントの左側だけで一生懸命働いている人は、いつまでもそれを続けることになるが、右側で一生懸命働いている人には、自由を見つけるチャンスが与えられる。
  • 真の投資家はしっかりとしたビジネスシステムを持った、成功しているビジネスに投資する。


第四章 ビジネスシステムを手に入れる

  • あなたのゴールがビジネスシステムを所有し、あなたに代わってそのシステムを動かしてくれる人を雇うところのあるということだ。
  •  むずかしいのはそのシステムをスタートさせ、うまく機能させることだ。
  • システムの重要性を認識していて、しっかりしたシステムがあれば自分たちのリスクが抑えられることを知っているからだ。
  • ビジネスシステムや組織について検討せずに、商品にばかり気をとられている人が多すぎる。
  •  多くの人がキャッシュフロー・クワドランドの左側から出られない理由は、自分のシステムを作り出すことにともなうリスクが大きすぎると思っているからだ。


第五章 まずはレベル4の投資家になる

  •  ちゃんと机に向かって計画を立てること、自分の消費癖を抑制すること、借金、負債を少なくすること、収入の範囲内で生活しながら収入を増やしていくこと、現実的な収益率を設定し、目標に達するまでに毎月いくら投資し、どれくらいの期間それを続ければよいか見きわめることなどだ。
  • いま自分がやっていることに注意を払い、買い物による借金を減らすための長期計画を立て、わずかでもいいから定期的にお金を貯めて優良な投資信託に投資するだけでも、退職後の豊かな生活に向けて有利なスタートが切れる。


第六章 お金は目に見えない

  • 「投資そのものは危険ではない。投資をする人が無知であることが危険なのだ」
  • 借金やリスクを背負って投資するときはいつも、買ったその日から採算とれるものでなければならなかった。
  • 「借金とリスクを背負うときには必ず支払いを受けるようにしなくちゃいけない」
  • お金に関する事実と意見の違いを知らなくてはいけない。
  • 「数字はきみに事実を教えてくれる。きみが金銭的に成功するかどうかは、友達やアドバイザーの口先だけの意見ではなく事実そのものにかかっている」
  •  最終的にきみに事実を教えてくれるのは、お金を媒介とした取引における実際の数字だ。問題なのはきみ自身が資産か負債かだ。なぜなら、同じ金を負債にするか資産にするかは最終的にきみ自身にかかっているからだ。

第二部 最高にあなたを引き出す

第七章 なりたい自分になる

  • 「努力をし続ければきみはなにものかになれる。努力をやめてもなにものかになれる。だが、努力をし続けたときと同じ人間じゃない」
  • 皮肉なことに、テクノロジーの進歩は速度を増す一方で、仕事につくために要求される能力を維持するには、最新のテクノロジーについてつねに訓練を受けなければならない。
  •  高いレベルの投資家たちは相場の上り下がりを気にしたりしない。なぜなら、彼らの知識を持ってすれば、どちらにしても儲けることができるからだ。
  • だれだって自分の好きなようにやっていい。そうしたければ速く先に進むのもいい。いくらお金を儲けてもいい。だが、そのためにはいつも代価を払わなければいけないことを忘れないようにしよう。速く進むことはできる。だが、ここには近道はない。


第八章 どうしたら金持ちになれるか

  • 実際のところ、いちばんせっせと働いている人たちは結局金持ちにはなれない。金持ちになりたかったら、頭を使う必要がある。みんなの考えについていくのではなく、自分自身で考えなければいけない。私は、金持ちが持っている最大の資産は人と違った考え方をすることだと思っている。
  •  問題なのは「何をするか」ではなく「どう考えるか」だ。つまり、右側に移るために必要なことをするためにはまず「どんな人間になるか」が大切だ。
  • 「自分を変えることの方が大事です。相手を変えようと努力するのではなく、相手に対する自分の考え方を変えるのです」
  •  この本がおもな目的としているのは、あなたの考え方を強化し(「なる」の部分)、行動を起こし(「する」の部分)、その結果、経済的自由を手に入れる(「持つ」の部分)ことができるように手伝いをすることだ。
  • 仕事に依存した経済的安定をめざす道から経済的自由の道へと移行するプロセスは、そのほとんどが考え方を変えるプロセスだ。
  • BあるいはIのクワドランドで成功するためには、学問的な知識や技術的な知識以上のものが必要だ。つまり、心の奥底にある感情的な思い、考え方、信条、心構えなどを変えなければいけない。
  • 投資家やビジネスオーナーとして成功するためには、勝ちに対しても負けに対しても感情的に中立の立場でいなければいけない。買ったり負けたりは単にゲームの一部にすぎないのだから」
  • 「落ち着いて、頭をはっきりさせて考えるんだ。先入観を持たず心を開いて前進を続けろ。同じ道を通ったことのある人に相談して意見を求めるんだ。おまえを最善の道に導いてくれる力、おまえを超えたその力を信じ続けるんだ」


第九章 銀行そのものになれ

  • 実り豊かでしあわせな人生を送るための秘訣の一つは、どんな変化が訪れようと適切に対応できるように、つねに柔軟性を持っていることだ。
  • キャッシュフロー・クワドラントの右側では、何もないところからお金を作り出すために創造的なことがたくさんできる。そのために必要なのは銀行の役目をすることだけだ。
  • 彼らの資産は信託財産となっていたり会社のものになっていて、保護されている。
  • 資産からの収入の流れを自分の会社を通すことで、何もしなければ税金という形で政府にとらわれてしまう分を大幅に減らすことができる。
  • だからいま従業員として働いている人は、そのまま仕事を続けてもよいが、余暇を使ってぜひBやIのクワドラントについて勉強してほしい。経済的自由により速く到達するための道はBとIのクワドラントのなかにあるのだから。
  • 投資の対象が不動産だろうがビジネスだろうが、あるいは株式や社債だろうが、健全な投資家になるためにはかならず「幅広いビジネス感覚」が必要だ。
  • お金でお金を作る方法をあなたが知っていれば、人もお金もあなたのまわりに集まる。小さく始め、じっくり時間をかけよう。経験はお金よりずっと価値がある。
  • 大衆はいつまでも、政府がお金や健康に関する自分たちの問題を解決してくれることをあてにしている。実際は政府にそんな力はない。
  • 右側での最大の関心事は公平や安定ではなく、自由と、このゲームを愛する心だ。あなたが右側でプレーをしたいと思っているなら、そこですでにプレーしている人たちは喜んで迎えてくれる。
  • 「ビジネスを立ち上げ、不動産を買え」


第三部 クワドラントの右側で成功するために

第十章 まずはヨチヨチ歩きから

  • 「千里の道もヨチヨチ歩きの一歩から」
  •  アーロンが勧めるのは、長い時間をかけて実現する大きな夢や望みを持つことだ。
  • 大きな夢を持ち、長期的な展開を持って考えること。そして毎日の目標は控えめにしてヨチヨチ歩きをする。これが長期的な成功の秘訣であり、キャッシュフロー・クワドラントの左側から右側へ移動するための秘訣でもある。
  • 情報時代に成功を収めたいと思っている人は、このようなパターンで考えるために必要なファイナンシャル・インテリジェンスエモーショナル・インテリジェンス(感情面の知性)を速く身につけることが大事だ。
  •  情報時代には、物理的にいちばん一生懸命働いている人の収入が最も少ないのがふつうになるだろう。いまでもすでにそうなっているし、歴史的に見てもそうだ。
  • ゲームをするためには学習のプロセスに全面的に参加することが必要だからだ。


第十一章 ラットレースから抜け出すための七つのステップ

  • 目的地に到達するためにはいま自分がどこにいるかを知る必要がある。財務諸表を作ることは、自分の人生を自分でコントロールし、本来自分がやるべきことにより多くの時間を費やすための一歩となる。
  • 多くの人が金銭的な問題をかかえているいちばんの理由は、キャッシュフローの管理の仕方を学校で教えてもらったことがないからだ。
  • 「キャッシュフローの管理に問題がある場合には、いくら収入が増えても問題は解決しない」
  • たいていの人が経済的な余裕を持てない理由は、毎月支払わなければならない請求書があるからだ。電話代の請求書、税金の請求書、電気やガスの請求書、クレジットカードの請求書、食料品店からの請求書...たいていの人は毎月、まずこういった他人への支払いをして、自分への支払いはいちばん最後にする。もっとも、そのときまでお金が残っていればの話だが。このやり方は、個人の経済状態を改善するための大原則に違反している。この大原則とは言うまでもなく、「まず自分に支払う」ことだ。
  • 「短期間に大きな富を得たいと思ったら、お金に関する大きな問題を自分からすすんで背負え」
  •  自分のふところ具合の心配をし、キャッシュフローをしっかり管理し、速くファースト・トラックを見つけて金持ちになる方が楽だ。政治のシステムを変えるより自分自身を変えるほうがずっと簡単だと思うが、どうだろうか?
  • 「収入の範囲で質素な暮らしをするのではなく、収入そのものを増やすことを考えろ」そして、そのための方法として、資産を築き、株の売買益などの資本利得、配当、ビジネスからのよぶんな収入、不動産からの家賃収入、特許使用料・印税といった不労所得を増やす努力をする
  •  現在の欲求の充足を将来に延期すること(エモーショナル・インテリジェンスを持っている証拠)、他人ではなく自分のめんどうをみること、まず自分の資産を築くこと、この三つによって、誘惑による人間の魂の堕落を引き止めることができるということだ。
  • 「成功の大きさは、それを望む気持ちの強さ、夢の大きさ、それを達成するまでに経験する失望の処理の仕方によって決まる。
  •  自分のほかの人とは違う才能があると心から信じることだ。
  • いまの状態では不満で、すぐにでも何かする必要があることを自覚している人もいる。こういう人がいちばん本音で話す。彼らは自分自身に対する評価を正確に反映した言葉、つまり自分の魂が映し出された言葉を使って話す。

2-3.要約③:まとめ、おわりに

  •  さあ、あなたはバケツで水を運び続けるのをやめる準備—そして、自分と家族を養い、自分の望むライフスタイルを維持するためのキャッシュフローのパイプラインを建設し始める準備—ができただろうか?
  •  学ぶべきことはたくさんある。たとえいまあなたが自分には十分な知識があると思っていても、まだまだ学ぶべきことはあるのだ。学習は一生続く。
  • いちばんたいへんなのは最初だ。「これをやるぞ」としっかり心に決めて取り組めば、あとは人生はどんどん楽になっていく。
  • 他人のためではなく自分のために働くのはむずかしいことでもなんでもない。言ってみれば常識だ。

3.著者紹介

ロバート・キヨサキ

投資家・著述家・教師。日系四世としてハワイで生まれ育ち、ハイスクールを出て、ニューヨーク州の商船アカデミーで学ぶ。卒業後、海兵隊に入隊し、士官、 ヘリコプターパイロットとしてベトナムに出征。帰還後、ゼロックス社に勤務。1977年にナイロンとベルクロを使ったサーファー用財布の会社を起こし、全 世界で驚異的な売上を記録した。1985年にはビジネスと投資を教える教育会社を起こす。47歳でビジネスを売却し、いったん引退。その間に書き上げた 『金持ち父さん貧乏父さん』が全世界で大ベストセラーとなった(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 勝てるビジネスチームの作り方 (金持ち父さんのアドバイザーシリーズ)  (ISBN-13: 978-4480863966 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

4-1.Amazon説明文

ミリオンセラーになった『金持ち父さん貧乏父さん』に衝撃を受けながらも、どこか割りきれない思いを抱いた人は多いかもしれない。第2弾である本書は、さらに論を進めて、実際に「経済的な自由」を手に入れるためにどんなプロセスを踏めばいいかをテーマにしている。「金持ち父さん」の教えを実践しようという人にとって待望の書であり、それ以外の人には、お金や仕事に対する自分のこだわりがどこにあるかを気づかせてくれる1冊となるだろう。

 「金持ち父さん」と「貧乏父さん」の教えを軸にした展開は前作と基本的に変わらない。ただ今回は、E(従業員)とS(自営業者)、B(ビジネス・オーナー)とI(投資家)の4つのクワドラントからなる「キャッシュフロー・クワドラント」という図を採用。それぞれのクワドラントに属する人のお金や仕事に対する考え方の違いを論じ、E、SからB、Iのクワドラントに移行するためのアイデアを提案している。最終のゴールとするB、Iのクワドラントについては、そこで成功するための指針を示している。


著者によると、この4タイプの人間の違いは、働くのは自分か他人か、お金は誰がどこからもたらすのか、といった考え方の違いが根本にあるという。自分が属するクワドラントを乗り越え、希望のクワドラントに移行するための手段は、本シリーズ最大のポイントにもなっている「ファイナンシャル・リテラシー(お金に関する数字や言葉を理解する力)」の修得に尽きる。税金、資産、投資、負債、貸借対照表などのトピックスをタイプ別に読み解く著者のリテラシーは、今回も新鮮な驚きをもたらしてくれる。


ただ、リテラシーを獲得した後にどのタイプを選ぶかはそれぞれの価値観にかかわる問題である。著者がそこに踏み込んで、BやIを優位においたのは誤解を招くところだろう。働きがいや自己実現などの「ゴール」もまた無視できない。その点でB、Iがどうなのかも著者に論じてほしいテーマである。(棚上 勉)

4-2.Amazonレビュー

評価が高い有用性のあるレビュー

★★★★★ お金に関する知識を増やすことは重要なのはわかったが、極端な勘違いには要注意!


本書は、お金の流れの状態によって、人のワークスタイルを次ぎの4つに分類している。
E・・・Employee (従業員)、S・・・Self-Employed (自営業者)、B・・・Business Owner (ビジネスオーナー)、I・・・Investor (投資家)
 
 前著、『金持ち父さん 貧乏父さん』も読んだが、これは画期的な本だと思う。これまで、お金に関することを堂々と論じることがある意味ではタブーとされてきたが、おそらく初めてその風潮を破った本といえるだろう。そして、数年前(今もか?)に現れた’拝金主義’・’資本至上主義’の火蓋を切った本とも言える。リーマンショック以前の、金融バブル・ITバブルのメインプレーヤーたちの思想に大きな影響を与えたんじゃないだろうか?

 ただし、本書をよく読むと、筆者は、各人はお金に対する価値観がそれぞれ異なっているので、自分のタイプにあったやり方をするように薦めている。つまり、何も全ての人に、B・Iタイプを推奨しているわけではない。筆者が言いたかったのは、’お金に関する知識を増やすべきだ’、ということ。

 そして、この本には読者にとって有益なことがたくさん書いていて、得る物は確かに多い。しかし、ここであえて注意点を挙げたい。それは、筆者はあまりにも’公共心に欠けている’、ということだ。この本の主張のほとんど全てが、’自分の懐を豊かにするにはどうしたらよいか’で、’社会に対してどういう貢献をするべきか’、という視点はほとんどないと言ってよい。これからこの本を読む人は、この本だけを読んで、「オレの今までの働き方は今まで間違ってたんだ」と極端に勘違いしないこと、を注意していただきたい。

 評価が高くない有用性のあるレビュー

★☆☆☆☆ 読んでください

 皆さん、この本について星5つあげてる方ばかりなので、あえて星1つにしました。それほどまでに読者をひきつける魔力がこの本にはあるのか、と改めて思い、自分もその魔力にやられている一人として心配になりました。

 「自由」という言葉が好きな人にとってこの本はとても魅力的な世界をみせてくれると思います。しかし、それだけこの本に書いてある内容は生半可な「自由」への思いではやっていけないほどの真剣な眼差しで、いつも読む人を試しています。真にこの本を理解しようと思うなら、いろいろな犠牲を払って、行動しなければいけないと思います。(何でもそうですが)  EグループのMLにこの本についてのものがあります。

5.この本の目次

はじめに キャッシュフロー・クワドラントとは何か

第一部 クワドラントの右側か左側か

第一章 私があえてホームレスになったわけ

第二章 クワドラントが違えば人間も違う

第三章 人はなぜ自由よりも安全を求めるのか

第四章 ビジネスシステムを手に入れる

第五章 まずはレベル4の投資家になる

第六章 お金は目に見えない

第二部 最高にあなたを引き出す

第七章 なりたい自分になる

第八章 どうしたら金持ちになれるか

第九章 銀行そのものになれ

第三部 クワドラントの右側で成功するために

第十章 まずはヨチヨチ歩きから

第十一章ラットレースから抜け出すための七つのステップ

おわりに 道はかならず見つかる

6.本の紹介

「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」

経済的自由があなたのものになる「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」

ロバート・キヨサキ
筑摩書房

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